カローラスポーツは、2018年6月に登場したカローラの5ドアハッチバックです。セダンのカローラやワゴンのカローラツーリングと同じ土台を使いながら、全長を詰めて走りに振った作りになっています。登場時は1.2Lターボと1.8Lハイブリッドの2本立てで、2022年10月にターボが2.0Lへ置き換わりました。

このページでは、2026年7月にオートオークションで落札されたカローラスポーツ、合計195台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。1か月あたりの出品が少ないため、8週分をまとめています。セダンのカローラ、ワゴンのカローラツーリングはそれぞれ別のページです。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年7月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和52023年 210系 G Z ハイブリッド 2 3.34.8万km 230万円 220241万円 80%
令和42022年 210系 G Z ハイブリッド 2 1.82.6万km 219万円 200238万円 77%
令和32021年 210系 G Z ハイブリッド 3 6.37万km 184万円 173201万円 65%
令和22020年 210系 G Z ハイブリッド 2 6.98.1万km 166万円 160172万円 58%
令和12019年 210系 G Z ハイブリッド 7 68.2万km 155万円 119176万円 58%
平成302018年 210系 G Z ハイブリッド 4 5.97.2万km 153万円 148160万円 57%
令和52023年 210系 G ハイブリッド 2 4.65万km 208万円 204213万円 77%
令和12019年 210系 G ハイブリッド 4 9.310.2万km 118万円 79.9139万円 47%
平成302018年 210系 G ハイブリッド 5 7.58.9万km 125万円 112138万円 50%
令和42022年 210系 G Z 1.2Lターボ 3 4.15.1万km 252万円 246256万円 100%
令和12019年 210系 G Z 1.2Lターボ 6 3.95.5万km 185万円 161205万円 78%
平成302018年 210系 G Z 1.2Lターボ 2 5.56.3万km 171万円 166176万円 72%
令和32021年 210系 G スタイルパッケージ ハイブリッド 2 6.17万km 154万円 142167万円 56%

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和1年式のG Z(ハイブリッド)であれば、出品19台の中央値は約75,000kmでした。

同じG・G Zが1.2Lターボにも1.8Lハイブリッドにも2.0Lにもあり、新車価格も相場も違います。グレード名の後ろにエンジンを入れて行を分けました。

その年式当時の新車価格が1つに決まるため、残価率を載せています。1.2Lターボは2022年10月の改良でカタログから消えているため、令和5年式までしか出していません。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

210系カローラスポーツ
※2018.6〜

165台43.2284万円

型式:NRE210H/NRE214H/ZWE211H/ZWE213H/ZWE219H/MZEA12H。NREが1.2Lターボ、ZWEが1.8Lハイブリッド、MZEAが2022年10月に加わった2.0Lです。四輪駆動は1.2Lターボにだけ設定がありました。

2020年6月と2022年10月に改良が入っていますが、どちらも年の途中のため、前期と後期には分けず年式順に並べています。

その年式当時の新車価格が1つに決まるため、残価率を載せています。

今回の集計では165台が該当し、走行距離の中央値は6.1万kmでした。金額は43.2万円から284万円、平均164万円という水準にあります。

※価格は全て税込表示です

G Z ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 1.71.7万km  284284万円 284万円 90%
令和6
2024年
1 1.21.2万km  256256万円 256万円 86%
令和5
2023年
2 3.34.8万km  220241万円 230万円 80%
令和4
2022年
2 1.82.6万km  200238万円 219万円 77%
令和3
2021年
3 6.37万km  173201万円 184万円 65%
令和2
2020年
2 6.98.1万km  160172万円 166万円 58%
令和1
2019年
7 68.2万km  119176万円 155万円 58%
平成30
2018年
4 5.97.2万km  148160万円 153万円 57%

G ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 0.60.6万km  229229万円 229万円 82%
令和5
2023年
2 4.65万km  204213万円 208万円 77%
令和4
2022年
1 1.51.5万km  228228万円 228万円 86%
令和2
2020年
1 5.95.9万km  158158万円 158万円 60%
令和1
2019年
4 9.310.2万km  79.9139万円 118万円 47%
平成30
2018年
5 7.58.9万km  112138万円 125万円 50%

G Z 1.2Lターボ

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
1 22万km  255255万円 255万円 101%
令和4
2022年
3 4.15.1万km  246256万円 252万円 100%
令和3
2021年
1 2.42.4万km  191191万円 191万円 76%
令和1
2019年
6 3.95.5万km  161205万円 185万円 78%
平成30
2018年
2 5.56.3万km  166176万円 171万円 72%

G スタイルパッケージ ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
2 6.17万km  142167万円 154万円 56%
令和2
2020年
1 14.614.6万km  108108万円 108万円 39%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
G 1.2Lターボ 6 7.417.7万km  70.6150万円 115万円
G X ハイブリッド 5 3.47.3万km  152169万円 161万円
G Z 4WD 1.2Lターボ 5 3.611.2万km  105227万円 170万円
G スタイルパッケージ 1.2Lターボ 3 3.88.1万km  140204万円 168万円
G 4WD 1.2Lターボ 3 1.55.7万km  157191万円 177万円
G Z 2.0L 2 0.912.8万km  123233万円 178万円
G 2.0L 1 1.11.1万km  179179万円 179万円
G スタイルパッケージ 50ミリオンエディション ハイブリッド 1 3.63.6万km  232232万円 232万円
ほか2グレード 2  122205万円 163万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 G Z ハイブリッド 1.7万km パール 4.5 284万円
上位 令和3 G スタイルパッケージ ハイブリッド 1.8万km ブラック 3.5 196万円
中央 令和3 G スタイルパッケージ ハイブリッド 4.7万km その他 4.0 165万円
下位 平成30 G ハイブリッド 7.8万km ブラック 4 128万円
最安値 令和1 G Z ハイブリッド 34.9万km ブラック 3.5 43.2万円

相場の寸評

この車は走行距離がまっすぐ効きます。60,000km未満が76台で200万円、60,000〜100,000kmが55台で151万円、100,000〜150,000kmが26台で116万円、150,000〜200,000kmが6台で84.9万円。60,000km未満と150,000〜200,000kmの差は115万円、率にして57%です。ここまで素直に下がる車は、これまで見てきた中ではむしろ少数派になります。売る時期を決めるときは、まず走行距離を見てください。

年式も同じ向きに効きます。走行距離を60,000km未満に揃えて年式で並べると、令和7年式が3台で249万円、令和5年式が11台で227万円、令和4年式が9台で237万円、令和3年式が18台で197万円、令和2年式が10台で186万円、令和1年式が16台で177万円、平成30年式が8台で163万円。令和7年式と平成30年式の差は86.0万円あります。距離と年式のどちらもそのまま金額になる、教科書どおりの下がり方です。

ここからが、この車のいちばん面白いところです。1.2Lターボがハイブリッドより高く落ちています。G Zで年式を揃えて比べると、令和4年式では1.2Lターボが4台で248万円、ハイブリッドが4台で229万円、令和3年式では1.2Lターボが2台で230万円、ハイブリッドが11台で172万円、令和2年式では1.2Lターボが4台で186万円、ハイブリッドが10台で157万円、令和1年式では1.2Lターボが10台で179万円、ハイブリッドが19台で141万円、平成30年式では1.2Lターボが9台で149万円、ハイブリッドが9台で151万円。比べられた5通りのうち4通りでターボが上回りました。

ただし、走行距離だけを揃えると向きが定まりません。60,000km未満では1.2Lターボが21台で201万円、ハイブリッドが28台で204万円、60,000〜100,000kmでは1.2Lターボが5台で186万円、ハイブリッドが20台で160万円、100,000km以上では1.2Lターボが4台で109万円、ハイブリッドが13台で113万円。3通りのうちターボが上回ったのは1通りだけです。これは年式が混ざっているためでした。G Zのハイブリッド61台のうち令和3年式以降が23台あるのに対し、1.2Lターボは30台のうち7台しかありません。新しい年式がハイブリッドに偏っているぶん、距離だけを揃えるとハイブリッドが高く見えます。この車は年式が強く効くので、年式を先に揃えてから比べてください。

残価率で見ると、その差はもっとはっきりします。G Zの1.2Lターボは令和5年式が101%、令和4年式が100%、令和3年式が76%、令和1年式が78%、平成30年式が72%。同じG Zのハイブリッドは令和7年式が90%、令和6年式が86%、令和5年式が80%、令和4年式が77%、令和3年式が65%、令和2年式が58%、令和1年式が58%、平成30年式が57%です。新車では令和4年式でハイブリッドが284.1万円、1.2Lターボが252.1万円とハイブリッドのほうが32.0万円高かったのに、中古では逆になっています。2022年10月の改良で1.2Lターボが姿を消し、新車で買えなくなったことが効いているのでしょう。ただし今回の落札台数は令和5年式が1台、令和4年式が3台、令和3年式が1台、平成30年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

外装の評価点も金額に出ています。評価点4.5点以上の67台が198万円、4点の63台が154万円、3.5点以下の34台が121万円。走行距離を80,000km未満に揃えても、4.5点以上が64台で200万円、4点が33台で178万円と向きは変わりません。まだ新しい車なので、傷の少なさがそのまま金額に乗ります。

グレードの差もはっきりしています。ハイブリッドどうしで比べると、G Zが61台で170万円、Gが34台で139万円。差は31.7万円です。2020年6月に加わったスタイルパッケージは12台で163万円と、G ZとGのあいだに入りました。18インチのアルミホイールと専用の内装が付くG Zは、中古でもその分の値段が付いています。

四輪駆動は1.2Lターボにだけありました。G Zの4WDは5台で170万円、同じG Zの2WDは30台で186万円です。ただし4WD側は5台しかなく、走行距離の中央値も6.0万kmと2WDの4.8万kmとはそろっていません。数字は目安としてご覧ください。

今回の195台のうち27台が修復歴ありで、割合にすると14%でした。まだ新しい車なので、修復歴の有無は金額に大きく響きます。この世代の165台は43.2万円から284万円まで開いており、年式と走行距離と程度が、そのまま順番どおりに並ぶ相場です。1.2Lターボをお持ちなら、ハイブリッドと同じ物差しで見積もられていないか、一度確かめてみてください。

*

修復歴があるといくら下がるか

27台210系で29%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ195台のうち、27台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
210系 18 451% 29% 安い 0台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
210系 修復歴なし 令和7 G ハイブリッド 0.6万km 5.0 229万円
210系 修復歴あり 令和7 G ハイブリッド 0.3万km 修復有 139万円 △90.1万円39%
210系 修復歴なし 令和6 G Z ハイブリッド 1.2万km 5 256万円
210系 修復歴あり 令和6 G Z ハイブリッド 2万km 修復有 180万円 △75.9万円30%

210系では中央値で29%下がります。18台を照合した結果です。修復歴なしの側が165万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと48.7万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

カローラスポーツは世代が1つしかありませんが、年式とエンジンで相場ははっきり分かれます。同じG Zでも1.2Lターボ・1.8Lハイブリッド・2.0Lで新車価格が違い、中古でもその差が残ります。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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