シャトルは2015年5月に登場した、ホンダのステーションワゴンです。フィットの車台を使いながら荷室を大きく取った実用型で、それまでのフィットシャトルの後を継ぐ形で車名が短くなりました。2022年12月に生産を終え、後継は用意されていません。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたシャトル、合計711台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。先代にあたるフィットシャトルは車検証の車名が別のため、このページには含めていません。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和42022年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 3 11.913.8万km 64.6万円 55.771.0万円 30%
令和32021年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 19 911.4万km 68.8万円 43.980.1万円 32%
令和22020年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 6 10.613.8万km 56.6万円 34.065.3万円 26%
令和12019年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 14 1014.7万km 66.4万円 58.673.5万円 31%
平成302018年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 7 8.812.8万km 50.4万円 41.256.4万円 24%
平成292017年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドX 5 8.111.8万km 53.1万円 46.061.2万円 24%
平成282016年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドX 4 9.812.4万km 41.3万円 25.453.5万円 19%
平成272015年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドX 20 11.714.7万km 26.4万円 14.353.5万円 12%
平成282016年 2015年5月〜2022年12月 G 8 811.5万km 74.5万円 51.899.7万円 44%
平成272015年 2015年5月〜2022年12月 G 5 11.314.4万km 56.1万円 15.199.3万円 33%
平成292017年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド 7 11.815万km 50.4万円 39.060.5万円 25%
平成282016年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド 5 10.814.3万km 28.3万円 14.242.7万円 14%
平成272015年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド 4 12.215万km 20.8万円 17.327.3万円 10%
平成292017年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドZ 5 11.214万km 33.5万円 16.550.0万円 14%
平成282016年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドZ 2 17.117.2万km 25.7万円 23.328.2万円 11%
平成272015年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッドZ 16 9.814.1万km 38.1万円 19.253.8万円 16%
令和32021年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 4WD 3 14.417万km 45.6万円 37.456.1万円 19%
令和12019年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 4WD 5 12.417.2万km 42.1万円 22.062.0万円 18%
平成302018年 2015年5月〜2022年12月 ハイブリッド ホンダセンシング 4WD 2 6.76.8万km 61.0万円 54.767.3万円 27%

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和3年式のハイブリッド ホンダセンシングであれば、出品59台の中央値は約99,000kmでした。

グレード名はホンダのカタログ表記に合わせています。ホンダは「ハイブリッドX」のように動力を名前の頭に付けるため、表でも同じ並びにしています。「G」だけが1.5Lガソリン、頭に「ハイブリッド」が付くものがハイブリッドです。

「ホンダセンシング」は運転支援の名前です。2017年9月に装着車が別グレードとして加わり、2018年6月に非装着車が消えました。このため平成30年式から上はすべてホンダセンシング付きとして扱っています。

四輪駆動は型式で分かれます(GK9・GP8)。ガソリンは前輪駆動がGK8、ハイブリッドの前輪駆動がGP7です。

先代のフィットシャトルは車検証の車名が別で、このページの数字には含まれていません。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

シャトル
※2015.5〜2022.12

576台5.7219万円

型式:GK8(1.5Lガソリン・前輪駆動)/GK9(同・四輪駆動)/GP7(ハイブリッド・前輪駆動)/GP8(同・四輪駆動)。グレードはガソリンがGの1本、ハイブリッドが素のハイブリッド・ハイブリッドX・ハイブリッドZの3本立てです。

今回該当したのは711台。生産期間は7年半ですが、2019年5月の改良で装備が入れ替わっており、平成30年式の前後で買い手の見方が変わります。

2019年10月に消費税率が8%から10%へ変わっています。残価率はその年式当時の支払額で計算しており、税率の違いは調整していません。

※価格は全て税込表示です

ハイブリッド ホンダセンシング

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
3 11.913.8万km  55.771.0万円 64.6万円 30%
令和3
2021年
19 911.4万km  43.980.1万円 68.8万円 32%
令和2
2020年
6 10.613.8万km  34.065.3万円 56.6万円 26%
令和1
2019年
14 1014.7万km  58.673.5万円 66.4万円 31%
平成30
2018年
7 8.812.8万km  41.256.4万円 50.4万円 24%
平成29
2017年
1 13.813.8万km  51.751.7万円 51.7万円 25%

ハイブリッドX

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成29
2017年
5 8.111.8万km  46.061.2万円 53.1万円 24%
平成28
2016年
4 9.812.4万km  25.453.5万円 41.3万円 19%
平成27
2015年
20 11.714.7万km  14.353.5万円 26.4万円 12%

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成28
2016年
8 811.5万km  51.899.7万円 74.5万円 44%
平成27
2015年
5 11.314.4万km  15.199.3万円 56.1万円 33%

ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成29
2017年
7 11.815万km  39.060.5万円 50.4万円 25%
平成28
2016年
5 10.814.3万km  14.242.7万円 28.3万円 14%
平成27
2015年
4 12.215万km  17.327.3万円 20.8万円 10%

ハイブリッドZ

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成29
2017年
5 11.214万km  16.550.0万円 33.5万円 14%
平成28
2016年
2 17.117.2万km  23.328.2万円 25.7万円 11%
平成27
2015年
16 9.814.1万km  19.253.8万円 38.1万円 16%

ハイブリッド ホンダセンシング 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
1 26.126.1万km  40.740.7万円 40.7万円 17%
令和3
2021年
3 14.417万km  37.456.1万円 45.6万円 19%
令和1
2019年
5 12.417.2万km  22.062.0万円 42.1万円 18%
平成30
2018年
2 6.76.8万km  54.767.3万円 61.0万円 27%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
ハイブリッドX ホンダセンシング 33 2.423.8万km  20.4189万円 77.2万円
ハイブリッドX 4WD 28 6.628.3万km  11.277.3万円 28.9万円
ハイブリッドX特別仕様車スタイルエディション 27 2.527.5万km  13.586.5万円 39.3万円
G ホンダセンシング 23 2.219.4万km  31.2219万円 126万円
G ホンダセンシング 4WD 13 4.719.6万km  59.3177万円 114万円
ハイブリッドZ 4WD 12 4.730.8万km  18.188.3万円 32.4万円
ハイブリッド 4WD 11 8.426.2万km  14.071.2万円 29.7万円
ハイブリッドZ ホンダセンシング 10 2.322.4万km  42.2192万円 96.6万円
G 4WD 10 6.520.1万km  11.689.7万円 38.1万円
ハイブリッドX ホンダセンシング 4WD 8 1021.8万km  24.573.2万円 46.4万円
ハイブリッドZ特別仕様車スタイルエディション 7 3.111.4万km  17.992.0万円 53.9万円
ハイブリッドZ ホンダセンシング 4WD 3 5.312.3万km  55.795.5万円 81.7万円
ハイブリッドX特別仕様車スタイルエディション 4WD 3 13.918.6万km  14.623.6万円 19.6万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和4 G ホンダセンシング 4.5万km ブラック 4.5 219万円
上位 平成30 ハイブリッド ホンダセンシング 6.3万km シルバー 4.0 71.0万円
中央 平成30 ハイブリッド ホンダセンシング 16.8万km パール 3.5 50.5万円
下位 平成27 ハイブリッドX 10万km ブルー 3.5 31.6万円
最安値 平成28 ハイブリッド 18.2万km ブルー 2 5.7万円

相場の寸評

年式が素直に効きます。令和4年式が119万円(10台)、令和3年式が80.7万円(92台)、令和2年式が74.9万円(31台)、令和1年式が76.2万円(71台)、平成30年式が61.1万円(48台)、平成29年式が53.5万円(77台)、平成28年式が43.3万円(90台)、平成27年式が32.3万円(157台)。いちばん新しい令和4年式といちばん古い平成27年式で86.7万円の開きがあります。ワゴンは年式で買い手が入れ替わりにくく、この階段はそのまま「1年待つといくら下がるか」の目安になります。

走行距離も強く効きます。40,000km未満が109万円(32台)、40,000〜80,000kmが92.2万円(96台)、80,000〜120,000kmが56.1万円(163台)、120,000〜160,000kmが43.2万円(152台)、160,000km以上が32.5万円(133台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で76.5万円、率にすると70%下がります。荷室を使う車なので距離が伸びやすく、年式が新しくても距離が出ていると評価は伸びません。

新車価格に対する落札額は、G ホンダセンシングで79%、ハイブリッド ホンダセンシングで24〜32%でした。ガソリンの方が高い割合で戻っています。新車価格はハイブリッドが30.0万円高い設定でしたが、中古では分母の大きさがそのまま効いて割合が下がります。

そのガソリンGは、素のハイブリッドと比べて平成28年式では平均46.2万円高く、平成27年式では平均35.2万円高くなりました。比べられた2通りのうち2通りでガソリンが上に来ています。ホンダはフィット・ステップワゴン・ヴェゼルでも同じ向きが出ており、電池の劣化を織り込む買い手が多いためと見ています。

ハイブリッドの中では、ハイブリッドXが素のハイブリッドと比べて平成29年式では平均2.7万円高く、平成28年式では平均13.0万円高く、平成27年式では平均5.6万円高く、ハイブリッドZがハイブリッドXと比べて平成29年式では平均19.6万円安く、平成27年式では平均11.7万円高くなりました。新車価格の差はXと素の差が20.0万円、ZとXの差が19.0万円です。Xについては比べられた3通りのうち3通りで中古でも上に来ています。一方Zは2通り中1通りでしか上に来ておらず、上級グレードの上乗せがそのまま残るとは言えません。

四輪駆動は、同じハイブリッド ホンダセンシングで比べて令和3年式では平均23.2万円安く、令和1年式では平均24.3万円安くなりました。新車では19.4万円〜19.8万円高い仕様です。雪の降る地域では四輪駆動が好まれるため、お住まいの地域によって評価が変わる部分です。ただし今回の落札台数は令和3年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

*

修復歴があるといくら下がるか

117台シャトルで32%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ711台のうち、117台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
シャトル 94 -7082% 32% 安い 12台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
シャトル 修復歴なし 令和2 ハイブリッド ホンダセンシング 2.1万km 4 127万円
シャトル 修復歴あり 令和2 ハイブリッド ホンダセンシング 2.1万km 修復有 63.5万円 △63.1万円50%
シャトル 修復歴なし 令和3 ハイブリッドZ ホンダセンシング 2.6万km 4.5 192万円
シャトル 修復歴あり 令和4 ハイブリッドZ ホンダセンシング 2.5万km 修復有 129万円 △63.2万円33%

シャトルでは中央値で32%下がります。94台を照合した結果です。修復歴なしの側が58.1万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと14.1万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

シャトルは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

*