ランドクルーザー250は2024年4月に登場した、ランドクルーザーの中核を担うモデルです。150系プラドの後を継ぐ位置づけで、悪路を走る性能を残しながら扱いやすい大きさに収めています。2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルの2種類が選べます。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたランドクルーザー250、合計80台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。1か月あたりの出品が少ないため、8週分をまとめています。300系や200系以前のランドクルーザー、商用主体の70系はそれぞれ別のページです。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和72025年 250系 VX 4WD 2.7Lガソリン 7 0.40.6万km 579万円 569593万円 106%
令和62024年 250系 VX 4WD 2.7Lガソリン 3 0.40.4万km 599万円 573618万円 110%
令和72025年 250系 VX 4WD 2.8Lディーゼル 3 0.70.9万km 753万円 694801万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和7年式のVX(2.7Lガソリン)であれば、出品28台の中央値は約5,000kmでした。

同じVXでも2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルでは相場がまったく違うため、グレード名の後ろに排気量と燃料を入れています。ランドクルーザーは全車が4WDなので、そちらは読み分けの必要がありません。

残価率は2.7Lガソリンにだけ出しています。2.8Lディーゼルはカタログ価格の一覧に載っておらず、その年式当時の額を1つに決められないためです。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

250系ランドクルーザー
※2024.4〜

72台545884万円

型式:TRJ250W/GDJ250W。TRJが2.7Lの直列4気筒ガソリン、GDJが2.8Lの直列4気筒ディーゼルです。どちらも4WDで、2WDの設定はありません。

登場から2年しか経っておらず、一部改良はまだ入っていません。前期と後期には分けず、年式順で並べています。

2.7Lガソリンには残価率を載せています。その年式当時の新車価格で計算しました。

今回の集計では72台が該当し、走行距離の中央値は0.8万kmでした。金額は545万円から884万円、平均639万円という水準にあります。

※価格は全て税込表示です

VX 4WD 2.7Lガソリン

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
7 0.40.6万km  569593万円 579万円 106%
令和6
2024年
3 0.40.4万km  573618万円 599万円 110%

VX 4WD 2.8Lディーゼル

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和7
2025年
3 0.70.9万km  694801万円 753万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
ZX 4WD 2.8Lディーゼル 6 03.1万km  769884万円 809万円
VX ファーストエディション 4WD 2.8Lディーゼル 5 0.14万km  659786万円 715万円
VX ファーストエディション 4WD 2.7Lガソリン 2 11.5万km  562583万円 573万円
ZX ファーストエディション 4WD 2.8Lディーゼル 2 1.63.8万km  747760万円 754万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 ZX 4WD 2.8Lディーゼル 0万km パール 6 884万円
上位 令和6 VX ファーストエディション 4WD 2.8Lディーゼル 2.7万km ブラウン 5 716万円
中央 令和7 VX 4WD 2.7Lガソリン 0.5万km ブラック 5 593万円
下位 令和6 VX 4WD 2.7Lガソリン 0.2万km パール 6 571万円
最安値 令和6 VX 4WD 2.7Lガソリン 2.5万km パール 4.5 545万円

相場の寸評

まず押さえておきたいのは、新車価格を超えて取引されていることです。VX(2.7Lガソリン)の残価率は令和7年式が7台で106%、令和6年式が3台で110%。新車で545万円の車が、令和6年式で599万円まで上がっています。納車まで年単位で待つ状況が続いており、すぐ乗れる中古に上乗せが付いているためです。ただし今回の落札台数は令和6年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

この世代でいちばん大きいのは燃料の差です。VXどうしで走行距離を揃えて比べると、10,000km未満では2.8Lディーゼルが7台で739万円、2.7Lガソリンが28台で586万円、10,000〜25,000kmでは2.8Lディーゼルが4台で716万円、2.7Lガソリンが13台で573万円、25,000km以上では2.8Lディーゼルが2台で696万円、2.7Lガソリンが3台で554万円。比べられた3通りすべてでディーゼルが上回り、差は142万円から153万円にのぼります。牽引や長距離での扱いやすさを買う層が指名買いしており、新車の受注枠もディーゼルの方が細いためでしょう。なおディーゼル側の根拠は2台から7台と少なく、傾向としてご覧ください。

ここで注意したいのが、走行距離の見え方です。全体を距離帯で並べると、5,000km未満が25台で630万円、5,000〜15,000kmが28台で623万円、15,000〜30,000kmが14台で669万円、30,000km以上が5台で694万円。30,000km以上の方が5,000km未満より64.0万円高く出ています。これは距離が値段を上げているのではありません。出品された走行距離の中央値はディーゼルが1.3万km、ガソリンが0.5万kmで、早く納車された高いディーゼルほど距離が伸びているためです。ガソリンのVXだけで並べ直すと、10,000km未満が28台で586万円、10,000〜25,000kmが13台で573万円、25,000km以上が3台で554万円と、きちんと下がります。

グレードの差もはっきり出ます。ディーゼルどうしで比べると、ZXが6台で809万円、VXが13台で725万円。ZXがVXを83.2万円上回りました。本革シートと電子制御の足まわりが付く最上級グレードで、受注枠がさらに細いぶん上乗せが大きくなっています。ただしZX側の根拠は6台と少なく、明言はできません。

年式はまだ効きません。令和7年式が40台で637万円、令和6年式が30台で647万円。差は10.0万円にとどまります。登場から2年しか経っていないうえ、新しい年式ほど距離が浅い一方で価格は据え置かれているためです。現時点では年式より、燃料とグレードを先に見てください。

この世代は出品80台のうち2台が修復歴ありで、割合にすると2%にとどまりました。加えて6台は評価点「S」の新車同様です。登録したまま乗らずに手放された個体が一定数まわっています。

今回の72台は545万円から884万円まで広がり、平均は639万円。新車価格を超える落札が並ぶ相場なので、査定額が新車価格を下回るのは当たり前と考えない方がよいでしょう。とくにディーゼルは、販路を持つお店とそうでないお店で提示額が大きく分かれます。

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修復歴があるといくら下がるか

2台

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ80台のうち、2台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
250系 1 照合できる修復歴車がなく判定できず

※250系はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

ランドクルーザー250は世代が1つしかありませんが、ガソリンかディーゼルかで相場ははっきり分かれます。まだ2年しか経っていないため、年式より納車待ちの長さが値段を決めています。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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