N-VANは、2018年7月から売られているホンダの軽商用バンです。N-BOXをもとに作られた車で、助手席側にピラー(柱)が無く、助手席と後席を床と同じ高さまで畳めるのが特徴です。荷室の床が低く、大きなものを積みやすい作りになっています。2021年2月にホンダセンシングが全車標準となり、グレード名から「ホンダセンシング」と「+スタイル」が外れました。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたN-VAN、合計379台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。電気自動車のN-VAN e:(JJ3・2024年10月〜)は車検証の型式が別なので含めていません。N-BOX、N-WGN、N-ONEも車名が別です。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和82026年 JJ1系 G 3 0.10.1万km 115万円 114116万円 77%
令和62024年 JJ1系 G 2 11.2万km 93.2万円 86.699.8万円 68%
令和32021年 JJ1系 G 13 8.512.3万km 40.8万円 29.649.8万円 32%
令和22020年 JJ1系 G・ホンダセンシング 3 7.27.7万km 54.6万円 53.556.5万円 42%
令和12019年 JJ1系 G・ホンダセンシング 11 1014.7万km 33.2万円 23.646.1万円 26%
平成302018年 JJ1系 G・ホンダセンシング 2 12.713.2万km 30.4万円 28.132.7万円 24%
令和22020年 JJ1系 L・ホンダセンシング 5 11.112.5万km 33.7万円 17.447.3万円 25%
令和12019年 JJ1系 L・ホンダセンシング 3 11.412.5万km 41.2万円 33.353.1万円 31%
平成302018年 JJ1系 L・ホンダセンシング 4 10.911.4万km 39.5万円 33.344.2万円 29%
令和42022年 JJ1系 ファン 2 2.62.9万km 110万円 99.9121万円 68%
令和32021年 JJ1系 ファン 2 5.35.7万km 95.0万円 84.9105万円 58%
平成302018年 JJ1系 ファン・ホンダセンシング 3 4.24.9万km 103万円 93.7115万円 66%
令和22020年 JJ1系 G・ホンダセンシング 4WD 4 8.110.7万km 41.2万円 33.151.1万円 29%
平成302018年 JJ1系 G・ホンダセンシング 4WD 2 16.817.8万km 19.2万円 16.222.2万円 14%
令和82026年 JJ1系 L 2 0.10.1万km 125万円 125125万円 76%
令和32021年 JJ1系 L 3 13.716.2万km 26.7万円 19.137.6万円 19%
令和52023年 JJ1系 ファン・ターボ 2 4.14.2万km 121万円 106136万円 69%
令和42022年 JJ1系 ファン・ターボ 2 8.58.8万km 87.3万円 73.6101万円 50%

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和1年式のG・ホンダセンシングであれば、出品26台の中央値は約123,000kmでした。

グレード名はホンダのカタログ表記に合わせています。L・Gが仕事向け、「ファン」「クール」は乗用に寄せた仕立てで、発売当時は「+スタイル ファン」「+スタイル クール」と呼ばれていました。

2021年2月にホンダセンシングが全車標準になり、グレード名から消えました。同じ「G」でも、平成30年式〜令和2年式は「G・ホンダセンシング」、令和3年式以降は「G」として分けています。中身が違うのではなく、カタログ名が変わっただけです。

屋根の高さ(ハイルーフ・標準ルーフ)は表で分けていません。出品名に書かれないことが多く、新車価格もグレードの側で決まるためです。

四輪駆動は型式で分かれます。JJ1が前輪駆動、JJ2が四輪駆動です。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

N-VAN
※2018.7〜

260台6.3181万円

型式:JJ1(前輪駆動)/JJ2(四輪駆動)。助手席側にピラーが無く、助手席と後席を床と同じ高さまで畳める軽商用バンです。

グレードは仕事向けのL・Gと、乗用に寄せたファン・クール(発売当時は「+スタイル」付き)。ファンとクールには過給機付きのターボもあります。

今回該当したのは379台。そのうち69台(18%)が修復歴ありでした。また34台が走行距離のごく短い「新車同様」の評価で、これらは相場から外れるため表からは除いています。

※価格は全て税込表示です

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
3 0.10.1万km  114116万円 115万円 77%
令和7
2025年
1 0.30.3万km  99.999.9万円 99.9万円 73%
令和6
2024年
2 11.2万km  86.699.8万円 93.2万円 68%
令和4
2022年
1 6.96.9万km  44.144.1万円 44.1万円 35%
令和3
2021年
13 8.512.3万km  29.649.8万円 40.8万円 32%

G・ホンダセンシング

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和2
2020年
3 7.27.7万km  53.556.5万円 54.6万円 42%
令和1
2019年
11 1014.7万km  23.646.1万円 33.2万円 26%
平成30
2018年
2 12.713.2万km  28.132.7万円 30.4万円 24%

L・ホンダセンシング

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和2
2020年
5 11.112.5万km  17.447.3万円 33.7万円 25%
令和1
2019年
3 11.412.5万km  33.353.1万円 41.2万円 31%
平成30
2018年
4 10.911.4万km  33.344.2万円 39.5万円 29%

ファン

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
1 0.10.1万km  154154万円 154万円 90%
令和7
2025年
1 0.50.5万km  153153万円 153万円 90%
令和5
2023年
1 3.73.7万km  108108万円 108万円 66%
令和4
2022年
2 2.62.9万km  99.9121万円 110万円 68%
令和3
2021年
2 5.35.7万km  84.9105万円 95.0万円 58%

ファン・ホンダセンシング

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和2
2020年
1 9.39.3万km  88.388.3万円 88.3万円 56%
平成30
2018年
3 4.24.9万km  93.7115万円 103万円 66%

G・ホンダセンシング 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和2
2020年
4 8.110.7万km  33.151.1万円 41.2万円 29%
平成30
2018年
2 16.817.8万km  16.222.2万円 19.2万円 14%

L

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
2 0.10.1万km  125125万円 125万円 76%
令和7
2025年
1 0.10.1万km  117117万円 117万円 78%
令和5
2023年
1 7.77.7万km  65.065.0万円 65.0万円 46%
令和3
2021年
3 13.716.2万km  19.137.6万円 26.7万円 19%

ファン・ターボ

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
1 0.20.2万km  156156万円 156万円 85%
令和6
2024年
1 2.22.2万km  159159万円 159万円 87%
令和5
2023年
2 4.14.2万km  106136万円 121万円 69%
令和4
2022年
2 8.58.8万km  73.6101万円 87.3万円 50%
令和3
2021年
1 5.35.3万km  134134万円 134万円 77%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
ファン 4WD 8 119.3万km  17.8142万円 85.2万円
L・ホンダセンシング 4WD 8 4.615.8万km  21.894.3万円 50.5万円
クール・ホンダセンシング 8 3.813.7万km  33.098.5万円 59.5万円
ファン・ターボホンダセンシング 8 4.117.2万km  33.3134万円 85.9万円
ファン・ターボ 4WD 7 0.29.3万km  64.7181万円 123万円
L 4WD 6 0.19.9万km  50.2132万円 101万円
ファン・ターボホンダセンシング 4WD 6 8.617.1万km  30.870.3万円 54.4万円
ファン・ホンダセンシング 4WD 5 524.3万km  36.398.2万円 79.0万円
G 4WD 4 4.614.3万km  33.394.7万円 55.8万円
FUN 3 5.422万km  22.4117万円 75.8万円
FUNターボ 2 1.65.7万km  74.2133万円 103万円
クール・ターボホンダセンシング 2 4.79万km  72.9110万円 91.3万円
クール・ターボホンダセンシング 4WD 2 910.8万km  61.0101万円 81.2万円
FUNホンダセンシング 1 0.60.6万km  132132万円 132万円
FUNHondaSENSING 1 23.323.3万km  26.426.4万円 26.4万円
クール・ホンダセンシング 4WD 1 13.813.8万km  60.060.0万円 60.0万円
ほか2グレード 2  86.3116万円 101万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 ファン・ターボ 4WD 0.2万km パール 5 181万円
上位 令和1 ファン・ホンダセンシング 4WD 5万km グリーン 3.5 98.2万円
中央 令和6 G 9.4万km ホワイト 3.5 58.1万円
下位 令和4 G 13.5万km ホワイト 3.5 35.3万円
最安値 平成30 L・ホンダセンシング 21.8万km シルバー 3.5 6.3万円

相場の寸評

この車は、走行距離が強く効きます。40,000km未満が116万円(61台)、40,000〜80,000kmが86.4万円(58台)、80,000〜120,000kmが53.4万円(63台)、120,000〜160,000kmが34.6万円(42台)、160,000km以上が24.2万円(36台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で91.8万円、率にすると79%下がります。仕事に使われる車なので距離の伸び方に幅が大きく、そこがそのまま金額の幅になります。

年式で見ると令和8年式が134万円(8台)、令和7年式が133万円(12台)、令和6年式が115万円(16台)、令和5年式が110万円(12台)、令和4年式が79.2万円(20台)、令和3年式が55.5万円(45台)、令和2年式が59.5万円(47台)、令和1年式が52.5万円(64台)、平成30年式が47.1万円(36台)。いちばん高い令和8年式といちばん低い平成30年式の差は86.9万円です。8か所の隣どうしのうち1か所で順番が入れ替わりますが、おおむね年式の順に並んでいます。年式の行には仕事向けのGと乗用寄りのファンが混ざるので、この並びだけで見積もらないでください。グレードごとの表を見てください。

仕立ての違いでは、ファン・ホンダセンシングがG・ホンダセンシングと比べて平成30年式では平均72.7万円高くなりました。比べられたのは1通りだけなので、向きは言い切れません。新車価格の差は29.3万円です。ファンは色付きのバンパーや内装の仕立てが付く仕様で、仕事だけでなく遊びに使う買い手も探すため、中古でも上に来ます。なお掲載した車の走行距離は、ファン・ホンダセンシングが中央値47,000km、G・ホンダセンシングが132,000kmです。G・ホンダセンシングの側が85,000km多く走っているので、差額のすべてが仕立ての違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は平成30年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

装備では、L・ホンダセンシングがG・ホンダセンシングと比べて令和2年式では平均20.9万円安く、令和1年式では平均8.0万円高く、平成30年式では平均9.1万円高くなりました。比べられた3通りのうち2通りで上に来ています。新車価格ではLの方が7.3万円〜7.5万円高い設定です。なお掲載した車の走行距離は、L・ホンダセンシングが中央値114,000km、G・ホンダセンシングが127,000kmです。G・ホンダセンシングの側が13,000km多く走っているので、差額のすべてが装備の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は令和1年式が3台、平成30年式が4台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

駆動では、G・ホンダセンシング 4WDが前輪駆動のG・ホンダセンシングと比べて令和2年式では平均13.4万円安く、平成30年式では平均11.2万円安くなりました。比べられた2通りすべてで下に来ています。新車では10.9万円〜11.1万円高い仕様です。それでも中古では下に来ています。四輪駆動は雪の多い地域で仕事に使われた車が多く、距離も傷みも進んでいることが効いています。なお掲載した車の走行距離は、G・ホンダセンシング 4WDが中央値107,000km、G・ホンダセンシングが77,000kmです。G・ホンダセンシング 4WDの側が30,000km多く走っているので、差額のすべてが駆動の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は令和2年式が4台、平成30年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

新車価格に対する落札額を年式ごとに見ると、Gが令和8年式で77%、令和3年式で32%。G・ホンダセンシングは令和2年式で42%、令和1年式で26%。ファンは令和4年式で68%、令和3年式で58%でした。ファンの側が高い割合で残っています。仕事に使うだけの車ではなく、車中泊や趣味の道具を積む車として探されているためです。ただし今回の落札台数は令和8年式が1台、令和7年式が1台、令和5年式が1台、令和4年式が2台、令和3年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

この世代の掲載260台のうち61台(23%)が四輪駆動でした。修復歴ありは69台(18%)です。走行距離のごく短い「新車同様」の出品も34台ありました。107万円から156万円で、平均は124万円。今回該当した379台の9%にあたります。まだ発売から8年の車なので、走行距離の短い個体は新車に近い金額で動きます。手放すときは、複数のお店の金額を並べて比べてください。

*

修復歴があるといくら下がるか

69台JJ1系で28%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ379台のうち、69台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
JJ1系 45 -1976% 28% 安い 4台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
JJ1系 修復歴なし 令和7 L 0.1万km 5 117万円
JJ1系 修復歴あり 令和6 L 0万km 修復有 28.1万円 △89.1万円76%
JJ1系 修復歴なし 令和7 L 0.1万km 5 117万円
JJ1系 修復歴あり 令和7 L 0.3万km 修復有 93.0万円 △24.2万円21%

JJ1系では中央値で28%下がります。45台を照合した結果です。修復歴なしの側が61.4万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと17.9万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

N-VANは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

*