シエンタは2003年に登場した、トヨタのコンパクトミニバンです。5ナンバーサイズの車体に3列シートを収め、スライドドアと7人乗りを小さなボディで両立させた点が支持されてきました。2015年に170系、2022年に現行の10系へと切り替わっています。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたシエンタ、合計1,394台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。なお2世代前より古いモデルは、いちばん新しい年式といちばん古い年式だけを載せています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和62024年 10系 Z ハイブリッド 3 22.5万km 270万円 264276万円 90%
令和52023年 10系 Z ハイブリッド 2 2.42.8万km 251万円 238263万円 87%
令和52023年 10系 Z 7 1.42万km 222万円 199250万円 88%
令和62024年 10系 G 2 1.51.7万km 212万円 211212万円 91%
令和52023年 10系 G 5 4.25.4万km 182万円 169201万円 79%
令和32021年 170系 G 4 5.36.2万km 150万円 138172万円 71%
令和12019年 170系 G 2 5.67万km 130万円 123137万円 64%
平成302018年 170系 G 3 8.29.2万km 79.5万円 66.595.6万円 40%
平成292017年 170系 G 7 6.18万km 64.9万円 30.8103万円 33%
平成282016年 170系 G 20 7.59.2万km 66.5万円 43.686.8万円 34%
平成272015年 170系 G 14 6.79.6万km 57.4万円 33.980.1万円 29%
平成222010年 80系 Xリミテッド 9 8.711.9万km 20.3万円 18.323.1万円
平成172005年 80系 Xリミテッド 9 12.918.1万km 19.5万円 15.522.9万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成29年式のGであれば、出品30台の中央値は約76,000kmでした。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

10系シエンタ
※2022.8〜現行モデル

81台65.5311万円

型式:MXPC10G/MXPL10G/MXPL15G。グレードはX・G・Zの3段階で、ガソリンとハイブリッドが選べます。

新車価格はZが252万円、Zハイブリッドが287万円(2022年8月の発売時)。2024年と2025年に価格改定がありますが、残価率はその年式に長く適用されていた価格で計算しています。

この世代はまだ出品台数が少なく、今回該当したのは81台です。年式ごとの数字は目安としてご覧ください。

※価格は全て税込表示です

Z ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
1 0.50.5万km  311311万円 311万円 101%
令和6
2024年
3 22.5万km  264276万円 270万円 90%
令和5
2023年
2 2.42.8万km  238263万円 251万円 87%
令和4
2022年
1 0.50.5万km  273273万円 273万円 95%

Z

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 1.21.2万km  235235万円 235万円 89%
令和5
2023年
7 1.42万km  199250万円 222万円 88%
令和4
2022年
1 11万km  224224万円 224万円 89%

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 1.41.4万km  192192万円 192万円 82%
令和6
2024年
2 1.51.7万km  211212万円 212万円 91%
令和5
2023年
5 4.25.4万km  169201万円 182万円 79%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
X 10 1.28.1万km  127191万円 166万円
G ハイブリッド 5 0.74.1万km  208254万円 231万円
Z ハイブリッド 4WD 3 3.87.4万km  191283万円 244万円
X ハイブリッド 2 025.3万km  65.5237万円 151万円
G ハイブリッド 4WD 1 9.89.8万km  160160万円 160万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和8 Z ハイブリッド 0.5万km パール 5 311万円
上位 令和6 G ハイブリッド 0.7万km レッド 4.5 254万円
中央 令和4 Z 0.4万km パール 4 228万円
下位 令和5 X 1.5万km パール 4.5 191万円
最安値 令和5 X ハイブリッド 25.3万km パール 3.5 65.5万円

相場の寸評

まだ年式で相場が動く段階に入っていません。該当した81台の走行距離は中央値で2.1万km、44%が20,000km未満、9割が7.4万km以下に収まります。走った車がまだ市場に出てきていない、という言い方の方が近いでしょう。

新車価格に対する落札額は、Zハイブリッドで令和4年式が95%、令和6年式が90%。4年落ちでも1割ほどしか下がっていません。納期の長さが、そのまま中古の値を支えている状態だと考えられます。

走行1,000km未満・評価点が「新車・未使用車」の落札は8台ありました。いずれも令和8年式のZハイブリッドで、319万円から339万円。同年式の新車価格が308万円ですから、登録済み未使用車が新車価格を上回って取引されていることになります。

同じZで比べると、ハイブリッドは令和5年式では平均28.2万円高くなりました。新車で払う差額は35.0万円ですから、その8割ほどが売却時に戻ってきている計算です。ただし該当は2台と7台。この世代の数字はまだ幅を持って見てください。

*

170系シエンタ
※2015.7〜2022.8

613台24.2212万円

型式:NSP170G/NCP175G/NHP170G。2018年9月に一部改良を受けていますが、改良が年の途中であるため年式だけでは前期と後期を切り分けられません。ここでは分けずに年式順で並べています。

2019年10月に消費税率が8%から10%へ変わっています。残価率はその年式当時の支払額で計算しており、税率の違いは調整していません。

今回の集計でもっとも台数が多かった世代で、613台が該当しました。

※価格は全て税込表示です

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
4 5.36.2万km  138172万円 150万円 71%
令和1
2019年
2 5.67万km  123137万円 130万円 64%
平成30
2018年
3 8.29.2万km  66.595.6万円 79.5万円 40%
平成29
2017年
7 6.18万km  30.8103万円 64.9万円 33%
平成28
2016年
20 7.59.2万km  43.686.8万円 66.5万円 34%
平成27
2015年
14 6.79.6万km  33.980.1万円 57.4万円 29%

G ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
1 2.62.6万km  175175万円 175万円 71%
令和1
2019年
1 6.56.5万km  143143万円 143万円 60%
平成30
2018年
3 11.514.3万km  32.667.3万円 51.0万円 22%
平成29
2017年
11 7.911.5万km  50.6101万円 70.9万円 30%
平成28
2016年
9 9.312.7万km  37.290.5万円 52.9万円 23%
平成27
2015年
15 10.114.4万km  31.966.7万円 47.0万円 20%

X

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
2 5.77.4万km  127180万円 154万円 83%
令和3
2021年
3 10.611万km  86.0103万円 92.4万円 50%
平成30
2018年
1 7.67.6万km  66.566.5万円 66.5万円 37%
平成29
2017年
3 4.44.9万km  47.387.5万円 72.9万円 40%
平成28
2016年
9 11.814.2万km  30.453.0万円 40.2万円 22%
平成27
2015年
5 5.56.5万km  50.267.9万円 57.8万円 32%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
G クエロ ハイブリッド 48 1.116.3万km  56.5183万円 124万円
X ハイブリッド 41 2.328.9万km  28.7138万円 74.6万円
G クエロ 39 1.421.4万km  56.5160万円 110万円
G 4WD 25 3.427.1万km  25.1205万円 84.0万円
ファンベースG 19 0.923.1万km  53.9212万円 123万円
ファンベースG ハイブリッド 18 1.219.2万km  34.8174万円 111万円
G セーフティーエディション 11 1.412.2万km  33.0207万円 150万円
X 4WD 9 3.821.7万km  24.2181万円 82.0万円
ほか11グレード 43  33.8197万円 107万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和4 ファンベースG 1.4万km パール 5.0 212万円
上位 平成28 G 5.1万km パール 4.5 117万円
中央 平成27 G ハイブリッド 9.1万km パール 4.5 75.9万円
下位 平成27 X 8.2万km ブルー 4.0 52.1万円
最安値 平成28 X 4WD 12万km シルバー 3.5 24.2万円

相場の寸評

年式がそのまま金額に出る世代です。Gで並べると、令和3年式が150万円、令和1年式が130万円、平成30年式が79.5万円、平成29年式が64.9万円、平成27年式が57.4万円。令和に入ったあたりで一段の落差がついています。ただし今回の落札台数は令和3年式が4台、令和1年式が2台、平成30年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

走行距離もよく効きます。平成28〜30年式のGだけで比べても、60,000km未満が94.5万円、60,000〜100,000kmが72.3万円、100,000〜140,000kmが53.1万円、140,000km以上が42.4万円と下がりました。いちばん少ない帯といちばん多い帯で52.1万円の開きです。

ハイブリッドの上乗せは、年式によってばらつきます。走行60,000〜140,000kmに揃えて平成27〜29年式を比べると、ハイブリッド83台が63.9万円、ガソリン135台が60.6万円で、その差は3.3万円。ところが40,000〜110,000kmで平成30〜令和1年式を揃えると、ハイブリッドが125万円、ガソリンが110万円と14.7万円まで開きます。

さらに20,000〜80,000kmで令和2〜4年式を揃えると、ハイブリッドが149万円、ガソリンが152万円。いちばん新しい層では逆転しています。ハイブリッドだから必ず高く売れる、とは言い切れない世代です。ご自身の年式で分けて見た方が実態に近いでしょう。

グレードでは、上級のGクエロがGに対し令和3年式では平均1.0万円安く、令和1年式では平均9.0万円高く、平成30年式では平均24.6万円高く、平成29年式では平均11.7万円高くなりました。専用の内外装を持つグレードで、標準のGとは装備が明確に違います。お手持ちの正式なグレード名を確認したうえで査定に出してください。

*

80系シエンタ
※2003.9〜2015.7

416台9.056.2万円

型式:NCP81G/NCP85G。シエンタの初代にあたる世代です。

2011年6月の一部改良で「DICE(ダイス)」が加わりました。この改良も年の途中であるため、前期と後期には分けていません。

この世代は2世代前にあたるため、残価率は掲載していません。実際の落札額だけをご覧ください。

※価格は全て税込表示です

Xリミテッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成22
2010年
9 8.711.9万km  18.323.1万円 20.3万円
平成21
2009年
17 9.513.3万km  19.625.3万円 23.2万円
平成20
2008年
8 12.416万km  17.232.8万円 22.4万円
平成19
2007年
5 1214.9万km  17.225.9万円 20.8万円
平成18
2006年
2 11.412.4万km  19.524.4万円 21.9万円
平成17
2005年
9 12.918.1万km  15.522.9万円 19.5万円

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成26
2014年
1 4.84.8万km  38.638.6万円 38.6万円
平成25
2013年
1 14.114.1万km  21.221.2万円 21.2万円
平成24
2012年
2 13.914.2万km  23.425.4万円 24.4万円
平成23
2011年
3 9.713.7万km  23.228.5万円 25.6万円
平成22
2010年
2 1818.5万km  20.721.6万円 21.1万円
平成21
2009年
4 13.917万km  20.825.5万円 23.3万円
平成20
2008年
2 1012.8万km  23.024.6万円 23.8万円
平成19
2007年
3 11.511.8万km  14.725.7万円 19.4万円
平成18
2006年
3 9.712.5万km  18.924.1万円 22.3万円
平成17
2005年
4 16.119.3万km  16.423.2万円 19.2万円
平成16
2004年
4 9.812万km  19.024.9万円 21.2万円
平成15
2003年
1 12.712.7万km  25.525.5万円 25.5万円

X

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成27
2015年
1 19.119.1万km  30.230.2万円 30.2万円
平成26
2014年
2 9.313.8万km  22.933.2万円 28.1万円
平成25
2013年
1 9.29.2万km  18.718.7万円 18.7万円
平成22
2010年
4 10.814.7万km  13.524.0万円 20.3万円
平成21
2009年
3 6.28.7万km  16.225.1万円 21.9万円
平成19
2007年
7 9.412.3万km  15.223.1万円 19.8万円
平成18
2006年
2 13.614.3万km  21.122.6万円 21.8万円
平成17
2005年
3 12.516.9万km  19.520.9万円 20.1万円
平成16
2004年
2 13.915.4万km  20.821.7万円 21.2万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
DICE 54 3.940.1万km  23.847.3万円 34.6万円
DICE-G 32 2.515.1万km  30.056.2万円 40.4万円
DICEリミテッド 31 4.722.5万km  20.944.5万円 34.9万円
X Lパッケージ 25 1.920.5万km  17.437.3万円 26.0万円
X Sエディション 12 7.520.1万km  12.227.1万円 21.5万円
X 4WD 11 5.227.4万km  15.228.5万円 18.1万円
Xリミテッド 4WD 9 6.724.1万km  13.423.1万円 18.1万円
DICE 4WD 6 10.817.5万km  19.127.3万円 22.2万円
ほか5グレード 15  15.249.6万円 23.8万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成25 DICE-G 3.6万km パール 4.5 56.2万円
上位 平成23 G 14.2万km パール 4.0 31.2万円
中央 平成22 Xリミテッド 16.1万km グリーン 3.5 23.5万円
下位 平成18 Xリミテッド 7.2万km シルバー 3.5 19.8万円
最安値 平成18 G 16.3万km シルバー 2 9.0万円

相場の寸評

年式が価格をほとんど動かしません。Gの平均で見ると平成26年式が38.6万円、平成21年式が23.3万円、平成15年式が25.5万円。11年古い個体の方が高いという逆転まで起きています。ただし今回の落札台数は平成26年式が1台、平成21年式が4台、平成15年式が1台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

走行距離もほぼ効きません。Xリミテッドで比べると、80,000km未満が23.6万円、80,000〜120,000kmが21.6万円、120,000〜160,000kmが22.1万円、160,000km以上が20.8万円。いちばん少ない帯といちばん多い帯の差は2.8万円にとどまります。160,000kmを超えていても、距離を理由にした減額には根拠が薄い世代です。

この世代で金額を決めているのはグレードです。平成23〜27年式で見ると、DICE系の117台が平均36.2万円、標準のX・G・Xリミテッドの26台が平均25.4万円。その差は10.8万円あります。エアロ仕様の専用外装が、そのまま金額差として残っている形です。

この世代の416台は9.0万円から56.2万円の間に収まり、平均は25.9万円。年式でも走行距離でも動かない以上、査定額の違いはグレードと販路の差になります。DICE系にお乗りなら、そのグレード名を伝えるだけで結果が変わる可能性があります。

*

修復歴があるといくら下がるか

222台170系で33%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ1,394台のうち、222台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
10系 6 2348% 31% 安い 0台
170系 49 -173% 33% 安い 3台
80系 91 -8663% 11% 安い 20台

※10系はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
10系 修復歴なし 令和6 G ハイブリッド 0.7万km 4.5 254万円
10系 修復歴あり 令和6 G ハイブリッド 0.2万km 修復有 168万円 △86.2万円34%
10系 修復歴なし 令和5 Z ハイブリッド 1.8万km 5 269万円
10系 修復歴あり 令和5 Z ハイブリッド 1.8万km 修復有 197万円 △72.3万円27%
170系 修復歴なし 令和1 ファンベースG 2.8万km 4.5 126万円
170系 修復歴あり 令和1 ファンベースG 2.6万km 修復有 89.3万円 △36.6万円29%
170系 修復歴なし 平成28 G 3.3万km 4.5 98.5万円
170系 修復歴あり 平成28 G 2.8万km 修復有 59.4万円 △39.0万円40%

170系では中央値で33%下がります。49台を照合した結果です。修復歴なしの側が95.6万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと29.4万円の開きになるようです。

ところが80系まで下がると、この差はほとんど消えます。91台の照合で率は11%ですが、実額に直すと中央値で3.1万円。修復歴なしの側が24.1万円前後の世代では、率が動いても金額はほとんど動きません。

これは、古い車なら修復歴が問われないという意味ではありません。80系は下限に近い価格で取引されており、修復歴のあるなしにかかわらず、下げようのないところまで下がりきっています。裏を返せば、29.4万円という差が出る170系ほど、修復歴の有無が金額を大きく左右すると言えるでしょう。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

シエンタは世代によって相場の性格がまったく違います。現行は新車価格に近い水準を保つ一方、80系は年式でも走行距離でも動かず、グレードで金額が決まる段階に入っています。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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