ブレイドは、2006年12月から2012年4月まで売られていたトヨタの5ドアハッチバックです。オーリスと同じ土台に2.4Lの大きなエンジンを載せ、内装の質感を上げた上級モデルという位置づけでした。2007年8月には3.5LのV6を積むブレイドマスターが加わっています。生産を終えてから14年が経っており、相場も新しい車とはまったく違う動き方をしています。
このページでは、2026年7月にオートオークションで落札されたブレイド、合計151台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。1か月あたりの出品が少ないため、12週分をまとめています。3.5LのV6を積むブレイドマスターも同じページに含めました。
売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、
提示額がどこまで落札金額に近いか
を判断する目安となります。
また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。
※掲載データは2026年7月時点のものです。
年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。
| 年式 | 世代 | グレード | 台数 | 中心となる 平均走行距離 |
平均落札価格 | 価格帯 最安〜最高 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平成202008年 | 150系 | G | 4 | 18.4〜19.6万km | 17.4万円 | 17.1〜17.8万円 |
| 平成192007年 | 150系 | G | 13 | 8.3〜11.1万km | 19.2万円 | 17.6〜23.1万円 |
| 平成212009年 | 150系 | ベースグレード | 3 | 10.7〜13.5万km | 17.8万円 | 15.9〜19.0万円 |
| 平成202008年 | 150系 | ベースグレード | 3 | 9.6〜11.3万km | 19.9万円 | 18.8〜21.4万円 |
| 平成192007年 | 150系 | ベースグレード | 7 | 11.5〜15.4万km | 18.4万円 | 16.6〜19.9万円 |
| 平成192007年 | 150系 | ベースグレード 4WD | 2 | 14.2〜16.7万km | 15.9万円 | 15.6〜16.2万円 |
表の読み方
年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成19年式のGであれば、出品41台の中央値は約100,000kmでした。
グレード名はカタログの表記に合わせ、車名の付く「ブレイドG」は「G」と書いています。3.5LのV6は「マスター」「マスターG」という別の名前を持つため、排気量を書き足していません。
残価率は載せていません。2012年4月に生産を終えており、いちばん新しい年式でも14年落ちになるためです。
また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。
評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。
150系ブレイド
※2006.12〜2012.4
※2006.12〜2012.4
型式:AZE156H/AZE154H/GRE156H。AZEが2.4Lの直列4気筒で、156Hが2WD、154Hが4WDです。GRE156Hが2007年8月に加わった3.5LのV6で、こちらは2WDだけでした。
2008年12月と2010年4月に改良が入っていますが、どちらも年の途中のため、前後期には分けず年式順に並べています。
残価率は載せていません。生産を終えてから14年が経っているためです。
今回の集計では121台が該当し、走行距離の中央値は11.5万kmでした。金額は14.2万円から69.8万円、平均20.5万円という水準にあります。
※価格は全て税込表示です
G
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成22 2010年 |
1 | 12〜12万km | 23.1〜23.1万円 | 23.1万円 |
| 平成20 2008年 |
4 | 18.4〜19.6万km | 17.1〜17.8万円 | 17.4万円 |
| 平成19 2007年 |
13 | 8.3〜11.1万km | 17.6〜23.1万円 | 19.2万円 |
ベースグレード
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成22 2010年 |
1 | 9.3〜9.3万km | 19.4〜19.4万円 | 19.4万円 |
| 平成21 2009年 |
3 | 10.7〜13.5万km | 15.9〜19.0万円 | 17.8万円 |
| 平成20 2008年 |
3 | 9.6〜11.3万km | 18.8〜21.4万円 | 19.9万円 |
| 平成19 2007年 |
7 | 11.5〜15.4万km | 16.6〜19.9万円 | 18.4万円 |
| 平成18 2006年 |
1 | 13.8〜13.8万km | 18.9〜18.9万円 | 18.9万円 |
ベースグレード 4WD
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成21 2009年 |
1 | 17.8〜17.8万km | 20.8〜20.8万円 | 20.8万円 |
| 平成19 2007年 |
2 | 14.2〜16.7万km | 15.6〜16.2万円 | 15.9万円 |
G 4WD
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成21 2009年 |
1 | 13.9〜13.9万km | 18.8〜18.8万円 | 18.8万円 |
| 平成18 2006年 |
1 | 6.3〜6.3万km | 19.9〜19.9万円 | 19.9万円 |
その他のグレード
| グレード | 台数 | 走行距離 最小〜最大 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| Sパッケージ | 5 | 7.3〜14.3万km | 18.5〜33.5万円 | 24.4万円 |
| マスター | 3 | 8.1〜13.1万km | 34.3〜57.9万円 | 42.8万円 |
| G バージョンL | 2 | 8.9〜10.1万km | 21.6〜24.4万円 | 23.0万円 |
| マスターG | 2 | 5.6〜8.7万km | 37.4〜69.8万円 | 53.6万円 |
実際の落札実例
| 年式 | グレード | 走行 | 色 | 評価 | 落札価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高値 | 平成19 | マスターG | 5.6万km | シルバー | 3.5 | 69.8万円 |
| 上位 | 平成21 | G | 9.4万km | シルバー | 3.5 | 20.9万円 |
| 中央 | 平成19 | G 4WD | 8.3万km | シルバー | 3.5 | 18.9万円 |
| 下位 | 平成19 | G | 6.5万km | ブルー | 3.5 | 17.7万円 |
| 最安値 | 平成19 | G | 13.7万km | レッド | 3.5 | 14.2万円 |
相場の寸評
この車の相場は、すでに下限に張り付いています。年式で並べると平成23年式が6台で18.7万円、平成21年式が17台で20.6万円、平成20年式が16台で19.8万円、平成19年式が76台で20.5万円。平成23年式から平成19年式まで4通りを並べても、いちばん高い年といちばん安い年の差は1.8万円しかありません。新しい年式のほうが高いという並び方にもなっていません。売る時期を1年遅らせても、失うものはほとんどないということです。
走行距離も、全体で見ると同じことが起きています。60,000km未満が12台で24.3万円、60,000〜90,000kmが23台で22.5万円、90,000〜120,000kmが26台で19.6万円、120,000km以上が59台で19.3万円。60,000km未満と120,000km以上の差は5.0万円、率にすると21%にとどまりました。出品121台の走行距離の中央値が11.5万kmですから、ほとんどの個体が下がりきったところに集まっているためです。
ただし台数のいちばん多い平成19年式の中だけを見ると、話が変わります。60,000km未満が10台で25.3万円、60,000〜90,000kmが17台で22.6万円、90,000〜120,000kmが13台で19.1万円、120,000km以上が35台で18.6万円。60,000km未満と120,000km以上では6.7万円、率にして26%の差がありました。距離が効かないのではなく、距離の浅い個体そのものがほとんど残っていないというのが正確です。まだ100,000kmに届いていないなら、そこは金額になります。
グレードの差は、ほとんど消えています。Gが58台で19.2万円、ベースグレードが35台で18.9万円。差は0.3万円です。四輪駆動を見ても、2.4Lの4WDが16台で18.5万円、2WDが100台で19.4万円と大きくは変わりません。新車のときには数十万円あった装備差が、この価格帯まで落ちると値段として残らなくなります。
はっきり違うのは3.5LのV6だけでした。ブレイドマスター系の5台が平均47.1万円で、2.4Lの116台の19.3万円を27.8万円上回っています。今回は落札台数が少ないので明言はできませんが、走行距離の中央値も8.7万kmと2.4Lの11.6万kmより浅く、そこも効いています。3.5LのV6を積む小さなハッチバックは他に例がないため、探している人が値段を作っているのでしょう。
外装の評価点も、順番どおりには並びません。評価点4点以上の26台が22.8万円、3.5点の78台が19.3万円、3点以下の17台が22.1万円。3点以下のほうが3.5点を2.8万円上回りました。状態の良し悪しが金額を決めていないことの表れで、部品や輸出を目的にした買い手が下値を支えていると考えられます。傷を直してから売っても、その費用は戻ってきません。
今回の151台のうち23台が修復歴ありで、割合にすると15%でした。この世代の121台は14.2万円から69.8万円まで開いていますが、30.0万円を超えたのは7台だけです。大半は狭い帯の中に収まっており、どの買取店に出しても提示額は似た水準になるでしょう。手をかけて上を狙うより、動くうちに早く手放すほうが理にかなっています。
*
修復歴があるといくら下がるか

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ151台のうち、23台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。
突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。
| 世代 | 照合できた台数 | 下落幅の分布 最小〜最大 |
下落幅 中央値 |
むしろ高かった 個体 |
|---|---|---|---|---|
| 150系 | 16 | -31〜28% | 8% 安い | 3台 |
同じ条件の車を並べると
走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。
| 世代 | 年式 | グレード | 走行 | 評価 | 落札価格 | 差 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 150系 | 修復歴なし | 平成19 | G | 4.6万km | 4.5 | 18.1万円 | |
| 150系 | 修復歴あり | 平成19 | G | 6.5万km | 修復有 | 16.5万円 | △1.6万円9% |
| 150系 | 修復歴なし | 平成23 | ベースグレード | 5.3万km | 3.0 | 19.0万円 | |
| 150系 | 修復歴あり | 平成22 | ベースグレード | 5.7万km | 修復有 | 22.6万円 | +3.5万円18% |
150系では中央値で8%下がります。16台を照合した結果です。修復歴なしの側が19.5万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと1.5万円の開きになるようです。
ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。
修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。
相場を知ったうえで査定に出す
ブレイドは世代が1つしかなく、年式やグレードで相場が大きく分かれることもありません。金額を動かしているのは3.5LのV6かどうかと、走行距離が浅いかどうかだけです。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。
この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。
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