車のエンジンをかけると、ウィーンとかウェーンとかいう、”猫の鳴き声”のような音がするようになってきた…。
そのまま乗り続けて良いものなのか、悩みますよね?
こちらでは、そうした異音の原因や対処法についてご紹介していきます。
目次
ウィーン音の原因いろいろ
エンジンからウィーン音がする、といっても、原因を一概には言えません。
車両によっては、特性上、新車時からウィーンというようなモーター音がすることもありますし、何らかの故障が原因で発生している音だとしても、原因として考えられる箇所は何ヶ所もあるからです。
考えられる代表的な原因を挙げていきましょう。
ウォーターポンプからの異音
高温になるエンジンを冷却する、重要な役割を担っているのが冷却水。
出典:https://www.gmb.jp/product/cooling/water_pump.html
この冷却水をエンジン全体に行き渡らせる働きをしているのが、ウォーターポンプです。
ウォーターポンプは通常、タイミングベルトなどで駆動していますが、ベルトのかかる滑車(プーリー)やベアリング部などが損傷すると、ウィーンといった音(後にギーギー音に変わる)が発生します。
ウォーターポンプ自体はそう高い部品ではありませんが、前述の通り冷却水をエンジン全体に行き渡らせる為の重要な部品であり、放っておくとエンジンオーバーヒートにまで発展しかねませんので、異音が出ているなら早めの交換が大事です。
ウォーターポンプの異音については、こちら詳しく記載しておりますので併せてご覧下さい。
パワステポンプからの異音
ハンドルを回す力を補助しているパワステ(パワーステアリング)機構。
出典:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1012/24/news122.html
最近は、軽自動車やコンパクトカーを中心に電動タイプが増えてきていますが、油圧で作動しているパワステの場合には、パワステポンプによって専用オイルを循環させています。
このパワステのオイル(パワステフルード)の量が不足していると、ウィーン音が発生することがあります。
出典:http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1012/24/news122.html
この場合には、オイルが減少している原因(漏れている個所の特定など)の改善とフルードの継ぎ足しで直すことが出来ますが、放っておくとハンドル操作が重くなり、最悪の場合ハンドル操作そのものが出来なくなる可能性もあります。
エンジンが温まっている時に、ハンドルを切ってみるとウィーンと異音がするようならほぼ間違いない。パワステオイルの不足です。注ぎ足して直るものではありますが、本来減ることのないオイルのため、減っているということはどこからか漏れていると考えるのがセオリー。注ぎ足してもすぐにまた異音が出るようなら、よほどの勢いで漏れていることが考えられますので、早急に修理が必要です。
ですがパワステの修理となると、もちろん車種にもよりますが、数万円から数十万円ほどの高額な修理代は覚悟する必要があるでしょう。
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エアコンコンプレッサーからの異音
車内の冷房や、曇り取りに欠かせない装置に、エアコンコンプレッサーがあります。
エアコンコンプレッサーは、通常、エアコンスイッチがONの時にだけ、ベルトからの駆動力を使用して作動するようになっています。
何らかの原因でエアコンコンプレッサーの回りが悪くなると、ACスイッチを入れた時にウィーン音やガラガラ音が発生するようになります。原因は様々ですが、クーラーガスの減少によりコンプレッサー内のオイルが不足し、コンプレッサー本体が焼き付いてしまうケースや、経年変化によるコンプレッサーの寿命が近づいているパターン。さらにはガソリンスタンドなどで、無理やり売上アップのためにクーラーガスを補充させられたことによる、「ガスの入れすぎ」によって負荷がかかり、異音が発生するケースもあります。
エアコンコンプレッサーが故障しても走行自体には影響はありませんが、当然ながらエアコンは全く効かなくなりますので、夏場暑いときは熱中症や脱水症状にもなりますし、出来ることなら早めに対処した方が良いでしょう。
出典:https://www.toyota-shokki.co.jp/news/release/2017/06/06/001790/
そしてエアコンは夏場だけではなく冬場でも、曇り取りに最大の効果を発揮します。
窓ガラスが内部の湿気によって曇ってしまうと、運転にかなりの支障をきたしますので、やはりこちらも早めに修理を依頼するようにした方が良いでしょう。
ウィーン音が発生した時は…?
ウィーン音が発生した場合、その原因を素人が突き止めるのはなかなか難しいです。
ハンドル操作が重い、エアコンが効かない、といったような別の症状が出ていれば、原因を特定しやすくなりますが、ただ音がするだけでは、原因の特定は素人ではまず無理かと思います。
故障箇所によって
修理費用は数千円~数十万円程度
とかなり幅が出てきます。ウィーン音が発生したら、まずは修理工場できちんと音の原因を特定し、修理費用の見積りを出してもらうようにしましょう。そして、大きな修理の前には車の価値を調べるのもお忘れなく。
もし、修理をするにあたって乗り換えや廃車を検討しているのなら、参考にしたい基準は以下の3点です。 以下の3つを見て判断するといいでしょう。 まずは新車からの経過年数です。ご自身のお車別に見てみてください。 乗り換える必要はないどころか新車保証がまだ残っている範囲。なので まずはディーラー保証を受ける ようにしましょう。ただし走行距離は10万キロ未満でないと保証対象外となりますので要注意です。 新車保証は切れますが、まだこの頃は故障箇所も少なく、修理する選択で問題ないことが多いです。なぜなら よほどの不人気車でない限り車の価値は高い ことが多ので、修理代がさほど負担にならない場合だけ、修理する方が良いでしょう。 このあたりの年式から少しずつ判断は難しくなってきます。車の価値はどんどん下がり、 高額な修理代になれば車の価値を追い越してしまう ことも。この年式あたりの車から、少しずつ判断は難しくなっていきます。 小学4年生の子どもが、10年経てば成人していることを考えると、経過年数で言えばそろそろいろんな部分が壊れてくる頃…。 今回はこの修理をしたけれど、すぐにまた次が壊れた…。 そんなことも起こりうる年式になっています。さらには13年経過すると、毎年の自動車税が値上がりしてしまうので、よほど愛着があるとか希少車でない限り、 乗り換えも視野に入れて考える ほうが得策でしょう。 修理をし過ぎてお金をかけてばかりいると、それこそ勿体なくなってしまって、乗り換えのタイミングを失ってしまいますので要注意です。 走行距離数による判断です。今現在、何キロ走っていますか? 新車保証が残っているなら当然ディーラーへ。新車保証が切れた走行距離の少ない車両は、どんな不人気車でも高値で売却されたりする場合が多く、修理代がかからずに格安中古車に乗り換えできたり、次の購入される車両の頭金になったりします。ですので走行距離の少ない車両にお乗りの場合は、選択肢は幅広く持てると覚えておきましょう。 少しずつ修理箇所が増えてくる年式になります。ですがまだこの年式も、修理をしてもいいですし、売却するとしてもまだまだ値段がつく走行距離です。 10万キロになるにつれて、故障箇所はさらに多くなってきます。補機類や周辺部位のみならず、エンジン本体やミッション本体など、とても大きく修理代がかかる部分なども修理の対象となることが多いです。そして車種によってはタイミングベルトの交換時期。チェーンタイプの車では、ウォーターポンプの交換が必要になったりと、そろそろお金の要る時期です。 10万キロを超えると、エンジン、ミッションを始め、さまざまな箇所が故障範囲になってきます。中古車で購入されてる場合もそうですが、新車からお乗り場合はこれからの修理はかなりの負担になってくるでしょう。 修理というのは一度やりだすと止まりません。ここも、あそこもと修理するようになると、「この間ここを修理したから」と、もったいなくなってずっと乗り換えできない状態になってしまいます。しっかりと考える必要がありますね。 実は3つの中でいちばん大切なのがこちらです。 まずは修理代と車の価値を確認してから考えるようにしましょう。 修理代と車の価値を確認し、修理代がかなり安価で済みそうな場合は、当然ですが修理をしてしまいましょう。 今までずっと、購入したディーラーに修理も全て任せてきました。ですが今回の修理においては経済的に苦しかったのもあって、ディーラー含めてさまざまなお店と比較するためにこちらで修理代を比較してみました。 すると今まで出していたところに比べて3割も安く、2万円以上浮いてしまって…。 これから何でもそうですが、しっかりと比較しないと損をするんだと実感しました。 けっこう悩むケースですね…。 ただし、「10万円の車両の価値と10万円の修理代」というケースと、「50万円の車両の価値と50万円の修理代」で悩むのとは、同じ金額であっても異なります。 車の価値は安くても、安価な修理代で済むようなら直す方向で検討し、次の車が買えるような金額の修理代で悩むなら乗り換えする方向での検討をおすすめします。 そんなに高く付くことは無いだろうと思っていた修理代がなんと17万円も。しかも3ヶ月後には車検を控えているし、今この商売の景気の中での出費はきつい。そう思いながらも相場を確認するとなんと20万円もついてしまった。 修理箇所を素直に告げたにも関わらず、エンジンが調子悪くても、海外へ輸出されるから問題はないと言われたのには驚きでした。 15年も乗っていたので、修理かスクラップかと迷っていたのですが、気軽に相場を調べただけでこんなに気の持ちようが変わるものだと思いもしませんでした。 修理代がいくらかかるかにもよりますが、修理代が車の価値を超えてしまっているのなら、乗り換えを検討する方がよいでしょう。 もちろん、修理金額と車の価値をしっかりと確認することが大前提で、「おそらくこれくらいだろう」などの自分勝手な判断では大損をしてしまうケースもいくつかありました。 まだ7年しか乗っていないからしばらく乗るつもりで修理に出したのが今回の失敗。面倒だったので見積もりも依頼せず、「悪いところは直してくれれば」と言ってしまったがために、あれもこれもと交換されて、結局15万円ほどの修理代に。 その1ヶ月後に妻の妊娠がわかって、乗り換えようとしたら、7年しか乗っていないのに6万円しかつかなかったのにはガックリ…! あのとき修理せずに、先に車の価値を調べておけば良かったよぉ…。 15年経って走行距離が15万キロの車と、5年で5万キロしか乗っていないのに価値の全く無い車があったとします。普通で考えると後者の方が高く売れるのですが、高く売れる車と安く売れる車の違いは一体何の違いなのでしょうか? 以下に挙げている車種は、 値段がしっかり付く車ばかりです。あなたのお車はありますか? まずはトヨタ。このメーカーの車であれば、まず高値で売れること間違いなしです。 トヨタのほぼ全車種が海外へ輸出 されていき、主にロシアや東南アジアを中心に、後進国などにどんどん流れていきます。 理由はやはり世界のトヨタというネームブランドと耐久性。ランドクルーザーやハイエースなどは100万キロ走ってもまだまだ走るという耐久性から、全世界のユーザーに支持されています。 すべての軽自動車が売れる 国内リユースのため高値 で売れます。今流行りのトールワゴンタイプのものはもちろん、営業車で使うようなバンタイプのものやトラックに至るまで、すべて高値で売れると思ってもらって大丈夫です。 #全メーカーの軽自動車 1500CC未満のコンパクト 中でもハイブリッドカーは無類の強さ を誇り、走行距離が20万キロ走っていても普通に値段がつくとも。海外への貿易も積極的に行われていますので、かなりの高値を期待できるでしょう。 #全メーカーのコンパクトカー 国内でも海外も人気です ということもあり、とても高値で推移しています。 #全メーカーのスポーツカー ハイエースなどのバン、そして小さな軽トラックから大きな11tのトラックまで、働く車は輸出も盛んに行われていることから、とんでもなく高値で売れています。 20万キロの過走行や、外装の凹み、タバコの焦げ跡は当たり前。そんな 程度が悪くてもガンガン売れていく のはこのジャンルならでは。安定の高値です。 #全メーカーのバン・トラック 以上の車種は現在、とても高値で取引されている車種です。一度価値を調べてみてから修理か乗り換えの判断をするといいですね。参考にしたい乗り換えの基準
1新車からの経過年数
新車から1~5年経過
新車から6~7年経過
新車から8~10年経過
新車から11年以上経過
2現在の走行距離数
~5万キロ未満
~7万キロ未満
~10万キロ未満
10万キロ以上
3車の価値と修理代の比較
修理代が少額で済む場合
車の価値と修理代が変わらない場合
修理代が車の価値より高い
高く売れる車と安い価値の車の違い
高く売れる車
軽自動車なら全般に高値で売れます。この軽自動車は貿易にはほとんど出ることはなく、大抵は
経済性を求めるユーザーが多いので、この1500cc未満のコンパクトクラスは根強い人気を保っています。