ミニキャブバンは、三菱の軽商用バンです。1968年から続く車で、2014年2月からはスズキ エブリイのOEM(DS64V、のちDS17V)に切り替わりました。それ以前は三菱が自社で作っており、ここではU6系(1999年1月〜2014年2月)までさかのぼって掲載しています。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたミニキャブバン、合計435台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。荷台がむき出しのミニキャブトラック、電気自動車のミニキャブ・ミーブとミニキャブEVは車名が別なので含めていません。U42V(1991年〜1999年)は今回1台しか出品が無いため外しています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和42022年 DS系 M 2 3.84.3万km 54.4万円 52.756.1万円 53%
令和22020年 DS系 M 2 8.58.5万km 29.5万円 26.133.0万円 30%
令和12019年 DS系 M 2 14.614.6万km 22.5万円 20.224.8万円 23%
平成302018年 DS系 M 3 7.27.6万km 28.5万円 22.138.3万円 29%
平成292017年 DS系 M 4 12.513.1万km 23.2万円 19.825.4万円 25%
平成282016年 DS系 M 6 1113.8万km 20.1万円 17.123.1万円 21%
令和32021年 DS系 G 7 9.110.9万km 31.3万円 21.841.9万円 25%
令和22020年 DS系 G 2 6.87万km 45.0万円 39.550.5万円 36%
平成302018年 DS系 G 6 911.2万km 33.0万円 24.142.1万円 29%
平成282016年 DS系 G 2 10.310.8万km 19.0万円 17.520.6万円 17%
平成262014年 DS系 G 2 15.616.1万km 11.7万円 11.212.2万円 11%
平成302018年 DS系 M 4WD 2 10.711.2万km 20.2万円 16.124.3万円 18%
平成282016年 DS系 M 4WD 2 11.414.6万km 18.0万円 17.818.1万円 17%
平成262014年 U6系 CD 3 5.87.2万km 22.2万円 15.928.1万円
平成252013年 U6系 CD 2 10.612万km 15.4万円 12.718.1万円
平成242012年 U6系 CD 3 10.811.1万km 12.3万円 11.014.5万円
平成232011年 U6系 CD 2 9.412.5万km 11.6万円 11.012.2万円
平成222010年 U6系 CD 3 10.712万km 8.6万円 4.511.2万円
平成212009年 U6系 CD 2 14.518.1万km 3.6万円 3.33.9万円
平成202008年 U6系 CD 2 11.711.7万km 4.5万円 3.35.6万円
平成182006年 U6系 CD 3 15.519.1万km 6.2万円 3.511.2万円
平成172005年 U6系 CD 2 12.112.1万km 5.8万円 5.75.9万円
平成252013年 U6系 CD 4WD 2 7.99.5万km 10.2万円 8.911.6万円
平成232011年 U6系 CD 4WD 2 12.112.1万km 6.8万円 5.67.9万円
平成222010年 U6系 CD 4WD 3 6.98万km 7.7万円 4.811.2万円
平成202008年 U6系 CD 4WD 2 7.87.8万km 4.3万円 3.75.0万円
平成192007年 U6系 CD 4WD 2 8.29万km 11.2万円 8.813.5万円
平成182006年 U6系 CD 4WD 2 10.814万km 3.9万円 3.54.3万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成24年式のU6系CDであれば、出品12台の中央値は約110,000kmでした。

グレード名は三菱のカタログ表記に合わせています。U6系のCD・CL・CSは装備の違い、DS系のM・G・Eも同じく装備の違いです。「ブラボー」は内外装を乗用車寄りに仕立てた上級仕様で、ターボの付くものは別の行にしています。

ルーフの高さ(ハイルーフ/標準ルーフ)は分けていません。カタログでは別のグレードとして分かれていますが、出品名に書かれない行が多く、新車価格の一覧でも分かれて載っていないためです。軽商用は出品名にグレードを書かない出品もあり、その場合は「(グレード表記なし)」としてまとめています。

四輪駆動の見分け方は世代で違います。U6系は型式で分かれ、枝番が偶数のU62Vが四輪駆動です。DS系は型式が1つしかないので、出品名の「4WD」を見ています。

新車価格に対する落札額の割合(残価率)は、DS系にだけ掲載しています。U6系は2014年2月に生産を終えており、今回出品されたいちばん新しい年式でも12年落ちになるためです。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

DS系ミニキャブバン
※2014.2〜

177台8.2126万円

型式:DS64V(2014年2月〜2015年3月)/DS17V(2015年3月〜)。スズキ エブリイのOEMです。車体はDS64Vがエブリイ5代目、DS17Vが6代目にあたりますが、グレードの構成は変わらないので1つの節にまとめました。

グレードは荷室重視のM、装備を足したG、それに内外装を仕立てた上級のブラボーが軸です。ブラボーにはターボも設定されています。

今回該当したのは238台。そのうち53台(22%)が修復歴ありでした。修復歴のある車は表から外し、ページの終わりに別途まとめています。

12年ぶんの年式が1つの節に入るため、年式ごとの台数が少ない行があります。台数の列を見ながらご覧ください。

※価格は全て税込表示です

M

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 00万km  110110万円 110万円 79%
令和4
2022年
2 3.84.3万km  52.756.1万円 54.4万円 53%
令和2
2020年
2 8.58.5万km  26.133.0万円 29.5万円 30%
令和1
2019年
2 14.614.6万km  20.224.8万円 22.5万円 23%
平成30
2018年
3 7.27.6万km  22.138.3万円 28.5万円 29%
平成29
2017年
4 12.513.1万km  19.825.4万円 23.2万円 25%
平成28
2016年
6 1113.8万km  17.123.1万円 20.1万円 21%
平成26
2014年
1 10.110.1万km  22.022.0万円 22.0万円 25%

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
1 1.61.6万km  83.883.8万円 83.8万円 63%
令和3
2021年
7 9.110.9万km  21.841.9万円 31.3万円 25%
令和2
2020年
2 6.87万km  39.550.5万円 45.0万円 36%
平成30
2018年
6 911.2万km  24.142.1万円 33.0万円 29%
平成28
2016年
2 10.310.8万km  17.520.6万円 19.0万円 17%
平成27
2015年
1 8.78.7万km  16.216.2万円 16.2万円 15%
平成26
2014年
2 15.616.1万km  11.212.2万円 11.7万円 11%

M 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
1 00万km  126126万円 126万円 81%
令和4
2022年
1 8.48.4万km  52.752.7万円 52.7万円 45%
平成30
2018年
2 10.711.2万km  16.124.3万円 20.2万円 18%
平成28
2016年
2 11.414.6万km  17.818.1万円 18.0万円 17%
平成27
2015年
1 6.16.1万km  33.133.1万円 33.1万円 31%
平成26
2014年
1 15.915.9万km  13.513.5万円 13.5万円 13%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
G 4WD 13 7.438.5万km  13.359.5万円 25.6万円
ブラボー ターボ 10 215.9万km  13.692.4万円 44.4万円
ブラボー 6 2.824.1万km  11.946.2万円 30.3万円
ブラボー ターボ 4WD 4 7.320.2万km  9.663.2万円 38.9万円
ブラボー 4WD 3 1318.1万km  8.932.6万円 23.9万円
E 2 00.1万km  74.595.7万円 85.1万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 M 4WD 0万km ホワイト 6.0 126万円
上位 平成30 G 9.9万km シルバー 3.5 42.1万円
中央 令和3 G 9.1万km シルバー 3.5 28.7万円
下位 平成30 G 25.6万km その他 3.5 19.8万円
最安値 平成29 M 15.8万km ホワイト 3.5 8.2万円

相場の寸評

この世代は、年式が素直に効きます。令和7年式が102万円(4台)、令和4年式が47.5万円(12台)、令和3年式が41.2万円(27台)、令和2年式が38.6万円(20台)、令和1年式が36.9万円(12台)、平成30年式が31.9万円(30台)、平成29年式が25.4万円(16台)、平成28年式が24.3万円(33台)、平成27年式が23.3万円(7台)、平成26年式が15.7万円(15台)。いちばん高い令和7年式といちばん低い平成26年式の差は86.3万円あります。9か所の隣どうしがすべて年式順に並んでいます。同じ軽商用でも、荷台がむき出しの軽トラックとは違う下がり方です。荷室を閉じられるバンは配送や車中泊にも使われ、買い手の幅がそのぶん広いためと考えられます。

走行距離も同じくらい効きます。40,000km未満が63.2万円(27台)、40,000〜80,000kmが40.3万円(37台)、80,000〜120,000kmが29.7万円(53台)、120,000〜160,000kmが21.2万円(27台)、160,000km以上が18.5万円(33台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で44.7万円、率にすると71%下がります。年式と走行距離の両方で下がるので、「まだ新しいから」「距離は伸びているが年式は新しいから」と片方だけで見積もると外れます。

装備の上下も金額に出ています。GはMと比べて令和2年式では平均15.5万円高く、平成30年式では平均4.5万円高く、平成28年式では平均1.1万円安くなりました。比べられた3通りのうち2通りで上に来ています。なお掲載した車の走行距離は、Gが中央値94,000km、Mが110,000kmです。Mの側が16,000km多く走っているので、差額のすべてが装備の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は令和2年式が2台、平成28年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

四輪駆動は、同じグレードの後輪駆動より平成30年式では平均8.3万円安く、平成28年式では平均2.1万円安くなりました。比べられた2通りすべてで下に来ています。この世代の掲載177台のうち47台(27%)が四輪駆動です。なお掲載した車の走行距離は、M 4WDが中央値114,000km、Mが111,000kmで、おおむね揃っています。ただし今回の落札台数は平成30年式が2台、平成28年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

新車価格に対する落札額を年式ごとに見ると、Mが平成30年式で29%、平成29年式で25%、平成28年式で21%。Gは令和3年式で25%、平成30年式で29%でした。新車価格そのものが上がり続けているため、同じ残価率でも手にする金額は年式によって変わります。数字は「新車でいくらだったか」ではなく、「いま売るといくらか」で見てください。

*

U6系ミニキャブバン
※1999.1〜2014.2

124台3.043.3万円

型式:U61V(後輪駆動)/U62V(四輪駆動)。三菱が自社で作っていた最後の世代です。

グレードは荷室重視のCDが中心で、装備を足したCL、乗用寄りのCS、内外装を仕立てたブラボーが並びます。

今回該当したのは197台。そのうち44台(22%)が修復歴ありでした。15年ぶんの年式が1つの節に入るため、年式ごとの台数が少ない行があります。台数の列を見ながらご覧ください。

※価格は全て税込表示です

CD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成26
2014年
3 5.87.2万km  15.928.1万円 22.2万円
平成25
2013年
2 10.612万km  12.718.1万円 15.4万円
平成24
2012年
3 10.811.1万km  11.014.5万円 12.3万円
平成23
2011年
2 9.412.5万km  11.012.2万円 11.6万円
平成22
2010年
3 10.712万km  4.511.2万円 8.6万円
平成21
2009年
2 14.518.1万km  3.33.9万円 3.6万円
平成20
2008年
2 11.711.7万km  3.35.6万円 4.5万円
平成19
2007年
1 7.27.2万km  12.212.2万円 12.2万円
平成18
2006年
3 15.519.1万km  3.511.2万円 6.2万円
平成17
2005年
2 12.112.1万km  5.75.9万円 5.8万円
平成16
2004年
1 13.513.5万km  6.36.3万円 6.3万円
平成15
2003年
1 22.122.1万km  5.55.5万円 5.5万円
平成12
2000年
1 5.15.1万km  23.123.1万円 23.1万円

CD 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成25
2013年
2 7.99.5万km  8.911.6万円 10.2万円
平成23
2011年
2 12.112.1万km  5.67.9万円 6.8万円
平成22
2010年
3 6.98万km  4.811.2万円 7.7万円
平成21
2009年
1 9.29.2万km  5.05.0万円 5.0万円
平成20
2008年
2 7.87.8万km  3.75.0万円 4.3万円
平成19
2007年
2 8.29万km  8.813.5万円 11.2万円
平成18
2006年
2 10.814万km  3.54.3万円 3.9万円
平成17
2005年
1 12.112.1万km  4.04.0万円 4.0万円
平成16
2004年
1 13.213.2万km  4.34.3万円 4.3万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
CS 14 0.621.1万km  5.037.3万円 14.3万円
CL 11 1.725.3万km  5.643.3万円 14.0万円
CL 4WD 8 6.818.8万km  3.328.7万円 11.0万円
ブラボー 4WD 3 9.412.5万km  8.833.7万円 17.9万円
ブラボー 3 7.312.8万km  17.220.6万円 19.0万円
ブラボー ターボ 4WD 2 15.919.4万km  5.35.7万円 5.5万円
ブラボー ターボ 2 12.216.3万km  3.717.2万円 10.4万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成25 CL 1.7万km グレー 4 43.3万円
上位 平成24 CL 10.9万km シルバー 4 14.5万円
中央 平成25 CD 4WD 9.5万km シルバー 3 8.9万円
下位 平成16 CD 19.7万km シルバー 3.5 5.1万円
最安値 平成20 CD 14.7万km シルバー 3 3.0万円

相場の寸評

この世代は、年式で動く幅が小さくなります。平成26年式が14.3万円(9台)、平成25年式が17.6万円(16台)、平成24年式が13.4万円(25台)、平成23年式が10.7万円(7台)、平成22年式が10.5万円(18台)、平成21年式が9.0万円(7台)、平成20年式が5.4万円(11台)、平成19年式が12.0万円(8台)、平成18年式が7.2万円(8台)、平成17年式が6.6万円(4台)、平成16年式が8.2万円(7台)。いちばん高い平成25年式といちばん低い平成20年式の差は12.2万円です。10か所の隣どうしのうち3か所で順番が入れ替わりますが、おおむね年式の順に並んでいます。ただし平成26年式と平成16年式では10年ぶんの開きがあるのに、平均の差は6.1万円にとどまります。新しい年式を選んで探しても、金額はそれほど変わらないということです。

かわりに効くのは走行距離です。40,000km未満が29.9万円(5台)、40,000〜80,000kmが16.4万円(30台)、80,000〜120,000kmが11.3万円(34台)、120,000〜160,000kmが8.1万円(30台)、160,000km以上が5.6万円(25台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で24.3万円、率にすると81%下がります。仕事で使う車なので、年式より「あと何km走れるか」で値が付いているということです。

四輪駆動のCD 4WDは、後輪駆動のCDと比べて平成25年式では平均5.2万円安く、平成23年式では平均4.8万円安く、平成22年式では平均0.9万円安く、平成20年式では平均0.1万円安く、平成18年式では平均2.3万円安くなりました。比べられた5通りすべてで下に来ています。この世代の掲載124台のうち43台(35%)が四輪駆動です。なお掲載した車の走行距離は、CD 4WDが中央値80,000km、CDが120,000kmです。CDの側が40,000km多く走っているので、差額のすべてが駆動方式の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は平成25年式が2台、平成23年式が2台、平成22年式が3台、平成20年式が2台、平成18年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

CSとCDは、同じ年式で両側に台数のそろう組み合わせが無く、装備の上下がいくらになるかは今回のデータでは比べられませんでした。20年ぶんの年式に出品が散っているためです。手放すときは年式や走行距離での見積もりが当てになりにくいので、荷室や足回りの状態を見てもらったうえで、複数のお店の金額を並べて比べてください。

*

修復歴があるといくら下がるか

97台U6系で15%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ435台のうち、97台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
DS系 40 -8466% 4% 安い 15台
U6系 30 -25378% 15% 安い 10台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
DS系 修復歴なし 令和4 M 3.8万km 4.0 56.1万円
DS系 修復歴あり 令和4 M 3.7万km 修復有 42.7万円 △13.4万円24%
DS系 修復歴なし 平成30 M 7.6万km 4.5 38.3万円
DS系 修復歴あり 平成30 M 6.8万km 修復有 20.5万円 △17.8万円47%
U6系 修復歴なし 平成25 CL 1.7万km 4 43.3万円
U6系 修復歴あり 平成26 CL 2.7万km 修復有 9.7万円 △33.7万円78%
U6系 修復歴なし 平成25 CD 7.7万km 4.5 30.8万円
U6系 修復歴あり 平成25 CD 6.3万km 修復有 20.2万円 △10.6万円34%

U6系では中央値で15%下がります。30台を照合した結果です。修復歴なしの側が10.2万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと1.6万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

ミニキャブバンは世代によって相場の性格がまったく違います。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

*