C-HRは2016年12月に登場した、プリウスと同じ土台を使った小型SUVです。1.8Lハイブリッドと1.2Lターボの2本立てで、ターボにだけ4WDが用意されていました。2023年7月で生産を終えており、今回のデータもすべてこの1世代です。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたC-HR、合計469台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和32021年 初代 G ハイブリッド 3 5.27.4万km 178万円 172182万円 59%
令和22020年 初代 G ハイブリッド 3 4.76.1万km 197万円 184216万円 66%
令和12019年 初代 G ハイブリッド 4 7.49万km 165万円 160174万円 56%
平成302018年 初代 G ハイブリッド 8 9.512.2万km 136万円 127158万円 47%
平成292017年 初代 G ハイブリッド 20 89.8万km 131万円 103154万円 45%
平成282016年 初代 G ハイブリッド 2 6.46.4万km 96.2万円 95.796.8万円 33%
平成302018年 初代 G-T 4WD 4 5.36.8万km 246万円 235268万円 88%
平成292017年 初代 G-T 4WD 12 5.48万km 225万円 182266万円 81%
令和32021年 初代 G モード ネロ ハイブリッド 5 4.85.8万km 212万円 204222万円
令和12019年 初代 G モード ネロ ハイブリッド 7 8.512.5万km 146万円 138160万円
平成302018年 初代 G LEDエディション ハイブリッド 9 7.510.1万km 142万円 126164万円
平成292017年 初代 G LEDエディション ハイブリッド 5 10.211.3万km 121万円 110130万円
令和42022年 初代 S ハイブリッド 2 9.210万km 169万円 166172万円 62%
令和32021年 初代 S ハイブリッド 3 11.112.4万km 142万円 137148万円 52%
令和22020年 初代 S ハイブリッド 2 6.99.1万km 163万円 143182万円 60%
平成292017年 初代 S ハイブリッド 12 6.28.4万km 124万円 113131万円 47%
令和22020年 初代 S LEDパッケージ ハイブリッド 2 15.915.9万km 118万円 111126万円
令和12019年 初代 S LEDパッケージ ハイブリッド 5 5.26.5万km 141万円 114155万円
平成302018年 初代 S LEDパッケージ ハイブリッド 4 9.210.9万km 126万円 114136万円
令和42022年 初代 G-T 4 45万km 292万円 229363万円 109%
令和22020年 初代 G-T 4 4.66.4万km 261万円 242280万円 99%
平成302018年 初代 G-T 2 1.82.1万km 260万円 256263万円 100%
令和52023年 初代 G-T モード ネロ 2 1.72.4万km 365万円 365365万円
令和42022年 初代 G-T モード ネロ 4 3.13.6万km 356万円 310372万円
令和12019年 初代 G-T モード ネロ 3 45.3万km 244万円 217271万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成29年式のG(ハイブリッド)であれば、出品88台の中央値は約89,000kmでした。

グレード名にTが付くものが1.2Lターボ、付かないものが1.8Lハイブリッドです。カタログでもそう分かれているため、そのまま載せています。4WDはターボにだけ設定されていました。

モード ネロ・モード ブルーノ・セーフティプラスといった特別仕様車は、1台や2台の行がいくつもできるだけなので「モード ネロ」にまとめています。まとめた行は年式ごとの新車価格を1つに決められないため、その2行だけ残価率を出していません。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

初代C-HR
※2016.12〜2023.7

427台85.1408万円

型式:ZYX10/ZYX11/NGX10/NGX50。ZYXが1.8Lハイブリッド、NGXが1.2Lターボで、NGX50だけが4WDです。ZYX11は2019年10月の一部改良で加わった型式で、世代としては同じものになります。

その一部改良が年の途中に入るため、前期と後期には分けず年式順で並べています。

2023年7月で生産を終えていますが、グレードとカタログ価格が1対1で対応するため、残価率は掲載しています。ただし特別仕様車をまとめた「モード ネロ」の2行だけは、年式当時の額を1つに決められないので伏せています。

今回の集計では427台が該当し、走行距離の中央値は7.2万kmでした。平成29年式の出品がとくに多く、発売直後に売れた台数の多さがそのまま出ています。

※価格は全て税込表示です

G ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
1 2.92.9万km  263263万円 263万円 86%
令和3
2021年
3 5.27.4万km  172182万円 178万円 59%
令和2
2020年
3 4.76.1万km  184216万円 197万円 66%
令和1
2019年
4 7.49万km  160174万円 165万円 56%
平成30
2018年
8 9.512.2万km  127158万円 136万円 47%
平成29
2017年
20 89.8万km  103154万円 131万円 45%
平成28
2016年
2 6.46.4万km  95.796.8万円 96.2万円 33%

G-T 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和2
2020年
1 2.72.7万km  317317万円 317万円 111%
令和1
2019年
1 7.67.6万km  251251万円 251万円 90%
平成30
2018年
4 5.36.8万km  235268万円 246万円 88%
平成29
2017年
12 5.48万km  182266万円 225万円 81%

G モード ネロ ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和4
2022年
1 3.63.6万km  234234万円 234万円
令和3
2021年
5 4.85.8万km  204222万円 212万円
令和2
2020年
1 2.52.5万km  232232万円 232万円
令和1
2019年
7 8.512.5万km  138160万円 146万円
平成30
2018年
1 3.43.4万km  174174万円 174万円

G LEDエディション ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和1
2019年
1 9.19.1万km  157157万円 157万円
平成30
2018年
9 7.510.1万km  126164万円 142万円
平成29
2017年
5 10.211.3万km  110130万円 121万円

S ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
2 9.210万km  166172万円 169万円 62%
令和3
2021年
3 11.112.4万km  137148万円 142万円 52%
令和2
2020年
2 6.99.1万km  143182万円 163万円 60%
平成29
2017年
12 6.28.4万km  113131万円 124万円 47%

S LEDパッケージ ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和2
2020年
2 15.915.9万km  111126万円 118万円
令和1
2019年
5 5.26.5万km  114155万円 141万円
平成30
2018年
4 9.210.9万km  114136万円 126万円

G-T

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和4
2022年
4 45万km  229363万円 292万円 109%
令和3
2021年
1 7.47.4万km  296296万円 296万円 110%
令和2
2020年
4 4.66.4万km  242280万円 261万円 99%
令和1
2019年
1 4.84.8万km  257257万円 257万円 99%
平成30
2018年
2 1.82.1万km  256263万円 260万円 100%

G-T モード ネロ

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
令和5
2023年
2 1.72.4万km  365365万円 365万円
令和4
2022年
4 3.13.6万km  310372万円 356万円
令和3
2021年
1 3.83.8万km  273273万円 273万円
令和2
2020年
1 1.51.5万km  306306万円 306万円
令和1
2019年
3 45.3万km  217271万円 244万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
S-T 4WD 13 1.326.8万km  93.1255万円 177万円
S-T 10 1.311.1万km  156259万円 206万円
S-T LEDパッケージ 9 1.710.1万km  193228万円 208万円
S LEDエディション ハイブリッド 9 5.419万km  87.5142万円 121万円
G-T LEDエディション 4WD 7 3.210万km  202279万円 233万円
S-T GRスポーツ 6 1.65.8万km  176407万円 317万円
S GRスポーツ ハイブリッド 5 08.7万km  192294万円 226万円
G-T モード ネロ 4WD 5 2.310.5万km  310399万円 355万円
ほか2グレード 4  142224万円 178万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和5 G-T モード ネロ 0.9万km その他 4.5 408万円
上位 平成29 G-T 4WD 8.4万km ブラック 4.5 217万円
中央 平成30 G LEDエディション ハイブリッド 5.7万km ブラック 4 159万円
下位 平成30 G ハイブリッド 12.2万km パール 4 131万円
最安値 令和1 S LEDパッケージ ハイブリッド 29.3万km その他 3.5 85.1万円

相場の寸評

この車でいちばん大きな分かれ目は、ターボかハイブリッドかです。新車では逆に、ハイブリッドのGがターボのG-T 4WDより13.0万円高い設定でした。ところが年式と走行距離を揃えて比べられた5通りは、すべてターボが上回っています。令和1年式の90,000km以上ではターボの4WDが3台で188万円、ハイブリッドが6台で142万円、平成29〜30年式の30,000km未満ではターボの4WDが4台で240万円、ハイブリッドが3台で164万円といった具合です。差は46.1万円から90.5万円に達します。ターボ側の落札台数は組によって3台から17台と幅があるため、薄い組は目安としてご覧ください。

2WDのターボでも同じ向きに出ます。令和2〜3年式の30,000〜60,000kmではターボの2WDが3台で254万円、ハイブリッドが7台で198万円、令和1年式の30,000〜60,000kmではターボの2WDが3台で259万円、ハイブリッドが4台で178万円。比べられた3通りの差は55.8万円から80.6万円でした。4WDかどうかではなく、ターボかハイブリッドかで値段が決まっています。

残価率に直すと、その開きがはっきりします。ハイブリッドのGは平成30年式が8台で47%、平成29年式が20台で45%。ターボのG-T 4WDは平成30年式が4台で88%、平成29年式が12台で81%、2WDのG-Tにいたっては令和4年式が4台で109%、令和2年式が4台で99%です。同じ車の同じ年式で、残っている割合が倍近く違います。ただしターボの2WDは令和4年式が4台、令和2年式が4台と少ないので、目安としてご覧ください。

なぜこうなるのかは、出品されている車の中身から読めます。ハイブリッドは新車で選ばれた台数が多く、走行距離の伸びた個体が大量に出品されているのに対し、ターボは台数が少ないうえ低走行の個体が残っている状態でした。そこへ、ハイブリッドを避けて手のかからないガソリン車を求める海外の買い手が入り、ターボ側の値を押し上げているとみられます。

ハイブリッドの中でのグレード差も見ておきます。新車ではGがSより25.9万円高い設定でした。平成29〜30年式の30,000〜60,000kmではGが15台で151万円、Sが4台で111万円、平成29〜30年式の60,000〜90,000kmではGが30台で137万円、Sが12台で124万円。差は13.1万円から40.1万円で、新車価格の差に近い水準を保っています。一方でLEDエディションは、新車ではGより2.4万円高いだけでした。それが中古では平成29〜30年式の30,000〜60,000kmで8.0万円、平成29〜30年式の60,000〜90,000kmで9.3万円、平成29〜30年式の90,000km以上で5.7万円の上乗せになっています。ヘッドランプの見た目が変わる装備なので、払った額よりも大きく返ってくる数少ない例です。

走行距離は、ハイブリッドにもターボにもしっかり効きます。平成28〜30年式のGで並べると30,000km未満が3台で164万円、30,000〜60,000kmが15台で151万円、60,000〜90,000kmが33台で134万円、90,000km以上が55台で123万円。ターボのG-T 4WDを全年式で並べると30,000km未満が9台で276万円、30,000〜60,000kmが20台で239万円、60,000〜90,000kmが14台で229万円、90,000km以上が20台で185万円。下げ幅はハイブリッドが25%、ターボが33%で、むしろターボの方が大きく下がりました。それでもターボの90,000km以上が185万円なのに対し、ハイブリッドは30,000km未満でも164万円です。なおハイブリッドの30,000km未満は3台しかないため、この帯だけは目安としてご覧ください。ターボが高く落ちるのは距離が少ないからではなく、どの距離帯でも一段高い位置にいるからだと分かります。

修復歴ありの出品は469台中34台で、割合は7%でした。9年ぶんの年式が並ぶ車としては低い水準です。下げ幅がどれくらいかはこのあとの項目にまとめています。

この世代の427台は85.1万円から408万円まで広がり、平均は180万円。ハイブリッドの多走行とターボの低走行では、同じC-HRでも別の相場になります。査定額を見るときは、まず自分の車がどちらなのかを確かめてください。

*

修復歴があるといくら下がるか

34台初代で17%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ469台のうち、34台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
初代 30 -937% 17% 安い 2台

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
初代 修復歴なし 令和3 G モード ネロ ハイブリッド 2.5万km 5.0 232万円
初代 修復歴あり 令和3 G モード ネロ ハイブリッド 2.4万km 修復有 179万円 △53.0万円23%
初代 修復歴なし 平成29 G ハイブリッド 4.1万km 5 160万円
初代 修復歴あり 平成29 G ハイブリッド 2.5万km 修復有 106万円 △53.9万円34%

初代では中央値で17%下がります。30台を照合した結果です。修復歴なしの側が153万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと26.2万円の開きになるようです。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

C-HRは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。グレード名にTが付けば1.2Lターボ、付かなければ1.8Lハイブリッドで、そこを取り違えると相場を読み違えます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

*