プリウスαは2011年5月に登場した、プリウスをもとにした背の高いワゴンです。2列5人乗りと、3列7人乗りの2種類があり、7人乗りだけはリチウムイオン電池を積んで室内空間を稼いでいました。2021年3月に生産を終えており、直接の後継車はありません。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたプリウスα、合計983台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
令和32021年 40系 S 2 811.8万km 163万円 137190万円
令和22020年 40系 S 2 1012.5万km 132万円 127137万円
平成302018年 40系 S 3 16.122万km 110万円 107114万円
平成292017年 40系 S 4 9.312.3万km 117万円 108123万円
平成282016年 40系 S 6 9.512.9万km 93.1万円 71.6114万円
平成272015年 40系 S 8 13.218.7万km 61.9万円 50.473.0万円
平成262014年 40系 S 9 12.315.9万km 43.3万円 30.066.7万円
平成252013年 40系 S 20 13.316.8万km 38.8万円 17.858.4万円
平成242012年 40系 S 20 13.918.9万km 36.8万円 27.245.8万円
平成232011年 40系 S 20 13.818.6万km 32.2万円 20.742.0万円
平成302018年 40系 G 3 8.811万km 132万円 109144万円
平成292017年 40系 G 2 9.19.6万km 134万円 124144万円
平成282016年 40系 G 2 14.215.6万km 95.1万円 94.395.9万円
平成272015年 40系 G 10 11.615.1万km 75.3万円 57.898.5万円
平成262014年 40系 G 2 10.212.2万km 51.3万円 47.355.3万円
平成252013年 40系 G 6 17.719.9万km 37.9万円 24.555.9万円
平成242012年 40系 G 17 12.117.9万km 44.7万円 23.558.1万円
平成232011年 40系 G 13 13.119.3万km 36.7万円 25.749.4万円
平成262014年 40系 Sツーリングセレクション 7 1316.7万km 47.3万円 36.959.4万円
平成252013年 40系 Sツーリングセレクション 13 13.118万km 50.4万円 38.060.7万円
平成242012年 40系 Sツーリングセレクション 13 12.618.7万km 39.4万円 20.854.1万円
平成232011年 40系 Sツーリングセレクション 12 13.619.8万km 31.6万円 19.145.2万円
平成262014年 40系 S チューン ブラック 17 14.620.5万km 39.1万円 26.153.1万円
平成252013年 40系 S チューン ブラック 14 13.317.3万km 38.4万円 24.948.8万円
令和12019年 40系 S Lセレクション 2 12.517万km 113万円 109116万円
平成272015年 40系 S Lセレクション 5 17.419.6万km 57.5万円 49.767.8万円
平成262014年 40系 S Lセレクション 4 13.115.9万km 38.4万円 28.147.9万円
平成252013年 40系 S Lセレクション 3 1518.1万km 27.9万円 23.530.9万円
平成242012年 40系 S Lセレクション 6 15.120.2万km 33.7万円 27.838.4万円
平成232011年 40系 S Lセレクション 6 13.315.4万km 28.6万円 19.535.4万円
平成282016年 40系 Gツーリングセレクション 2 14.214.9万km 88.6万円 79.897.5万円
平成262014年 40系 Gツーリングセレクション 2 10.815万km 58.7万円 54.962.5万円
平成252013年 40系 Gツーリングセレクション 3 17.622万km 40.3万円 29.349.7万円
平成242012年 40系 Gツーリングセレクション 4 17.822.2万km 38.6万円 34.442.7万円
平成232011年 40系 Gツーリングセレクション 4 14.519万km 34.9万円 29.143.6万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成25年式のSであれば、出品76台の中央値は約147,000kmでした。

プリウスαは全車が1.8Lハイブリッドのため、グレード名にハイブリッドの表記は付けていません。5人乗りと7人乗りも、相場がほとんど変わらないため同じ行にまとめています。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

40系プリウスα
※2011.5〜2021.3

758台6.2200万円

型式:ZVW40W/ZVW41W。全車が1.8Lのハイブリッドで、駆動方式も2WDだけです。ZVW40Wが3列シートの7人乗り、ZVW41Wが2列シートの5人乗りにあたります。

一部改良は2014年11月と2018年11月で、どちらも年の途中です。年式で前期と後期を切り分けられないため、ここでは分けずに年式順で並べています。

2021年3月で生産を終えており、現行にあたる世代がありません。そのため残価率は掲載せず、実際の落札額だけを載せています。

今回の集計では758台が該当し、走行距離の中央値は15.2万kmでした。ミニバン代わりに長く乗られる車で、走行距離の幅がとても広いのが特徴です。

※価格は全て税込表示です

S

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和3
2021年
2 811.8万km  137190万円 163万円
令和2
2020年
2 1012.5万km  127137万円 132万円
平成30
2018年
3 16.122万km  107114万円 110万円
平成29
2017年
4 9.312.3万km  108123万円 117万円
平成28
2016年
6 9.512.9万km  71.6114万円 93.1万円
平成27
2015年
8 13.218.7万km  50.473.0万円 61.9万円
平成26
2014年
9 12.315.9万km  30.066.7万円 43.3万円
平成25
2013年
20 13.316.8万km  17.858.4万円 38.8万円
平成24
2012年
20 13.918.9万km  27.245.8万円 36.8万円
平成23
2011年
20 13.818.6万km  20.742.0万円 32.2万円

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成30
2018年
3 8.811万km  109144万円 132万円
平成29
2017年
2 9.19.6万km  124144万円 134万円
平成28
2016年
2 14.215.6万km  94.395.9万円 95.1万円
平成27
2015年
10 11.615.1万km  57.898.5万円 75.3万円
平成26
2014年
2 10.212.2万km  47.355.3万円 51.3万円
平成25
2013年
6 17.719.9万km  24.555.9万円 37.9万円
平成24
2012年
17 12.117.9万km  23.558.1万円 44.7万円
平成23
2011年
13 13.119.3万km  25.749.4万円 36.7万円

Sツーリングセレクション

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成28
2016年
1 12.212.2万km  94.094.0万円 94.0万円
平成27
2015年
1 13.713.7万km  61.061.0万円 61.0万円
平成26
2014年
7 1316.7万km  36.959.4万円 47.3万円
平成25
2013年
13 13.118万km  38.060.7万円 50.4万円
平成24
2012年
13 12.618.7万km  20.854.1万円 39.4万円
平成23
2011年
12 13.619.8万km  19.145.2万円 31.6万円

S チューン ブラック

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成30
2018年
1 23.523.5万km  114114万円 114万円
平成26
2014年
17 14.620.5万km  26.153.1万円 39.1万円
平成25
2013年
14 13.317.3万km  24.948.8万円 38.4万円

S Lセレクション

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和2
2020年
1 28.728.7万km  90.690.6万円 90.6万円
令和1
2019年
2 12.517万km  109116万円 113万円
平成30
2018年
1 7.97.9万km  119119万円 119万円
平成29
2017年
1 11.411.4万km  112112万円 112万円
平成28
2016年
1 15.315.3万km  80.280.2万円 80.2万円
平成27
2015年
5 17.419.6万km  49.767.8万円 57.5万円
平成26
2014年
4 13.115.9万km  28.147.9万円 38.4万円
平成25
2013年
3 1518.1万km  23.530.9万円 27.9万円
平成24
2012年
6 15.120.2万km  27.838.4万円 33.7万円
平成23
2011年
6 13.315.4万km  19.535.4万円 28.6万円

Gツーリングセレクション

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
1 16.516.5万km  126126万円 126万円
平成28
2016年
2 14.214.9万km  79.897.5万円 88.6万円
平成26
2014年
2 10.815万km  54.962.5万円 58.7万円
平成25
2013年
3 17.622万km  29.349.7万円 40.3万円
平成24
2012年
4 17.822.2万km  34.442.7万円 38.6万円
平成23
2011年
4 14.519万km  29.143.6万円 34.9万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
G チューン ブラック 23 3.634.8万km  23.0102万円 52.0万円
Sツーリングセレクション・G’s 16 6.422.8万km  76.5162万円 113万円
S チューン ブラックII 12 3.721.4万km  103175万円 130万円
Gツーリングセレクション・スカイライトパッケージ 4 7.821.5万km  37.051.7万円 44.1万円
Sツーリングセレクション・GRスポーツ 3 3.48.2万km  178198万円 187万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和1 G 2.2万km シルバー 4.0 200万円
上位 平成25 Gツーリングセレクション 15万km パール 4.0 57.4万円
中央 平成25 S チューン ブラック 16.5万km パール 3.5 42.9万円
下位 平成24 S 15.3万km ブラック 3.5 32.2万円
最安値 平成23 S 26.9万km ブラック 3.5 6.2万円

相場の寸評

年式ははっきり効きます。主力のSを走行130,000〜200,000kmに揃えて並べると、令和2年式が132万円、平成28年式が93.1万円、平成27年式が61.9万円、平成25年式が38.8万円、平成23年式が32.2万円。令和2年式と平成23年式では100万円、率にして76%の差がつきました。ただし今回の落札台数は令和2年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

ただし、この車でいちばん金額を動かしているのは走行距離です。平成25〜27年式のSで距離帯ごとに並べると、100,000km未満が70.1万円、100,000〜150,000kmが48.0万円、150,000〜200,000kmが43.4万円、200,000〜250,000kmが34.2万円、250,000km以上が36.0万円。100,000km未満と250,000km以上では34.1万円、率にして49%の差があります。250,000kmを超える個体が19台も出ていること自体、この車の使われ方を表しています。

その一方で、200,000〜250,000kmと250,000km以上では1.7万円しか違いません。200,000kmを超えたあたりで下げ止まっており、そこから先は距離を理由にした減額の根拠が薄くなります。多走行だからと最初から諦める必要はないということです。

グレードの差はほとんどありません。平成25〜27年式・走行150,000km未満に揃えて並べると、S Lセレクションが44.0万円、S チューン ブラックが50.1万円、Sが58.5万円、Gが61.3万円、Sツーリングセレクションが61.8万円。いちばん下と上で17.8万円の開きにとどまります。装備の違いより、その1台がどれだけ走っているかで金額が決まる車です。

7人乗りと5人乗りの差も小さいままです。グレードと年式と走行距離をすべて揃えて比べられた組み合わせは11通りあり、差の中央値は2.6万円でした。いちばん開いた組でも7人乗りが47.7万円高いだけで、4通りでは逆に5人乗りの方が最大6.9万円高く出ています。3列シートが欲しい層は最初から別の車を見ているのでしょう。売るときに「7人乗りだから高い」と期待しすぎない方が安全です。

今回のデータ983台のうち、修復歴ありは199台、全体の20%を占めました。走行距離の多さと合わせて、よく走り、よくぶつけられている車だと言えます。修復歴があっても値が付く相場ではありますが、下落幅は次の章にまとめています。

この世代の758台は6.2万円から200万円に広がり、平均は52.0万円。上と下で32倍もの開きがあるのは、年式より走行距離の差が大きいためです。同じ年式でも100,000kmと250,000kmでは別の車として扱われます。

*

修復歴があるといくら下がるか

199台40系で19%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ983台のうち、199台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
40系 187 -10272% 19% 安い 40台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
40系 修復歴なし 平成28 S 5.2万km 4.0 127万円
40系 修復歴あり 平成29 S 3.9万km 修復有 99.0万円 △28.1万円22%
40系 修復歴なし 平成24 G 5.4万km 4 81.7万円
40系 修復歴あり 平成24 G 4.3万km 修復有 29.5万円 △52.2万円64%

40系では中央値で19%下がります。187台を照合した結果です。修復歴なしの側が45.2万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと8.6万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

プリウスαは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。グレードや乗車定員より走行距離が金額を決めており、同じ年式でも大きな開きが出ます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

*