シビックは、1972年から続くホンダの主力乗用車です。日本では一度姿を消した時期もありましたが、2017年9月に10代目が国内に戻り、2021年9月から現行の11代目が売られています。高性能版の「シビックタイプR」も同じシビックの一グレードとして、このページにまとめて掲載しています。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたシビック、合計373台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。シビックタイプRは車検証の車名がシビックなので、グレードとして同じ表に入れています。シビックハイブリッド、シビックフェリオ、シビックシャトルは車名が別なので含めていません。7代目(EU系・2000年〜2005年)と6代目(EK系)は今回の出品が合わせて18台と少なく、掲載していません。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。なお2世代前より古いモデルは、いちばん新しい年式といちばん古い年式だけを載せています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和52023年 11代目 EX 4 2.32.8万km 261万円 242282万円 74%
令和42022年 11代目 EX 3 3.33.9万km 268万円 258277万円 76%
令和32021年 11代目 EX 4 3.24.1万km 246万円 231266万円 69%
令和72025年 11代目 タイプR 2 0.10.1万km 567万円 564571万円 113%
令和52023年 11代目 タイプR 2 2.82.8万km 521万円 520523万円 104%
令和42022年 11代目 タイプR 2 1.21.4万km 508万円 506511万円 102%
令和52023年 11代目 e:HEV 3 44.8万km 253万円 229271万円 64%
令和62024年 11代目 e:HEV EX 2 0.70.8万km 351万円 350351万円 81%
令和22020年 10代目 ハッチバック 2 4.96.1万km 178万円 163192万円 60%
令和12019年 10代目 ハッチバック 3 78.6万km 130万円 127134万円 48%
平成302018年 10代目 ハッチバック 13 6.38.6万km 141万円 99.8188万円 52%
平成292017年 10代目 ハッチバック 3 9.111.9万km 115万円 106123万円 42%
令和12019年 10代目 セダン 3 55.4万km 137万円 128150万円 53%
平成302018年 10代目 セダン 4 7.510.3万km 110万円 91.0130万円 43%
平成292017年 10代目 セダン 5 79.3万km 117万円 109128万円 45%
令和12019年 10代目 ハッチバック ホンダセンシング 2 7.310.3万km 116万円 111121万円 41%
平成302018年 10代目 ハッチバック ホンダセンシング 3 8.39.3万km 146万円 139160万円 52%
令和32021年 10代目 タイプR 2 8.19.6万km 368万円 358378万円 80%
平成302018年 10代目 タイプR 2 4.64.7万km 387万円 382393万円 86%
平成242012年 8代目 タイプR ユーロ 2 12.215.6万km 102万円 83.5121万円
平成212009年 8代目 タイプR ユーロ 3 13.716.2万km 106万円 82.8124万円
平成202008年 8代目 1.8G 2 12.515.8万km 17.9万円 15.919.8万円
平成182006年 8代目 1.8G 2 10.711.6万km 18.0万円 16.519.5万円
平成202008年 8代目 タイプR 2 16.617.3万km 169万円 164174万円
平成192007年 8代目 タイプR 2 1415.5万km 201万円 196206万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和5年式の11代目EXであれば、出品12台の中央値は約26,000kmでした。

グレード名はホンダのカタログ表記に合わせています。11代目はLX・EX・RSがガソリン、頭に「e:HEV」の付くものがハイブリッドです。ホンダはカタログ名でもハイブリッドを頭に付けるので、そのまま「e:HEV EX」の形で並べています。

10代目はボディ形状そのものがグレード名です。5ドアが「ハッチバック」、4ドアが「セダン」で、装備を足した「ホンダセンシング」が別に用意されていました。出品名では車名の側に「5HB」「4D」と書かれるだけのことが多いため、型式(FK7がハッチバック、FC1がセダン)から振り分けています。

シビックタイプRは、この表では1つのグレードです。11代目がFL5、10代目がFK8、8代目がFD2にあたります。8代目には3ドアの「タイプR ユーロ」(FN2)もあり、別のグレードとして分けています。

シビックは全車が前輪駆動なので、表示名に駆動を書いていません。

新車価格に対する落札額の割合(残価率)は、11代目と10代目にだけ掲載しています。8代目は2012年6月に作られなくなっており、当時の新車価格と比べる意味が薄いためです。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

11代目シビック
※2021.9〜

124台132594万円

型式:FL1(1.5Lターボ)/FL4(e:HEV)/FL5(タイプR)。5ドアハッチバックだけの構成です。

グレードはガソリンがLX・EX・RS、ハイブリッドがe:HEV・e:HEV LX・e:HEV EX・e:HEV RS。その上に2.0LターボのタイプRが立ちます。

今回該当したのは160台。そのうち13台(8%)が修復歴ありでした。また21台が走行距離のごく短い「新車同様」の評価で、これらは相場から外れるため表からは除いています。

※価格は全て税込表示です

EX

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
4 2.32.8万km  242282万円 261万円 74%
令和4
2022年
3 3.33.9万km  258277万円 268万円 76%
令和3
2021年
4 3.24.1万km  231266万円 246万円 69%

タイプR

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
2 0.10.1万km  564571万円 567万円 113%
令和5
2023年
2 2.82.8万km  520523万円 521万円 104%
令和4
2022年
2 1.21.4万km  506511万円 508万円 102%

e:HEV

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
1 2.42.4万km  287287万円 287万円 72%
令和5
2023年
3 44.8万km  229271万円 253万円 64%

RS

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
1 0.10.1万km  375375万円 375万円 83%
令和6
2024年
1 0.70.7万km  349349万円 349万円 83%

e:HEV EX

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 0.50.5万km  362362万円 362万円 84%
令和6
2024年
2 0.70.8万km  350351万円 351万円 81%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
LX 6 2.88.7万km  154258万円 207万円
タイプR レーシングブラックパッケージ 5 00.1万km  544568万円 558万円
e:HEV LX 2 0.31.2万km  314332万円 323万円
レーシングブラックパッケージ 1 00万km  559559万円 559万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 タイプR 0万km レッド 6 594万円
上位 令和4 タイプR 1.2万km ホワイト 4.5 511万円
中央 令和6 e:HEV 0.8万km ブラック 3.5 294万円
下位 令和3 EX 2.9万km ブルー 4 255万円
最安値 令和4 EX 14.6万km レッド 4 132万円

相場の寸評

この世代でいちばん目を引くのはタイプRです。新車価格に対する落札額が令和7年式で113%、令和5年式で104%、令和4年式で102%となっており、新車価格を上回っています。生産の台数が限られていて新車の納期が長い車では、この形がしばしば出ます。ただし今回の落札台数は令和7年式が2台、令和5年式が2台、令和4年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

ガソリンのEXは令和5年式で74%、令和4年式で76%、令和3年式で69%。ハイブリッドのe:HEVは令和5年式で64%でした。登録から数年の車でも、新車価格の6〜8割で取引されています。シビックはもともと新車の値引きが小さい車なので、中古でも値崩れしにくい形です。

動力の違いでは、e:HEVがEXと比べて令和5年式では平均7.9万円安くなりました。比べられたのは1通りだけなので、向きは言い切れません。新車価格の差は40.0万円です。なお掲載した車の走行距離は、e:HEVが中央値44,000km、EXが25,000kmです。e:HEVの側が19,000km多く走っているので、差額のすべてが動力の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は令和5年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

年式で見ると令和8年式が469万円(9台)、令和7年式が483万円(20台)、令和6年式が390万円(27台)、令和5年式が305万円(27台)、令和4年式が298万円(19台)、令和3年式が239万円(22台)。5か所の隣どうしのうち1か所で順番が入れ替わりますが、おおむね年式の順に並んでいます。タイプRとガソリンが同じ年式に混ざるので、この行だけで自分の車を見積もらないでください。グレードごとの表を見てください。

走行距離で見ると10,000km未満が450万円(47台)、10,000〜20,000kmが397万円(16台)、20,000〜40,000kmが301万円(31台)、40,000〜80,000kmが235万円(24台)、80,000km以上が178万円(6台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で272万円、率にすると61%下がります。登録から日が浅い車が中心で、走行距離の短い個体がまとまって出品されています。

*

10代目シビック
※2017.9〜2021.9

131台40.5588万円

型式:FK7(ハッチバック)/FC1(セダン)/FK8(タイプR)。日本にシビックが戻ってきた世代です。

ボディ形状がそのままグレード名で、「ハッチバック」「セダン」と、それぞれに装備を足した「ホンダセンシング」が並びます。2.0LターボのタイプRは別のグレードです。

今回該当したのは149台。そのうち15台(10%)が修復歴ありでした。修復歴のある車は表から外し、ページの終わりに別途まとめています。

※価格は全て税込表示です

ハッチバック

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
1 4.14.1万km  238238万円 238万円 81%
令和2
2020年
2 4.96.1万km  163192万円 178万円 60%
令和1
2019年
3 78.6万km  127134万円 130万円 48%
平成30
2018年
13 6.38.6万km  99.8188万円 141万円 52%
平成29
2017年
3 9.111.9万km  106123万円 115万円 42%

セダン

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和1
2019年
3 55.4万km  128150万円 137万円 53%
平成30
2018年
4 7.510.3万km  91.0130万円 110万円 43%
平成29
2017年
5 79.3万km  109128万円 117万円 45%

ハッチバック ホンダセンシング

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
1 8.18.1万km  179179万円 179万円 63%
令和2
2020年
1 3.83.8万km  198198万円 198万円 69%
令和1
2019年
2 7.310.3万km  111121万円 116万円 41%
平成30
2018年
3 8.39.3万km  139160万円 146万円 52%
平成29
2017年
1 12.412.4万km  109109万円 109万円 39%

タイプR

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
2 8.19.6万km  358378万円 368万円 80%
令和1
2019年
1 2.92.9万km  430430万円 430万円 95%
平成30
2018年
2 4.64.7万km  382393万円 387万円 86%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
セダン ホンダセンシング 4 2.212.9万km  102119万円 112万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和1 タイプR 1.5万km ホワイト 4.5 588万円
上位 令和1 ハッチバック 3.8万km ブラック 4 170万円
中央 平成30 セダン 7.5万km ブラック 4 130万円
下位 平成29 ハッチバック ホンダセンシング 12.4万km ブラック 4 109万円
最安値 平成29 セダン 22.3万km パール 3.5 40.5万円

相場の寸評

年式で見ると令和3年式が253万円(8台)、令和2年式が182万円(9台)、令和1年式が151万円(39台)、平成30年式が155万円(56台)、平成29年式が105万円(19台)。いちばん高い令和3年式といちばん低い平成29年式の差は148万円です。4か所の隣どうしのうち1か所で順番が入れ替わりますが、おおむね年式の順に並んでいます。ここもタイプRが同じ年式に混ざるので、グレードごとの表で見てください。

走行距離で見ると40,000km未満が244万円(22台)、40,000〜80,000kmが163万円(45台)、80,000〜120,000kmが149万円(30台)、120,000〜160,000kmが105万円(21台)、160,000km以上が66.7万円(13台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で177万円、率にすると73%下がります。発売から9年が経ち、距離の伸びた個体と伸びていない個体の両方が出るようになりました。

ボディ形状では、セダンがハッチバックと比べて令和1年式では平均7.3万円高く、平成30年式では平均31.6万円安く、平成29年式では平均2.1万円高くなりました。比べられた3通りのうち2通りで上に来ています。新車価格ではセダンの方が15.0万円安い設定でした。新車では安かったセダンが、中古では下に来ません。台数の多いハッチバックに対して球数が少なく、探している買い手に当たりやすいためです。なお掲載した車の走行距離は、セダンが中央値79,000km、ハッチバックが73,000kmで、おおむね揃っています。ただし今回の落札台数は令和1年式が3台、平成30年式が4台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

装備では、ハッチバック ホンダセンシングが素のハッチバックと比べて令和1年式では平均14.1万円安く、平成30年式では平均4.9万円高くなりました。比べられた2通りのうち1通りで上に来ています。新車価格の差は7.0万円です。なお掲載した車の走行距離は、ハッチバック ホンダセンシングが中央値84,000km、ハッチバックが72,000kmです。ハッチバック ホンダセンシングの側が12,000km多く走っているので、差額のすべてが装備の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は令和1年式が2台、平成30年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

新車価格に対する落札額を年式ごとに見ると、ハッチバックが令和1年式で48%、平成30年式で52%、平成29年式で42%。セダンは令和1年式で53%、平成30年式で43%、平成29年式で45%。タイプRは令和3年式で80%、平成30年式で86%と、ふつうのシビックより高い割合で残っています。生産の終わった世代でも、タイプRだけは別の相場で動いていることが読み取れます。

*

8代目シビック
※2005.9〜2012.6

50台11.3321万円

型式:FD1(1.8Lセダン)/FD2(タイプR・セダン)/FN2(タイプR ユーロ・3ドア)。この世代のあと、シビックは日本でいったん売られなくなりました。

グレードは1.8G・1.8GLが中心で、そこに2.0LのタイプRと、イギリスで作られた3ドアのタイプR ユーロが加わります。

今回該当したのは64台。そのうち14台(22%)が修復歴ありでした。この世代には残価率を掲載していません。2012年6月に作られなくなっており、14年落ちになるためです。

※価格は全て税込表示です

タイプR ユーロ

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成24
2012年
2 12.215.6万km  83.5121万円 102万円
平成23
2011年
1 9.59.5万km  153153万円 153万円
平成22
2010年
3 15.916.5万km  69.478.7万円 74.0万円
平成21
2009年
3 13.716.2万km  82.8124万円 106万円

1.8G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成20
2008年
2 12.515.8万km  15.919.8万円 17.9万円
平成19
2007年
3 11.512.4万km  15.816.9万円 16.4万円
平成18
2006年
2 10.711.6万km  16.519.5万円 18.0万円

タイプR

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成20
2008年
2 16.617.3万km  164174万円 169万円
平成19
2007年
2 1415.5万km  196206万円 201万円

1.8GL

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成19
2007年
1 13.813.8万km  18.718.7万円 18.7万円
平成18
2006年
1 9.49.4万km  19.619.6万円 19.6万円
平成17
2005年
1 6.86.8万km  18.618.6万円 18.6万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
2.0GL 2 7.715.2万km  19.626.7万円 23.2万円
1.8S 1 10.110.1万km  11.311.3万円 11.3万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成19 タイプR 7.9万km ホワイト 4.5 321万円
上位 平成19 タイプR 32.8万km ホワイト 3.5 133万円
中央 平成21 タイプR ユーロ 21.6万km ホワイト 3 60.1万円
下位 平成18 1.8G 10.7万km シルバー 3.5 19.5万円
最安値 平成18 1.8S 10.1万km レッド 3.0 11.3万円

相場の寸評

この世代は、同じシビックでも中身が2つに割れています。掲載平均で見ると、タイプR ユーロが106万円、タイプRが200万円、ふつうの1.8Gが17.2万円。タイプR ユーロと1.8Gでは88.8万円の開きがあります。20年近く前の車で、ここまで差が付いたまま残っているのは珍しいことです。

タイプRとタイプR ユーロは、同じ2.0Lの高回転型エンジンを積みながら車体が別です。タイプRは4ドアセダン、タイプR ユーロは3ドアハッチバックで、ユーロはイギリスの工場から輸入されていました。今も部品と車体の少なさから、値が落ちきっていません。

年式で見ると平成23年式が164万円(3台)、平成22年式が103万円(6台)、平成21年式が79.0万円(8台)、平成20年式が125万円(5台)、平成19年式が80.3万円(18台)、平成18年式が18.4万円(7台)。5か所の隣どうしのうち1か所で順番が入れ替わりますが、おおむね年式の順に並んでいます。年式の行にタイプRとふつうのシビックが混ざるので、この並びから自分の車を見積もることはできません。グレードごとの表を見てください。

走行距離で見ると40,000〜80,000kmが64.0万円(7台)、80,000〜120,000kmが81.5万円(13台)、120,000〜160,000kmが75.7万円(15台)、160,000km以上が90.5万円(14台)。帯ごとの並びが距離の順になっておらず、下がり方は読み取れません。ここも同じ理由で、距離の帯ごとにタイプRが何台入っているかで数字が動きます。距離だけで判断しないでください。

この世代は修復歴ありが14台(22%)でした。タイプRとタイプR ユーロは走らせて楽しむ車として使われてきたので、同じ年式・同じ距離でも状態の幅が大きく出ます。手放すときは、この2つを扱い慣れたお店を含めて複数に見てもらってください。

*

修復歴があるといくら下がるか

42台10代目で35%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ373台のうち、42台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
11代目 9 1259% 36% 安い 0台
10代目 15 662% 35% 安い 0台
8代目 5 -1733% 11% 安い 2台

※11代目・8代目はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
11代目 修復歴なし 令和4 EX 1.8万km 4 296万円
11代目 修復歴あり 令和4 EX 0.7万km 修復有 122万円 △174万円59%
11代目 修復歴なし 令和5 EX 1万km 5 286万円
11代目 修復歴あり 令和5 EX 1.4万km 修復有 176万円 △110万円38%
10代目 修復歴なし 令和1 ハッチバック ホンダセンシング 2.7万km 4.5 208万円
10代目 修復歴あり 平成30 ハッチバック ホンダセンシング 1.8万km 修復有 129万円 △78.7万円38%
10代目 修復歴なし 令和2 ハッチバック 2.2万km 4.5 219万円
10代目 修復歴あり 令和2 ハッチバック 2万km 修復有 192万円 △26.4万円12%

10代目では中央値で35%下がります。15台を照合した結果です。修復歴なしの側が166万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと52.9万円の開きになるようです。

ところが8代目まで下がると、この差はほとんど消えます。5台の照合で率は11%ですが、実額に直すと中央値で2.1万円。修復歴なしの側が16.9万円前後の世代では、率が動いても金額はほとんど動きません。

これは、古い車なら修復歴が問われないという意味ではありません。8代目は下限に近い価格で取引されており、修復歴のあるなしにかかわらず、下げようのないところまで下がりきっています。裏を返せば、52.9万円という差が出る10代目ほど、修復歴の有無が金額を大きく左右すると言えるでしょう。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

シビックは世代によって相場の性格がまったく違います。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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