RAV4は1994年に登場した、乗用車の土台で作られたSUVの草分けです。3代目までは日本でも売られていましたが、4代目は日本に入らず、2019年4月の5代目で復活しました。現行の5代目には2.0Lガソリン・ハイブリッド・PHVがあり、PHVは新車で500万円を超える価格帯にいます。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたRAV4、合計363台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。PHVも同じページにまとめています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和62024年 5代目 G ハイブリッド 4WD 2 3.34.1万km 389万円 385393万円 90%
令和52023年 5代目 G ハイブリッド 4WD 3 6.98.1万km 310万円 293319万円 72%
令和32021年 5代目 G ハイブリッド 4WD 6 6.47.8万km 276万円 254292万円 68%
令和22020年 5代目 G ハイブリッド 4WD 2 99.2万km 243万円 239246万円 62%
令和12019年 5代目 G ハイブリッド 4WD 9 7.811.1万km 232万円 208269万円 61%
令和52023年 5代目 アドベンチャー 4WD 5 7.19.2万km 256万円 249267万円 70%
令和42022年 5代目 アドベンチャー 4WD 2 4.24.5万km 278万円 275280万円 80%
令和32021年 5代目 アドベンチャー 4WD 4 4.65.9万km 288万円 254319万円 87%
令和22020年 5代目 アドベンチャー 4WD 3 6.37.3万km 247万円 232263万円 77%
令和12019年 5代目 アドベンチャー 4WD 9 6.99.7万km 239万円 221285万円 76%
令和52023年 5代目 G Zパッケージ 4WD 2 4.34.5万km 301万円 295307万円 78%
令和42022年 5代目 G Zパッケージ 4WD 2 4.14.8万km 284万円 280288万円 79%
令和32021年 5代目 G Zパッケージ 4WD 3 4.54.8万km 260万円 243292万円 74%
令和22020年 5代目 G Zパッケージ 4WD 4 5.97.3万km 234万円 218243万円 69%
令和12019年 5代目 G Zパッケージ 4WD 7 6.99.7万km 231万円 187270万円 69%
令和42022年 5代目 G 4WD 2 2.33.2万km 280万円 279282万円 81%
令和32021年 5代目 G 4WD 3 7.18.2万km 212万円 209217万円 63%
令和22020年 5代目 G 4WD 3 5.25.6万km 236万円 230243万円 72%
令和12019年 5代目 G 4WD 4 6.57.2万km 214万円 207220万円 67%
令和32021年 5代目 アドベンチャー オフロードパッケージ 4WD 6 4.55.7万km 267万円 243285万円
令和32021年 5代目 X 3 7.48.5万km 199万円 187213万円 73%
令和22020年 5代目 X 3 5.96.5万km 216万円 210226万円 81%
平成232011年 3代目 スタイル 4WD 2 9.710.9万km 90.0万円 86.193.8万円
平成212009年 3代目 スタイル 4WD 2 13.117.7万km 72.0万円 56.487.6万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和1年式のG(ハイブリッド・4WD)であれば、出品29台の中央値は約96,000kmでした。

5代目のGとZは、ガソリン・ハイブリッド・PHVのどれにもあります。PHVは新車価格が200万円ほど高い別の車なので、グレード名の後ろにPHEVと入れて行を分けています。

アドベンチャーのオフロードパッケージは、出品名が「アドベンチャー オフロード」で切れているものが多く、無印か2型かを判別できません。ひとまとめにしたため、その行だけ残価率を出していません。

3代目にも残価率は載せていません。2005年から2016年まで作られた世代で、その間に消費税率が変わっており、年式当時の支払額を1つに決められないためです。

2代目より古いモデルと、2025年に出た6代目は、今回の集計では台数がまとまらなかったため載せていません。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

5代目RAV4
※2019.4〜現行モデル

251台151433万円

型式:MXAA54/MXAA52/AXAH54/AXAH52/AXAP54。MXAAが2.0Lガソリン、AXAHがハイブリッド、AXAP54がPHVです。末尾が54・52は4WDと2WDを表します。

一部改良は2022年10月と2024年5月で、どちらも年の途中に入りました。年式で前期と後期を切り分けられないため、ここでは分けずに年式順で並べています。

この世代は現行モデルなので、残価率を掲載しています。グレード・駆動方式・ハイブリッドとPHVの別ごとに、その年式当時の新車価格で計算しました。

今回の集計では251台が該当し、走行距離の中央値は6.7万kmでした。4WDが大半を占め、2WDの出品はごくわずかです。

※価格は全て税込表示です

G ハイブリッド 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
2 3.34.1万km  385393万円 389万円 90%
令和5
2023年
3 6.98.1万km  293319万円 310万円 72%
令和3
2021年
6 6.47.8万km  254292万円 276万円 68%
令和2
2020年
2 99.2万km  239246万円 243万円 62%
令和1
2019年
9 7.811.1万km  208269万円 232万円 61%

アドベンチャー 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
1 55万km  343343万円 343万円 93%
令和5
2023年
5 7.19.2万km  249267万円 256万円 70%
令和4
2022年
2 4.24.5万km  275280万円 278万円 80%
令和3
2021年
4 4.65.9万km  254319万円 288万円 87%
令和2
2020年
3 6.37.3万km  232263万円 247万円 77%
令和1
2019年
9 6.99.7万km  221285万円 239万円 76%

G Zパッケージ 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
2 4.34.5万km  295307万円 301万円 78%
令和4
2022年
2 4.14.8万km  280288万円 284万円 79%
令和3
2021年
3 4.54.8万km  243292万円 260万円 74%
令和2
2020年
4 5.97.3万km  218243万円 234万円 69%
令和1
2019年
7 6.99.7万km  187270万円 231万円 69%

G 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
1 1.31.3万km  364364万円 364万円 99%
令和4
2022年
2 2.33.2万km  279282万円 280万円 81%
令和3
2021年
3 7.18.2万km  209217万円 212万円 63%
令和2
2020年
3 5.25.6万km  230243万円 236万円 72%
令和1
2019年
4 6.57.2万km  207220万円 214万円 67%

アドベンチャー オフロードパッケージ 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和6
2024年
1 7.77.7万km  271271万円 271万円
令和5
2023年
1 3.33.3万km  316316万円 316万円
令和4
2022年
1 5.95.9万km  294294万円 294万円
令和3
2021年
6 4.55.7万km  243285万円 267万円

X

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和6
2024年
1 3.43.4万km  280280万円 280万円 95%
令和3
2021年
3 7.48.5万km  187213万円 199万円 73%
令和2
2020年
3 5.96.5万km  210226万円 216万円 81%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
X ハイブリッド 13 2.315.4万km  168327万円 239万円
X 4WD 7 1.511.7万km  151279万円 201万円
アドベンチャー ハイブリッド 4WD 6 6.69.8万km  286367万円 321万円
G Z 4WD PHEV 5 4.48.6万km  273332万円 293万円
ブラックトーン 4WD PHEV 5 2.17.7万km  278367万円 332万円
X ハイブリッド 4WD 2 0.914.2万km  211397万円 304万円
アドベンチャー オフロードパッケージ ハイブリッド 4WD 1 3.63.6万km  373373万円 373万円
Z 4WD PHEV 1 6.16.1万km  388388万円 388万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 G ハイブリッド 4WD 0.9万km パール 5 433万円
上位 令和4 アドベンチャー ハイブリッド 4WD 8.9万km ブルー 4.0 286万円
中央 令和5 アドベンチャー 4WD 8.6万km その他 4 249万円
下位 令和1 G 4WD 5.4万km ブラック 4.5 222万円
最安値 令和3 X 4WD 6.6万km シルバー 2 151万円

相場の寸評

この車では、ハイブリッドに払った差額がよく戻ってきます。新車ではGのハイブリッド4WDがガソリンの4WDより61.6万円高い設定でした。年式と走行距離を揃えて比べられた4通りは、すべてハイブリッドが上回り、令和2〜3年式の40,000〜70,000kmではハイブリッドが6台で282万円、ガソリンが4台で243万円、令和2〜3年式の70,000km以上ではハイブリッドが10台で258万円、ガソリンが8台で208万円。差の中央値は42.7万円で、新車で払った差額の69%にあたります。ただし比べた組の台数は3台から19台と幅があるため、薄い組は目安としてご覧ください。

ただし残価率で見ると順番が入れ替わります。ハイブリッドのGは令和3年式が6台で68%、令和1年式が9台で61%。ガソリンのGは令和1年式が4台で67%です。実額ではハイブリッドが上なのに率で負けるのは、新車価格が61.6万円高いぶん分母が大きいからです。率と実額のどちらを見るかで、まるで逆の話になります。

グレードでは、アドベンチャーがよく値を保ちます。新車ではG Zパッケージの方が21.1万円高い設定でした。それが中古では、比べられた5通りのうち3通りでアドベンチャーが上回り、令和2〜3年式の40,000〜70,000kmではアドベンチャーが10台で270万円、G Zパッケージが6台で248万円、令和2〜3年式の70,000km以上ではアドベンチャーが8台で240万円、G Zパッケージが5台で211万円。残価率でも令和1年式でアドベンチャーが76%、G Zパッケージが69%です。専用のバンパーと大径タイヤで見た目が変わるグレードが、この車ではそのまま金額に乗っています。

G Zパッケージと素のGの差は、新車価格の差なりに残ります。新車では14.6万円の差でした。令和2〜3年式の40,000〜70,000kmではG Zパッケージが6台で248万円、素のGが4台で243万円、令和2〜3年式の70,000km以上ではG Zパッケージが5台で211万円、素のGが8台で208万円。差は3.6万円から24.8万円にとどまります。アドベンチャーのような上乗せは付きません。

PHVは11台と数は少ないものの、273万円から388万円、平均319万円という別の価格帯にいます。令和2〜3年式で比べると、PHV9台が310万円、同じ年式のハイブリッド4WD20台が276万円でした。ただしPHVは新車価格が499.0万円からという車です。1台ずつ年式当時の新車価格と突き合わせると、残価率の中央値は60%で、同じ年式のハイブリッド4WDより低い水準にとどまります。実額では高く売れるのに、払った額に対しては戻りにくい車です。

走行距離は素直に効きます。令和1〜3年式のG(ハイブリッド・4WD)で並べると、20,000km未満が3台で311万円、20,000〜40,000kmが3台で301万円、40,000〜70,000kmが14台で268万円、70,000km以上が29台で236万円。20,000km未満と70,000km以上では24%の差がつきました。なお20,000km未満の根拠は3台と少ないため、この帯だけは目安としてご覧ください。

この世代は出品290台のうち35台が修復歴ありでした。割合にすると12%です。アウトドアで使われる車ですが、事故車の比率が高いわけではありません。下げ幅がどれくらいかはこのあとの項目にまとめています。

この世代の251台は151万円から433万円まで広がり、平均は259万円。ガソリン・ハイブリッド・PHVで100万円以上違う車なので、査定額を見るときは、まず自分の車がどれにあたるかを確かめてください。

*

3代目RAV4
※2005.11〜2016.8

55台34.6104万円

型式:ACA31W/ACA36W。どちらも2.4Lガソリンで、31が4WD、36が2WDです。この世代を最後に日本での販売がいったん途切れ、4代目は海外だけで売られました。

一部改良は2008年9月で、年の途中に入ります。年式で前期と後期を切り分けられないため、分けずに年式順で並べています。

残価率は掲載していません。2005年から2016年まで作られた世代で、その間に消費税率が変わっており、年式当時の支払額を1つに決められないためです。

今回の集計では55台が該当し、走行距離の中央値は13.1万kmでした。11年ぶんの年式が並ぶため、年式ごとの台数はどうしても薄くなります。

※価格は全て税込表示です

スタイル 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成28
2016年
1 10.510.5万km  89.289.2万円 89.2万円
平成27
2015年
1 13.113.1万km  88.288.2万円 88.2万円
平成26
2014年
1 11.111.1万km  79.279.2万円 79.2万円
平成25
2013年
1 15.515.5万km  80.880.8万円 80.8万円
平成23
2011年
2 9.710.9万km  86.193.8万円 90.0万円
平成22
2010年
1 12.812.8万km  56.056.0万円 56.0万円
平成21
2009年
2 13.117.7万km  56.487.6万円 72.0万円

スタイル

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成27
2015年
2 66.1万km  87.1104万円 95.6万円
平成25
2013年
1 9.79.7万km  82.482.4万円 82.4万円
平成23
2011年
1 11.211.2万km  75.075.0万円 75.0万円
平成21
2009年
2 22.722.7万km  52.261.9万円 57.1万円
平成20
2008年
1 11.111.1万km  52.752.7万円 52.7万円

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成21
2009年
2 8.89.8万km  49.077.5万円 63.2万円
平成20
2008年
1 10.710.7万km  66.066.0万円 66.0万円
平成19
2007年
3 11.613.4万km  43.573.2万円 56.2万円
平成18
2006年
3 1516.6万km  52.166.4万円 59.1万円

G 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成19
2007年
2 14.415.1万km  38.576.1万円 57.3万円
平成18
2006年
2 24.425.6万km  34.644.4万円 39.5万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
スポーツ 4WD 4 14.422.3万km  50.472.0万円 62.8万円
スタイル Sパッケージ 4WD 3 9.837.3万km  71.591.6万円 83.1万円
スタイル Sパッケージ 2 4.114.3万km  82.197.8万円 89.9万円
X 4WD 2 13.223万km  60.782.5万円 71.6万円
X 1 7.47.4万km  78.578.5万円 78.5万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成27 スタイル 6.1万km パール 4 104万円
上位 平成26 スタイル Sパッケージ 14.3万km パール 3.5 82.1万円
中央 平成18 スポーツ 4WD 14.4万km ブラック 3.5 67.0万円
下位 平成21 スタイル 4WD 12.2万km パール 3.5 52.7万円
最安値 平成18 G 4WD 25.6万km シルバー 3.0 34.6万円

相場の寸評

この世代の55台は34.6万円から104万円に収まり、平均は67.9万円でした。5代目の平均が259万円ですから、同じRAV4でも別の相場を見ていることになります。

この世代でいちばん効くのは走行距離です。80,000km未満が7台で83.0万円、80,000〜120,000kmが16台で71.5万円、120,000〜160,000kmが16台で69.9万円、160,000km以上が16台で55.8万円。80,000km未満と160,000km以上では27.2万円、率にして33%の差がつきました。なお80,000km未満の根拠は7台と少なく、この帯だけは目安としてご覧ください。

年式もそれなりに効きます。台数のまとまる4WDで並べると、平成25〜28年式が9台で82.3万円、平成21〜24年式が12台で69.1万円、平成18〜20年式が10台で53.6万円。平成25〜28年式と平成18〜20年式の差は28.7万円、率にして35%です。10年落ちを過ぎた車としては、まだ年式が金額を動かしている方でしょう。

駆動方式は走行距離しだいで向きが変わります。100,000km未満では4WD3台が89.5万円、2WD9台が77.7万円、100,000〜140,000kmでは4WD11台が77.6万円、2WD9台が62.0万円、140,000km以上では4WD17台が57.8万円、2WD6台が62.2万円。100,000km未満では4WDが11.8万円上回りますが、140,000km以上になると4.4万円下回ります。距離が伸びた4WDは、駆動系の傷みが読みにくくなるためでしょう。

グレードの差もはっきり出ます。走行100,000〜160,000kmに揃えて並べると、G 4WDが3台で53.5万円、Gが7台で58.2万円、スタイルが4台で67.4万円、スタイル 4WDが9台で80.0万円。いちばん下と上で26.4万円の開きがありました。新車価格はGが237.3万円、スタイルが236.0万円とほぼ同じでしたから、中古で開いた差は装備の値段ぶんではありません。見た目に手が入ったグレードが、この世代では選ばれているということでしょう。

出品73台のうち17台が修復歴ありで、割合は23%でした。5代目の12%を大きく上回ります。この価格帯まで下がると、査定額の違いはお店ごとの販路の差そのものです。1社の提示額で決めず、複数のお店に見せてから判断してください。

*

修復歴があるといくら下がるか

52台5代目で20%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ363台のうち、52台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
5代目 14 -443% 20% 安い 1台
3代目 5 -524% 6% 安い 2台

※3代目はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
5代目 修復歴なし 令和4 G 4WD 2.3万km 4.0 282万円
5代目 修復歴あり 令和4 G 4WD 0.9万km 修復有 166万円 △116万円41%
5代目 修復歴なし 令和1 G Zパッケージ 4WD 3.5万km 4.5 263万円
5代目 修復歴あり 令和1 G Zパッケージ 4WD 4万km 修復有 189万円 △74.6万円28%
3代目 修復歴なし 平成27 スタイル 4WD 13.1万km 4 88.2万円
3代目 修復歴あり 平成27 スタイル 4WD 12.2万km 修復有 82.2万円 △6.0万円7%
3代目 修復歴なし 平成19 G 4WD 14.4万km 3.5 76.1万円
3代目 修復歴あり 平成19 G 4WD 14.1万km 修復有 59.1万円 △17.1万円22%

5代目では中央値で20%下がります。14台を照合した結果です。修復歴なしの側が277万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと60.9万円の開きになるようです。

ところが3代目まで下がると、この差はほとんど消えます。5台の照合で率は6%ですが、実額に直すと中央値で6.0万円。修復歴なしの側が72.0万円前後の世代では、率が動いても金額はほとんど動きません。

これは、古い車なら修復歴が問われないという意味ではありません。3代目は下限に近い価格で取引されており、修復歴のあるなしにかかわらず、下げようのないところまで下がりきっています。裏を返せば、60.9万円という差が出る5代目ほど、修復歴の有無が金額を大きく左右すると言えるでしょう。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

RAV4は世代によって相場の性格がまったく違います。同じGでもガソリンかハイブリッドかPHVかで倍近く違い、そこを取り違えると相場を読み違えます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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