ユーザー車検。
初めて自分で車検をするときの手順と注意点をまとめています。順を追って解説していますので参考にどうぞ。
ユーザー車検時の必要書類
まずはユーザー車検には、以下の書類が必要となります。準備しておきましょう。
- 自動車検査証
- 納税証明書
になります。
自動車検査証は俗にいう車検証と呼ばれるもので、車に常に搭載しているものだと思いますが、これがちゃんとあるのかを確認しておきましょう。なければ再発行の手続きになります。
納税証明は2015年4月から、徐々に電子化されていっていますので、必要のない市区町村は増えてきましたが、きちんと用意ができるのなら、スムーズに進めるために用意しておくようにしましょう。
ユーザー車検の予約
車検を自分で受けるなら、まずは車検ラインを予約しないといけません。
普通車の予約はこちらから行なってください。
そして黄色いナンバーの軽自動車はこちらから検査予約をしましょう。
なぜ車検予約が必要なの?
車検ラインとは車の検査を行なうレーンのことで、1日に受験できる台数が限られていることから、
予約を入れないと受験ができない
ようになっています。
ログインIDとパスワードを設定する不便さがありますが、これは車検予約を入れても来ないという状態をなくすためのもの。予約に責任を持つという意味でもきちんと行いましょう。
予約には希望の日時とともに、車両情報を入力する必要があります。車検証を片手に予約するとスムーズに予約することができます。
なお、車検予約ができる日は土日祝を除く平日のみとなってます。
車検予約日にいざ持ち込み!
さて、いよいよ車検当日。事故のないように祈りつつ、車を予約した時間前に陸運局(軽自動車は軽自動車協会)へ持ち込みましょう。
そして、敷地内の書類を購入する建物で、車検証と納税証明を持参し、必要書類を購入します。
- OCRシート
- 重量税納付書
- 分解整備記録簿
- 自賠責保険
以上の4点が必要となります。
分解整備記録簿
分解整備記録簿は「後検(あとけん)です」と言えば必要ありません。後検とは陸運局でのライン通過後に点検するという意味で、極端な話、車検ラインさえ通過できれば、実際の点検は後でも問題ないとされています。
自賠責保険を作成するタイミング
そして自賠責保険。これはできれば検査ラインを通過後に取得するのが望ましいです。
なぜなら、自賠責の残日数に余裕を持って保険証を作成してもらっているのなら問題はありませんが、残日数が無い状態で落検してしまうと、その日再検できない症状(作業が間に合わない修理等があった場合)の場合は、もう一度自賠責を追加で加入し直す必要があるからです。
もちろん余裕を持った日付で加入することが望ましいですが、予算を極力安く抑えたいのであれば、
ライン通過合格後に自賠責を作成する
ようにしましょう。
車検書類の書き方
車検の書類の書き方については、陸運局内の書き物スペースで書き方例が貼り出してある場合がほとんど。例に習って書くようにしましょう。
書くときの注意点としては特にはありません。なぜなら書類はOCRシートに鉛筆で書くため訂正が可能です。さらには重量税納付書などはボールペンで書くとはいえ、間違えた場合は二重線で引いて書き直せば問題ないからです。書き損じても焦る必要は一切ないので安心してください。
車検ラインの通過
書類が揃ったら、いよいよ車検ラインを通過することとなります。
車検ラインの通過はこちらにまとめましたのでご参考下さい。
自力で車検ラインに合格したら
車検ラインに通ったら、あとは書類を車検受付のところへ提出すればOK。新しい車検証と、車検ステッカーを発行してもらえます。
新しい車検証を丁寧に車内に保管し、車検ステッカーは古い物をカッターやスクレーパー等で剥がして、新しい物に貼り替えておきましょう。
でないと万一何かで警察に止められた時、車検があっても変に疑われて面倒なことになりますよ。
いかがでしたか?
どうでしたでしょうか?
常に車検ラインを通過する業者からすれば、特に難しいものでもありませんが、初めて受けられる方は難しく考えられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もし、どうしても難しそうに感じたら、業者に依頼することも考えられた方が良いでしょう。こちらの車検比較サイトなら、全国から車検店舗を選択できるので、近所の店舗で一番安く車検ができるところを一括検索してくれます。
もちろん、見積もりを依頼しても、絶対に車検をしないといけないわけではありません。思った以上に見積りが高ければ自分で車検すればいいわけですし、それ以外の方法だってあるのです。
ですが車検を機に、
うまく出費を抑えて乗り替えられる
のはご存知でしょうか?
車検を受けずに乗り替える
ユーザー車検であっても、
必ずかかってくるのが法定費用
です。車検を自分でするからと言って、法定費用がかからないわけではありません。
軽自動車の車検代や法定費用
軽自動車は法定費用の概算で35,000円前後。車検業者に出すと60,000円前後。こう見ると軽自動車の場合は、買い替えるよりも継続して車検を受ける方が大した出費でなくて良いでしょう。
普通車の車検代や法定費用
ですが普通車の場合。2000ccで重量が1.5t~2tの車を例とすると、重量税や自賠責保険等の法定費用だけで7万円前後、車検業者に出すと10万円前後にもなってしまいます。
こうなってくると、10万円の出費を次の車代として計算して、今より維持費のかからない車に乗り替えや、家族が増えた、用途が変わったなどの理由で、まったく違う車に乗り替えてしまうことだって可能になるのです。
試しに愛車の価格を調べてみては?
そこで利用したいのがこちら。こちらから現在の車の価値を調べてみて、概算価格がわかったら、こちらで欲しい車を検索してみるのも良いのではないでしょうか。
もし、修理をするにあたって乗り換えや廃車を検討しているのなら、参考にしたい基準は以下の3点です。 以下の3つを見て判断するといいでしょう。 まずは新車からの経過年数です。ご自身のお車別に見てみてください。 乗り換える必要はないどころか新車保証がまだ残っている範囲。なので まずはディーラー保証を受ける ようにしましょう。ただし走行距離は10万キロ未満でないと保証対象外となりますので要注意です。 新車保証は切れますが、まだこの頃は故障箇所も少なく、修理する選択で問題ないことが多いです。なぜなら よほどの不人気車でない限り車の価値は高い ことが多ので、修理代がさほど負担にならない場合だけ、修理する方が良いでしょう。 このあたりの年式から少しずつ判断は難しくなってきます。車の価値はどんどん下がり、 高額な修理代になれば車の価値を追い越してしまう ことも。この年式あたりの車から、少しずつ判断は難しくなっていきます。 小学4年生の子どもが、10年経てば成人していることを考えると、経過年数で言えばそろそろいろんな部分が壊れてくる頃…。 今回はこの修理をしたけれど、すぐにまた次が壊れた…。 そんなことも起こりうる年式になっています。さらには13年経過すると、毎年の自動車税が値上がりしてしまうので、よほど愛着があるとか希少車でない限り、 乗り換えも視野に入れて考える ほうが得策でしょう。 修理をし過ぎてお金をかけてばかりいると、それこそ勿体なくなってしまって、乗り換えのタイミングを失ってしまいますので要注意です。 走行距離数による判断です。今現在、何キロ走っていますか? 新車保証が残っているなら当然ディーラーへ。新車保証が切れた走行距離の少ない車両は、どんな不人気車でも高値で売却されたりする場合が多く、修理代がかからずに格安中古車に乗り換えできたり、次の購入される車両の頭金になったりします。ですので走行距離の少ない車両にお乗りの場合は、選択肢は幅広く持てると覚えておきましょう。 少しずつ修理箇所が増えてくる年式になります。ですがまだこの年式も、修理をしてもいいですし、売却するとしてもまだまだ値段がつく走行距離です。 10万キロになるにつれて、故障箇所はさらに多くなってきます。補機類や周辺部位のみならず、エンジン本体やミッション本体など、とても大きく修理代がかかる部分なども修理の対象となることが多いです。そして車種によってはタイミングベルトの交換時期。チェーンタイプの車では、ウォーターポンプの交換が必要になったりと、そろそろお金の要る時期です。 10万キロを超えると、エンジン、ミッションを始め、さまざまな箇所が故障範囲になってきます。中古車で購入されてる場合もそうですが、新車からお乗り場合はこれからの修理はかなりの負担になってくるでしょう。 修理というのは一度やりだすと止まりません。ここも、あそこもと修理するようになると、「この間ここを修理したから」と、もったいなくなってずっと乗り換えできない状態になってしまいます。しっかりと考える必要がありますね。 実は3つの中でいちばん大切なのがこちらです。 まずは修理代と車の価値を確認してから考えるようにしましょう。 修理代と車の価値を確認し、修理代がかなり安価で済みそうな場合は、当然ですが修理をしてしまいましょう。 今までずっと、購入したディーラーに修理も全て任せてきました。ですが今回の修理においては経済的に苦しかったのもあって、ディーラー含めてさまざまなお店と比較するためにこちらで修理代を比較してみました。 すると今まで出していたところに比べて3割も安く、2万円以上浮いてしまって…。 これから何でもそうですが、しっかりと比較しないと損をするんだと実感しました。 けっこう悩むケースですね…。 ただし、「10万円の車両の価値と10万円の修理代」というケースと、「50万円の車両の価値と50万円の修理代」で悩むのとは、同じ金額であっても異なります。 車の価値は安くても、安価な修理代で済むようなら直す方向で検討し、次の車が買えるような金額の修理代で悩むなら乗り換えする方向での検討をおすすめします。 そんなに高く付くことは無いだろうと思っていた修理代がなんと17万円も。しかも3ヶ月後には車検を控えているし、今この商売の景気の中での出費はきつい。そう思いながらも相場を確認するとなんと20万円もついてしまった。 修理箇所を素直に告げたにも関わらず、エンジンが調子悪くても、海外へ輸出されるから問題はないと言われたのには驚きでした。 15年も乗っていたので、修理かスクラップかと迷っていたのですが、気軽に相場を調べただけでこんなに気の持ちようが変わるものだと思いもしませんでした。 修理代がいくらかかるかにもよりますが、修理代が車の価値を超えてしまっているのなら、乗り換えを検討する方がよいでしょう。 もちろん、修理金額と車の価値をしっかりと確認することが大前提で、「おそらくこれくらいだろう」などの自分勝手な判断では大損をしてしまうケースもいくつかありました。 まだ7年しか乗っていないからしばらく乗るつもりで修理に出したのが今回の失敗。面倒だったので見積もりも依頼せず、「悪いところは直してくれれば」と言ってしまったがために、あれもこれもと交換されて、結局15万円ほどの修理代に。 その1ヶ月後に妻の妊娠がわかって、乗り換えようとしたら、7年しか乗っていないのに6万円しかつかなかったのにはガックリ…! あのとき修理せずに、先に車の価値を調べておけば良かったよぉ…。 15年経って走行距離が15万キロの車と、5年で5万キロしか乗っていないのに価値の全く無い車があったとします。普通で考えると後者の方が高く売れるのですが、高く売れる車と安く売れる車の違いは一体何の違いなのでしょうか? 以下に挙げている車種は、 値段がしっかり付く車ばかりです。あなたのお車はありますか? まずはトヨタ。このメーカーの車であれば、まず高値で売れること間違いなしです。 トヨタのほぼ全車種が海外へ輸出 されていき、主にロシアや東南アジアを中心に、後進国などにどんどん流れていきます。 理由はやはり世界のトヨタというネームブランドと耐久性。ランドクルーザーやハイエースなどは100万キロ走ってもまだまだ走るという耐久性から、全世界のユーザーに支持されています。 すべての軽自動車が売れる 国内リユースのため高値 で売れます。今流行りのトールワゴンタイプのものはもちろん、営業車で使うようなバンタイプのものやトラックに至るまで、すべて高値で売れると思ってもらって大丈夫です。 #全メーカーの軽自動車 1500CC未満のコンパクト 中でもハイブリッドカーは無類の強さ を誇り、走行距離が20万キロ走っていても普通に値段がつくとも。海外への貿易も積極的に行われていますので、かなりの高値を期待できるでしょう。 #全メーカーのコンパクトカー 国内でも海外も人気です ということもあり、とても高値で推移しています。 #全メーカーのスポーツカー ハイエースなどのバン、そして小さな軽トラックから大きな11tのトラックまで、働く車は輸出も盛んに行われていることから、とんでもなく高値で売れています。 20万キロの過走行や、外装の凹み、タバコの焦げ跡は当たり前。そんな 程度が悪くてもガンガン売れていく のはこのジャンルならでは。安定の高値です。 #全メーカーのバン・トラック 以上の車種は現在、とても高値で取引されている車種です。一度価値を調べてみてから修理か乗り換えの判断をするといいですね。参考にしたい乗り換えの基準
1新車からの経過年数
新車から1~5年経過
新車から6~7年経過
新車から8~10年経過
新車から11年以上経過
2現在の走行距離数
~5万キロ未満
~7万キロ未満
~10万キロ未満
10万キロ以上
3車の価値と修理代の比較
修理代が少額で済む場合
車の価値と修理代が変わらない場合
修理代が車の価値より高い
高く売れる車と安い価値の車の違い
高く売れる車
軽自動車なら全般に高値で売れます。この軽自動車は貿易にはほとんど出ることはなく、大抵は
経済性を求めるユーザーが多いので、この1500cc未満のコンパクトクラスは根強い人気を保っています。