K6Aエンジンの異音について ガラガラ音やカラカラ音

MENU

K6Aエンジンのガラガラ異音

 

ワゴンR、エブリィ、ラパン…

 

といいますか、スズキのK型エンジン全般に言えることとでも言いましょうか、

 

K型エンジンの

 

エンジン始動時のガラガラ異音

 

に悩まされている方は、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

 

・朝一エンジン始動した瞬間にガラガラッ…!

 

・2〜3時間止めた後にエンジンをかけるとガラガラッ…!

 

かけ始めの一瞬だけガラガラ鳴るだけなので、気にならないといえば気にならないのですが、やはりいつものことなので耳障りといいますか、

 

このエンジン大丈夫なの!?

 

と思ってしまいますよね?

 

ここではその異音の原因と対策について記載しています。

エンジン始動時の異音

ここではK6Aエンジンの、エンジン始動時にガラガラッ!と一瞬発生する異音について記載しています。始動後も鳴り止まない異音は、エンジン異音ページか、オイルライン詰まりページをご覧下さい。

エンジン始動時の異音の原因

同じK6Aエンジンでも、実はいくつかの種類があります。

 

K6Aエンジン

大きく分けるとターボ付きエンジン、ノンターボエンジンになります。

 

ですがもう少し細かく分けますと、VVTエンジンや直噴エンジンなど、同じK6型といえど数多くの種類があるのです。

 

これは、エンジンブロックの設計はほぼ共通なのですが、エンジンの上半分…、つまりヘッドと呼ばれる部分を少し変えることによって、馬力の発生する特性などを変化させているのです。

VVTエンジンの部品が異音の原因

今回はその中の、VVTエンジン。

 

可変バルブタイミングという機構

 

を搭載したエンジンが今回の問題児です。VVTエンジンの見分け方は、外観から見ると

 

VVTとノンVVT

 

左の緑丸印のように、”出っ張りがあるもの”がVVTエンジン。右の赤丸印のように、”出っ張りがないもの”がVVTがついていないエンジンです。

 

今回は、”出っ張りがあるVVTタイプのK6Aエンジン”についてのお話になります。

VVTのカムシャフトの耐久性

実はこのエンジン、街乗りなどでエンジンの回転の上下が激しい走行を繰り返したり、走行距離が多くなってきたり、年数が経過したりしてくると、カムシャフトについているVVT機構の耐久性のもろさからズレが生じて部品が変形し、ガラガラとした音が発生してしまうのです。

 

ちょっと以下の写真をご覧ください。

K6Aエンジン

※クリックで拡大できます

これは、そのVVT機構がおかしくなって異音が出始めたK6Aエンジン。一番右の写真は、エンジンをバラした全体図を写し、真ん中、左へ行くにつれて、拡大して写しています。

 

どうですか?

 

穴が変形しているのがわかります

 

よね?

 

本来この穴は、キレイな丸い円になっていて、ここにピンが刺さっているのですが、この部品の耐久性のなさから、

 

楕円形に変形してしまっている

 

しているのがわかるかと思います。

 

楕円形に変形しているところに、キレイな円柱形状のピンが刺さっているわけですから、

 

スキマが生じて異音が出ている

 

ということです。なので特にオイルの回っていない始動時などには、そのスキマでピンが暴れるために、「ガラガラッ…」という音が発生するわけです。

 

原因は一目瞭然。残念ながら

 

音が出ているエンジンは既にこの状態

 

になっているのです。

異音を直すにはどうすれば良い?

一体、こうなってしまったエンジンは、どうすれば良いのでしょうか?

 

すでにこの状態で変形してしまっている部品です。残念ながらこうなってしまったエンジンは、

 

カムシャフトの部品ごと交換

 

するしか直す方法はありません。

 

そしてこの症状は、保証範囲内であれば無償で直してくれるのですが、5年以上経過して新車保証が切れたエンジンや、10万キロ以上の距離を走ったエンジンで発生しやすく、完全に保証対象外の扱いとなっていて、さらには人の命の危険性に直接関係しないせいか、

 

リコール扱いとはなっていない

 

のです。

 

このメーカーの体制に疑問を投げかける声も多い中、これを修理するには、このカムシャフト本体やチェーン周り一式交換する必要がありますので、部品代と工賃を合わせて

 

約15万円前後の出費

 

を覚悟する必要があります。そして今回修理しても、カムシャフトの材質強度不足が元々の原因ですから、

 

同じ材質のものに交換するので、直してもまた必ず異音が出ます。

 

そして放っておくと、写真でご覧になられた楕円部分がどんどん拡がって、ますます異音がひどくなっていくので、できるだけ放置は避けるべきでしょう。

どうする?? K6A異音3つの選択

エンジン異音をどうすれば良いのか

・ある程度の年数が経っている
・自然には直るものではない
・自分でエンジンをバラせない

と、カムシャフト異音に関しては、とにかく面倒なことになってしまっていると思いますが、ここではこれからどうすれば良いのか、3つの解決策をお話ししています。

 

修理する

これ以上、傷口を大きくしないためには、まずはきちんと修理するべきです。

 

修理

 

今のまま走り続けていると、異音がどんどん大きくなっていくばかりか、時と場合によってはバルブの開閉タイミングがズレてしまうので、エンジンがかからなくなってしまう恐れがあります。ですが

 

・何年乗り続けるのか
・金銭面での問題
・愛車の残存価値

 

をお考えになられた方が良いでしょう。特に「何年乗り続けるのか」と「愛車の残存価値」は重要で、あまり長く乗らない車に高額なお金をかけて修理するのも考えものです。

 

愛車の価値とのバランスを考えて修理するようにしましょう。

 

放置しておく

次に、あまりおすすめはできませんが、放置しておくという選択肢もあります。

 

放置

 

急に止まってしまうかもという危険を多く孕んでいるので、できれば早く対策するべきですが、

 

・そろそろ乗り換えする予定
・金銭面で本当につらい
・直すほどの価値もない車

 

ようであれば、放置の選択もやむを得ないかもしれません。

 

ですが高速道路走行中や、右折しようとした瞬間に止まってしまうことを考えると、

 

放置の選択は恐ろしいものとなりますね。

 

車の価値を調べる

あっ…!?
修理代が車の価値を超えちゃった!!


ということにならないためにも、大きな修理でお悩みなら、まず先に車の価値を調べてみるようにしましょう。


車の価値


市場価値があまりない車に高額な修理をするのもいかがなものかと思いますし、逆に価値がありすぎる車に修理をするよりも、売れたお金で乗り換えてしまった方が出費が少なくて済む場合もあります。


・愛車の残存価値を知り
・修理した方が得なのか
・乗り換えた方が得なのか


修理をする方が出費が少なくて済むのか、乗り換えた方が結局は安くあがるのか。いずれにしてもご自身の愛車の価値がわからないことには話が進みません。

”あなたのお車の概算価格は
1,350,000円〜1,550,000円です”

と、入力したらすぐに画面上に表示される便利なサイトはこちら

まずは価値を調べてみると、案外どうすればいいのかが具体的に見えてきますよね。

高額な修理代をかけても査定額アップにはならない!?

車の価値がそこそこにあるようでしたら、修理をしても次に乗り換える時には値段はつくでしょう。ですがそれはあくまでその車本来の価値であって、修理した分の査定額が増えているわけではないのです。


また、価値がほとんどない車に高額な修理をしたからといって、乗り換えする時のプラスにはなりません。残念ですが、価値のない車はいくら綺麗でも価値は無いに等しいのです。


修理したところ


補足しますと、エンジンやミッション、エアコンやパワーウィンドウなどは、


動いて当たり前の部位とされる


ため、いくら直前に修理したからといってもプラス査定にはなりません。言い換えれば、30万円の価値の車に20万円の修理をしたからといって、50万円の価値にはならず、30万円は30万円なのです。


だからこそ、まずは愛車の価値を知ること。


車の価値より高い修理代を支払って損をすることのないよう、気をつけたいものですね。

2017年11月現在の買取情報

2017年11月現在の買取情報です。


以下の車種は海外へ貿易輸出されることが多く、思った以上の価値がついているようです。


参考になれば幸いです。

・ トヨタの車
(レクサス含むトヨタ車全ての車種)


・ 軽自動車
(全メーカー対象。軽乗用もトラックもバンも全て)


・ ハイブリッドカー
(プリウスやアクア、フィットなど全メーカー対象)


・ コンパクトカー
(全メーカー対象。1500ccまでの車)


・ ミニバン
(全メーカー対象。2500ccまで)


・ 四輪駆動車
(全メーカー対象。クロカンから乗用4WD全般)


・ ディーゼル車
(全メーカー対象。年式が昭和でもOK)


・ スポーツカー
(全メーカー対象。マニュアルならなお良し)


・ 貨物車
(全メーカー4ナンバーや1ナンバーのバン・トラック)

できるだけ出費は抑えたいですよね

放置しておくのは怖いから
修理しないといけないのはわかるけど
できることならお金をかけたくない。

お金をかけたくない


それは、これをお読みになっているあなただけのことではありません。長らく自動車屋としてやってきた管理人も、愛車のこととなればまったく同じ気持ちです。


月々や年間の維持費だけでけっこう大変なのに、これ以上突発的な修理代などは、もう本当に勘弁です。


乗り換えが適切なのか、お金をかけて修理をした方が適切なのか。


それにはまず、今の愛車の価値がどのくらいあるのかを知らないことには、見えてこない部分も多いのではないでしょうか。

愛車の価値を聞いてどうなった?

よん

そんなにつくとは!!

もう20年近く乗り続けてきた古いバン。仕事柄けっこう雑に扱ってきたからか、内外装もひどくって…。


そして最近、エンジンが調子悪くなってきたので、直す前にとりあえず値段を聞いてみたんです。


するとなんと、17万キロも走っているボロ車に40万円もの値段がついてびっくり!


どうやら海外へ売られていくらしく、日本では使わないようなボロ車でも、海外では全然気にされないそうで。


なんだか良くわかりませんでしたが、修理であれこれ悩むより、まずは値段を聞いてみると、案外良い結果になるかも知れませんね。


和歌山県 えとうみきお さん

と、満足なお声もあれば、

ごつ

20万円ほどかけて…


20万円ほどかけて修理した1ヶ月後、ちょっと家庭の状況が変わって乗り換えないといけなくなり、その時の愛車を売却することに。


査定金額はなんと16万円―――


え?
この前20万円以上かけて修理したとこなのに!


と思わず言ってしまいましたが、それはそれは… と苦笑いされる始末…。


修理前には何も教えてくれないの!?


そんなに価値のないクルマだから修理はよく考えて!!と言ってくれてたら、修理なんてしなかったよぉ!


札幌市・会社代表 5時5時さん

こうした失敗談もあります。


できることなら後悔は避けて欲しい


事前に価値を知っておくと損はないですね。

どうしてそんなに値段が付くの?

では、そんなに古い車にどうしてそんな値段が付くのでしょうか?


まずはこちらのオートオークションの取引履歴画像をご覧下さい。


ハイエース価格


これは中古車オートオークション結果のキャプチャーですが、20年以上前のハイエース、しかも走行距離も20万キロ以上走っているにも関わらず、


420,000円もの高値


がついているのがわかります。


さらにこちらの画像はプリウスになりますが、


プリウス


10年落ち23万キロが32万円


と、こちらもとんでもなく高値がついているのがわかります。

あなたの愛車は何キロ?

今、修理に悩むあなたの愛車は、これよりも多い走行距離ですか?これよりも古いお車ですか?

車が高値で買取りされる理由

古い車なのになぜ高値で売れるのでしょうか。それは先述の通り、


貿易輸出される車は高値


だということです。以下をご覧下さい。


ミズノクルマ


ロシアなどになるとこうして、水没車まで輸出されているのが現状です。


水没車も気にせずどんどん買取るロシア。そんな国が、


・エンジンから異音が出ているから
・ATが滑っているから
・走らない(動かない)から


こんなことをイチイチ気にするでしょうか。


どんな車でも思った以上に価値がある。


日本の中古車相場は、そうした背景もあって、高い値段が付いていることを覚えておいて下さいね。

売らずにごめんなさい

まつ

ちょうど7年目。3回目の車検辺りから何かがあると言われていて、ウチの車も例に漏れずトラブルに。

とは言っても普段から乗らなさすぎ、そしてオイル交換をサボってしまっていたせいで、コンロッドメタル?という部分が焼けてしまって…。


でも、7年経っているにも関わらず、けっこうな値段が付いてくれたので、気に入ってた愛車ということもあり、修理することにしました。


買取業者さんにまで、「次からはちゃんとオイル交換はしておいて下さいね」なんて笑顔で言われてちょっと恥ずかしかったですが、値段を聞くだけで売らなくてもいいんだと、改めて知りました。


次は実家のワゴンRも、相場を調べてみようかな。


さいたま市 次はヴェルファイアが欲しい!! さん

最後に管理人より

一番はもちろん早く修理をすること。


これに尽きます。


しかし、もっと望むべくは、


いかにお金をかけずに現状を乗り切るか


ということではないでしょうか。


同じく自動車を愛する者として、修理をするにも乗り換えをするにも、まずは車の価値を調べましょうとお話しさせていただきました。


あなたに届けば幸いです。