カローラツーリングは2019年9月に登場した、カローラのステーションワゴンです。カローラフィールダーの後を継ぐ位置づけながら、車体は一回り大きくなりました。1.8Lハイブリッドを中心に、発売当初は1.8Lガソリンと1.2Lターボ、2022年10月の改良からは1.5Lと2.0Lのガソリンが選べます。世代交代はまだなく、今回のデータもすべて210系です。

このページでは、2026年7月にオートオークションで落札されたカローラツーリング、合計437台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年7月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和62024年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 4 1.62.1万km 267万円 260280万円 91%
令和52023年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 5 3.54.2万km 233万円 212262万円 82%
令和42022年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 2 55.6万km 215万円 213216万円 77%
令和32021年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 8 7.99.9万km 156万円 139169万円 56%
令和22020年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 10 7.69.9万km 149万円 138163万円 53%
令和12019年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 3 6.78.1万km 146万円 139153万円 52%
令和42022年 210系 ダブルバイビー 1.8L 4 2.42.8万km 244万円 235251万円 103%
令和32021年 210系 ダブルバイビー 1.8L 4 45.2万km 215万円 199233万円 91%
令和22020年 210系 ダブルバイビー 1.8L 2 4.55.2万km 172万円 143201万円 73%
令和42022年 210系 S ハイブリッド 3 9.611.1万km 140万円 133151万円 53%
令和32021年 210系 S ハイブリッド 9 10.815.9万km 117万円 95.7135万円 44%
令和22020年 210系 S ハイブリッド 4 7.59.7万km 128万円 88.5178万円 48%
令和32021年 210系 G-X ハイブリッド 11 8.612.3万km 123万円 92.1137万円 50%
令和52023年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 4WD 2 3.44.2万km 215万円 195234万円 71%
令和32021年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 4WD 4 5.25.5万km 200万円 178219万円 67%
令和22020年 210系 ダブルバイビー ハイブリッド 4WD 2 9.610.5万km 148万円 142154万円 49%
令和42022年 210系 G-X 1.8L 7 810万km 151万円 135168万円 75%
令和32021年 210系 G-X 1.8L 2 7.98万km 116万円 108124万円 58%
令和22020年 210系 G-X 1.8L 2 7.68.9万km 132万円 114150万円 66%
令和12019年 210系 G-X 1.8L 3 9.914.4万km 89.0万円 79.895.2万円 44%
令和52023年 210系 ダブルバイビー 1.5L 7 1.82.6万km 261万円 246278万円 104%
令和32021年 210系 G-X ハイブリッド 4WD 3 12.114.6万km 109万円 97.5124万円 41%
令和22020年 210系 G-X ハイブリッド 4WD 4 17.220万km 84.4万円 79.988.4万円 31%

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和3年式のダブルバイビー(ハイブリッド)であれば、出品29台の中央値は約89,000kmでした。

ダブルバイビーは1.8L・1.5L・1.2Lターボ・ハイブリッドのどれにもあり、新車価格も別々に付いていました。そのためガソリンにはグレード名の後ろに排気量を入れています。「W×B」「WxB」と書かれることもありますが、すべてダブルバイビーのことです。

2022年10月の一部改良で、G-XとSが無くなってXとGに置き換わり、ガソリンも1.8Lから1.5Lへ替わりました。同じ210系でも、改良の前と後では選べるグレードが違います。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

210系カローラツーリング
※2019.9〜現行モデル

385台69.8294万円

型式:ZWE211W/ZWE219W/ZWE214W/ZWE215W/ZRE212W/MZEA17W/NRE210W/MZEA12W。ZWEがハイブリッドで、214と215が4WDです。ZREが1.8Lガソリン、MZEA17Wが1.5L、MZEA12Wが2.0L、NRE210Wが1.2Lターボになります。

2022年10月に一部改良が入り、グレードもエンジンも入れ替わりました。ただし年の途中の改良なので、前期と後期には分けず年式順で並べています。

この世代は現行モデルなので、残価率を掲載しています。グレード・排気量・駆動方式ごとに、その年式当時の新車価格で計算しました。

今回の集計では385台が該当し、走行距離の中央値は7.5万kmでした。同じ年式でも、グレードによって走っている距離がまるで違う車です。

※価格は全て税込表示です

ダブルバイビー ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
4 1.62.1万km  260280万円 267万円 91%
令和5
2023年
5 3.54.2万km  212262万円 233万円 82%
令和4
2022年
2 55.6万km  213216万円 215万円 77%
令和3
2021年
8 7.99.9万km  139169万円 156万円 56%
令和2
2020年
10 7.69.9万km  138163万円 149万円 53%
令和1
2019年
3 6.78.1万km  139153万円 146万円 52%

ダブルバイビー 1.8L

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
4 2.42.8万km  235251万円 244万円 103%
令和3
2021年
4 45.2万km  199233万円 215万円 91%
令和2
2020年
2 4.55.2万km  143201万円 172万円 73%
令和1
2019年
1 5.65.6万km  200200万円 200万円 84%

S ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
3 9.611.1万km  133151万円 140万円 53%
令和3
2021年
9 10.815.9万km  95.7135万円 117万円 44%
令和2
2020年
4 7.59.7万km  88.5178万円 128万円 48%

G-X ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
11 8.612.3万km  92.1137万円 123万円 50%
令和1
2019年
1 19.119.1万km  69.869.8万円 69.8万円 28%

ダブルバイビー ハイブリッド 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
2 3.44.2万km  195234万円 215万円 71%
令和4
2022年
1 77万km  218218万円 218万円 73%
令和3
2021年
4 5.25.5万km  178219万円 200万円 67%
令和2
2020年
2 9.610.5万km  142154万円 148万円 49%
令和1
2019年
1 5.95.9万km  204204万円 204万円 68%

G-X 1.8L

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
7 810万km  135168万円 151万円 75%
令和3
2021年
2 7.98万km  108124万円 116万円 58%
令和2
2020年
2 7.68.9万km  114150万円 132万円 66%
令和1
2019年
3 9.914.4万km  79.895.2万円 89.0万円 44%

ダブルバイビー 1.5L

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
1 2.52.5万km  207207万円 207万円 81%
令和5
2023年
7 1.82.6万km  246278万円 261万円 104%
令和4
2022年
1 66万km  255255万円 255万円 102%

G-X ハイブリッド 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
1 4.34.3万km  172172万円 172万円 64%
令和3
2021年
3 12.114.6万km  97.5124万円 109万円 41%
令和2
2020年
4 17.220万km  79.988.4万円 84.4万円 31%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
S 1.8L 14 1.612.6万km  112203万円 139万円
X 1.5L 12 0.78.8万km  139222万円 176万円
G-X プラス ハイブリッド 11 5.319.1万km  95.9163万円 119万円
X ハイブリッド 10 0.812.7万km  141198万円 168万円
X ハイブリッド 4WD 8 2.811万km  138185万円 158万円
G ハイブリッド 5 7.717.2万km  138162万円 152万円
G 1.5L 5 1.86.3万km  193240万円 218万円
S ハイブリッド 4WD 5 8.812.5万km  81.2138万円 118万円
ほか8グレード 18  99.7294万円 172万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 アクティブスポーツ ハイブリッド 0.9万km パール 4.5 294万円
上位 令和3 ダブルバイビー ハイブリッド 4.8万km パール 4.5 200万円
中央 令和5 G ハイブリッド 7.9万km シルバー 4.5 156万円
下位 令和3 ダブルバイビー ハイブリッド 14.1万km ブラック 4.0 128万円
最安値 令和1 G-X ハイブリッド 19.1万km グレー 3.5 69.8万円

相場の寸評

ハイブリッドに払った差額は、売るときに戻ってきません。新車ではダブルバイビーのハイブリッドが1.8Lガソリンより43.5万円高い設定でした。ところが年式と走行距離を揃えて比べられた6通りのうち、ハイブリッドが上回ったのは1通りだけです。令和4〜5年式の20,000〜40,000kmではハイブリッドが11台で232万円、1.8Lガソリンが4台で244万円、令和4〜5年式の40,000〜70,000kmではハイブリッドが6台で206万円、1.8Lガソリンが4台で216万円。差はガソリンが18.9万円上回る組から、ハイブリッドが11.6万円上回る組までにおさまります。

ところが残価率の表だけを見ると、話がまるで違って見えます。ダブルバイビーのハイブリッドは令和3年式が8台で56%、令和2年式が10台で53%。同じダブルバイビーの1.8Lガソリンは令和3年式が4台で91%です。これは、ハイブリッドの方が値落ちしやすいという意味ではありません。令和3年式の出品を見ると、走行距離の中央値はハイブリッドが8.9万km、1.8Lガソリンが4.6万kmと、倍近い開きがあります。距離を走る人がハイブリッドを選んでいるだけで、新車価格が43.5万円高いぶん分母も大きくなります。

グレードの差は、新車価格の差よりずっと大きく出ます。新車ではダブルバイビーがSより14.8万円高いだけでした。それが中古では、比べられた5通りすべてでダブルバイビーが上回り、令和4〜5年式の70,000km以上ではダブルバイビーが4台で189万円、Sが4台で138万円、令和2〜3年式の20,000〜40,000kmではダブルバイビーが5台で208万円、Sが3台で178万円。差は10.6万円から51.0万円に広がりました。

その理由も走行距離に表れています。ダブルバイビーのハイブリッドは走行距離の中央値が5.8万kmなのに対し、Sは11.1万km、G-Xは10.8万km、G-Xの4WDにいたっては14.6万kmです。下のグレードほど仕事で使われた個体が多く、同じ年式でも中身がまったく違う車として出てきます。その下のSとG-Xは新車で17.1万円しか違わず、中古でも令和2〜3年式の40,000〜70,000kmではSが4台で152万円、G-Xが4台で137万円と、14.9万円の開きにとどまりました。ダブルバイビーだけが別の位置にいる車です。

4WDの上乗せもほとんど残りません。新車ではダブルバイビーの4WDが2WDより19.8万円高い設定でした。令和4〜5年式の40,000〜70,000kmでは4WDが3台で210万円、2WDが6台で206万円、令和2〜3年式の40,000〜70,000kmでは4WDが6台で198万円、2WDが17台で190万円、令和2〜3年式の70,000km以上では4WDが6台で122万円、2WDが36台で139万円。2WDが16.9万円上回る組から、4WDが7.7万円上回る組までばらけています。雪の降る地域では値が付きますが、全国の平均としては新車の差額ぶんを回収できていません。

一方で、2022年10月の改良後に出た1.5Lガソリンは別格です。ダブルバイビーの令和5年式が7台で261万円、新車価格の104%でした。新車の納期が長かった時期に登録された個体が、ほぼ新車と同じ値段で取引されています。

走行距離の効き方も見ておきます。令和1〜3年式のダブルバイビー(ハイブリッド)で並べると、20,000〜40,000kmが5台で208万円、40,000〜70,000kmが19台で187万円、70,000km以上が41台で138万円。20,000〜40,000kmと70,000km以上では34%の差がつきました。ワゴンとして荷物を積んで走る車なので、距離が伸びた個体は正直に金額へ返ってきます。

修復歴ありの出品は437台中43台で、割合は10%でした。発売から7年の車としては標準的な水準です。下げ幅がどれくらいかはこのあとの項目にまとめています。

この世代の385台は69.8万円から294万円まで広がり、平均は166万円。同じカローラツーリングでも、ダブルバイビーの低走行とG-Xの多走行では別の相場です。査定額を見るときは、まず自分の車のグレードと走行距離を確かめてください。

*

修復歴があるといくら下がるか

43台210系で17%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ437台のうち、43台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
210系 30 -739% 17% 安い 1台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
210系 修復歴なし 令和6 ダブルバイビー ハイブリッド 0.9万km 5 276万円
210系 修復歴あり 令和6 ダブルバイビー ハイブリッド 0.6万km 修復有 176万円 △99.4万円36%
210系 修復歴なし 令和5 ダブルバイビー ハイブリッド 2.5万km 5 246万円
210系 修復歴あり 令和5 ダブルバイビー ハイブリッド 3.3万km 修復有 157万円 △89.1万円36%

210系では中央値で17%下がります。30台を照合した結果です。修復歴なしの側が128万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと23.1万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

カローラツーリングは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。同じダブルバイビーでも1.8Lか1.5Lかハイブリッドかで相場が違い、そこを取り違えると読み違えます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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