エンジンのカラカラ異音の共通原因と3つの解決方法について

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エンジンの異音はどんな音?

エンジン

エンジンからのカラカラした音やガラガラした耳障りな異音。本当に心配ですよね…?

 

人を乗せた時に恥ずかしいのもあったりするかも知れませんが、一番の心配といえばやっぱり、

 

このままでも大丈夫なんだろうか

 

というところではないでしょうか。

 

ここでは気になるエンジンの異音について、さまざまな症例とともに解決策をお話ししています。

ご覧いただく前に

まずは現在、エンジンオイルが規定量入っているかをご確認下さい。オイル量が正しく規定量入っていて、なおかつ適正な粘度があるということが前提で進めています。

 

オイルが古いなら交換しましょう。
量が不足してるなら足しましょう。

 

さらに、ワゴンRなどほとんどのスズキの軽自動車に搭載されている、K6A型エンジンの始動時に一瞬ガラガラと鳴る異音は、ちょっと発生原因が異なります。こちらでK6Aエンジン特有の異音についてお話ししていますので、どうぞご参考下さい。

 

管理者

管理者プロフィール

中部地方の自動車専門学校卒業後、某自動車ディーラーに勤務。整備士として5年、フロント業務として3年勤務し、副支店長を経験後、修理工場を出店する。

現在は弟に譲り、その経験を活かし、修理ブログなどを執筆しています。

 

エンジン異音の原因とは?

エンジン内部

エンジンの異音は、年式が古くなったり、走行距離が多くなってきたり、エンジンオイルのメンテナンスを怠ったりしていると発生します。

 

異音が発生する部位としては、バルブタペットやピストンリング、クランクメタルやオイルライン詰まりなど、たくさんの部位に分かれますが、どこの部位でも異音が出てしまう原因の共通点としては、

 

オイル交換をサボっていたこと

 

が、ほぼ共通の原因であるといえます。

※スズキのK6A型エンジンの、始動時一瞬カラカラという音はちょっと別。あれはこちらにまとめていますのでご覧下さい。

→K6Aエンジンの異音

オイル交換はしてきましたか?

定期的にオイル交換してきましたか?

オイル交換してきましたか?

最近の車は少し前の車と比べて、少しでも燃費を良くするために、0w-20などの柔らかいオイルを使うようになってきています。そのため、以前に比べてオイル交換はとても重要な作業になっていて、少しでも交換をおろそかにすると、すぐに油膜が張れないシャバシャバのオイルになったり、スラッジ(鉄粉のカス)がエンジン内部に溜まってしまって、エンジン本来の性能が発揮できなくなったりしてしまいます。そしてそれがひどくなれば、今回のお悩みのような、カラカラした異音が発生してしまうのです。

今すぐオイル交換してみる!?

あわててオイル交換してももう遅い!?

 

エンジンからカラカラ異音が発生したからといって、あわててオイル交換をしても、時すでに遅し。

 

異音が発生してしまった今のエンジン内部は、すでにこんな状態になっていることでしょう。

 

汚れたエンジン

 

永らくオイル交換をサボっていたから、鉄粉カスがどんどん蓄積されていき、オイルが流れる経路が詰まってしまって、異音が発生しているのです。こうなってしまった場合は間違いなく、

 

今さらのオイル交換では直らない

 

のです。

 

直接エンジンを分解清掃(オーバーホール)し、汚く真っ黒になったヘドロのようなカスを、丁寧に取り除いてやらないと異音は消えません。

 

きれいなエンジン

 

こうして正常なエンジン内部の画像と比較すると、歴然とわかるかと思いますが、ガラガラと

 

異音が発生した時点で分解清掃

 

(オーバーホール)は必須であるといえるでしょう。

困った

今さらの悪あがき

 

エンジンからカラカラいい出したので、あわててオイルを換えたり「バカ高いオイル添加剤」を入れたりしてみましたが、

 

結果は何も変わりませんでした。

 

”そりゃ半分焼き付いている状態だから、ちゃんとオーバーホールしないと直らないよ”

 

と修理屋さんに言われてしまいました。

 

ちゃんと日頃からオイル交換しておくべきだったと反省…

東京都 会社役員 R・Dさん

修理の費用について

エンジン

では、先ほどのひどい状態になったエンジン。この場合の修理の費用はどのくらいになるのでしょうか?

 

ディーラーや街の修理工場は、時間単位での修理代算出のため、まずこの修理にかかる時間を計算してみましょう。

・エンジンの分解に丸1日
・部品の洗浄研磨に丸2日
・組み立てに丸1日

合計丸4日の作業 ※1日は8時間

 

といったところでしょうか。それをレバレート(工賃算出法)に当てはめると、

 

8時間×4日×8,000円

 

という計算になり、エンジンのオーバーホールにかかる工賃は、

 

合計256,000円の工賃

 

という、とんでもない金額になってしまいます。

部品代は別途請求

分解することによって、傷んでいる部品が目視できるのもこの時です。破損している部品を発見すれば、部品代も追加請求されるということも覚悟しておきましょう。

部品代を入れると、
30万円は軽く超えてしまいますね。

ではどうすれば良い?

ここではカラカラ異音が発生した状況をどうすれば良いのか

 

これから選ぶべき3つの選択肢

 

をあげて説明しています。今後の参考になさってください。

 

きちんと修理する

エンジンカラカラ音

 

長く乗るなら修理するべき

 

この先も長く乗られるなら、やはりここはきちんと修理しておくべきでしょう。そうでないとこの先だんだんひどくなっていくことは間違いありません。

 

修理するメリット

・異音がなくなる
・止まる心配がなくなる
・恥ずかしくなくなる

 

修理するデメリット

・けっこう高額な出費になる
・直しても車の価値は増えない

 

異音がなくなり、不調な心配もなくなりますし、この先長く乗り続けられるのなら、早めに修理はしておくべきです。

 

順番としては、まずはディーラーでの見積もりが一番ベストですが、ディーラーで見積もりすると同時に町工場へも見積り依頼をかけておき、一番安いところで修理するようにしましょう。

 

ただし、いくらお金をかけて修理をしても、

 

車の価値が上がるわけではない

 

ので、あまり修理にお金を突っ込みすぎないようにすることが大切ですね。

高額出費は覚悟すべき

新車登録から5年未満のお車や、10万キロ未満の新車特別保証が残っているのなら、ディーラーにて無償修理してもらうことも可能ですが、すでに保証が切れている状態でしたら、間違いなく高額修理となることは覚悟しておきましょう。

お近くのディーラーはこちらからどうぞ。
トヨタ 日産 ホンダ 三菱 マツダ スバル ダイハツ スズキ

 

お近くの修理工場で見積り依頼するなら
→修理工場検索はこちらから

 

 

何もせず放置する

あまりおすすめできることではありませんが、そのまま音が出ている状態で、何もしないという判断です。

・交差点で止まっても平気
・ロードサービスで乗り切る
・止まった時に考えればいい

と、楽天的な考え方ができるのであれば、特にそのまま放置でも良いのかもしれません。急に止まっても、ロードサービスを呼んで冷静に対処できるのなら、放置しておいても良いのではないでしょうか。ただし、その日の予定は完全に狂ってしまいますが…。

 

止まっちゃった時、自分が困るだけならともかく、他人に迷惑をかけたり、最悪の場合は

 

大事故になるケースもある

 

ので注意が必要です。

 

放置するメリット

・お金がかからない

 

…という以外にメリットは無し。

 

放置するデメリット

・エンジン異音はそのまま
・止まる心配に怯え続ける
・止まったらそれ以上の出費確定
・今回悩んだ時間が無駄

右折の瞬間に止まったら

交差点を右折し始めた瞬間に、急にエンジンが止まることもなきにしもあらず。そんなときは自分が危ないばかりか、他人まで巻き込んでしまうことも考えられます。かわいい彼女やお子さまが同乗していたら? と思うと、恐ろしくて放置はできない選択と言えますね。

 

愛車の価値を知る

突然ですが、今お悩みのあなたのお車は、以下の車種ではありませんか?

 

・ トヨタの車
(レクサス含むトヨタ全車種)

 

・ 軽自動車
(全メーカー対象。軽乗用もトラックもバンも全て)

 

・ ハイブリッドカー
(全メーカー対象。プリウスやアクア、フィットなど全て)

 

・ コンパクトカー
(全メーカー対象。1500ccまでの車)

 

・ ミニバン
(全メーカー対象。2500ccまで)

 

・ 四輪駆動車
(全メーカー対象。クロカンから乗用4WD全般)

 

・ ディーゼル車
(全メーカー対象。年式が昭和でもOK)

 

・ スポーツカー
(全メーカー対象。マニュアルならなお良し)

 

もし今、これらのお車にお乗りで、修理しようかどうしようかをお悩みなのであれば、高額修理となる前に、一度今の車の価値を調べてみることをおすすめします。

 

≫早速価値を調べてみるなら≪

 

バイクはこちらから

 

価値を調べる目的

・修理するのが得か損かの見極め
・乗り換えるのが得か損かの判断
・価値と修理代の比較検討ができる

 

価値を調べるデメリット

・入力に1分もの時間がかかる

 

事前に愛車の価値を知ることで、修理をした方が良いのかどうなのかの判断をすることができます。

 

1分のお時間も惜しいのなら致し方ないところですが、今回のようなケースでは、修理代がかさむこと間違いありません。ですがいきなり数十万円かけて修理をするよりも、たった1分の入力で

 

”あなたのお車の概算価格は
1,350,000円〜1,550,000円です”

 

と、画面上に表示されるので、まずは今の価値を調べてからじっくり考えることが大切とは思われませんか?

 

もちろん、価値を調べるのが目的ですから、

 

乗り換えを勧めているわけではない

 

のですが、トヨタの車や軽自動車など先述の車種は、国内で何度もリユースされたり、貿易輸出されたりすることもあって、

 

1.年式が古くても

 

2.走行距離が多くても

 

3.内外装がキズだらけでも

 

4.各機関の調子が悪くても

 

車の状態に関係なくかなりの高値

 

がつくことが多いです。

 

価値が高い車に乗っていたのを知らずに高額修理をしてしまった、うまく売却していれば出費はほとんどなかったのに!

 

と、後悔する方もおられます。愛車に思った以上に価値があると、今後損のない判断をしやすくなりますので、一度こちらから今現在の価値を調べてみてください。

 

≫損をしない為に価値を調べる≪

 

バイクはこちらから

本気で売却されたいなら

同じような価格を調べられるサイトでは、こちらの車査定比較.comというサービスもありますが、こちらは売却するという色合いが濃く、営業電話がたくさんかかってきます。今の話の流れで、良い値段で売却したい、早く手放したいと思われるようでしたら、車査定比較.comに申し込むのも良いですが、ただ単に価値を調べるだけ、確認したいだけと思われるのでしたら、こちらのサービスを利用された方が良いかと思います。

 

また一連のお話で、売却したいなと思われたあなたへ。あわせて読みたいこちらをどうぞ。
→車を上手に高く買取査定させる方法

2つの結果から考える

価値見てビックリ

価値を算出すると、たいていが二極に分かれます。

 

1.思った以上に価値があった

 

2.思ったより価値がなかった

 

という2つです。

 

思った以上に価値が低かった場合は、高い修理代を払って修理するより、修理代を払ったつもりで乗り換えた方が良いという選択もできます。

 

例1

 

例としてはこんな感じ。本来修理代として出費しないといけない20万円を、うまく愛車の価値に足して乗り換えたり、

 

例2

 

こうした例になれば修理代すら不要で乗り換えられることもあります。

 

こうなると全く出費が要らない

 

ので、お手元のお金がなくなることなく、問題解決!となるわけです。

 

また逆に、

 

例3

 

こうした例のように、愛着のあるお車なら、高額な修理代を払ってでも乗り続ける価値があるかどうかを判断することもできます。

 

つまりは何が言いたいかというと、

 

正しい価値を知ると的確な判断ができる

 

ということ。だからこそ、まずは今、お乗りのお車にどのくらいの価値が付くのかを確認してみる。これは高額修理を検討する上で、とても必要なことなのだといえますね。

 

≫価値を調べて正しい判断をする≪

 

バイクはこちらから

 

たった4つの項目を入力

メーカー名や車種名、年式と走行距離の4項目を入力するだけ。しかも ”だいたい” でOK。

 

すぐに概算の価値がわかる

”あなたのお車の概算価格は
1,350,000円〜1,550,000円です”

今すぐにこの画面上に、こうして概算の価値が表示されます。もちろん夜中であっても早朝であっても、すぐにわかるというのは嬉しいですね。

過走行や古い車でも実際に価値が高かった例

内外装程度や、機関の故障は気にしないとはいっても、どんな車が高値で売れているのかを補足します。

 

これは業者オートオークションのキャプチャーですが、

 

プリウスの相場

 

新車から10年が経過し、20万キロ以上もの走行距離を走ったプリウス

 

が、

 

321,000円という高値で取引

 

されているのがわかります。

 

そしてこちらはハイエースの一例。

 

ハイエースの相場

 

平成6年式という、今から22年も前の車に、

 

420,000円という恐ろしい値段

 

がついています。しかも229,000キロという驚愕の走行距離にも関わらず… です。

 

ですからもし、「今の車が気に入ってて乗り続けたい」というお気持ちが強いのなら、まったくもって無視していただければ良いのですが、

 

車にできるだけ出費はしたくない

 

と思われるようでしたら、まずは車の価値を正しく調べてみることをおすすめいたします。

 

でないと画像のプリウスやハイエースのように、高値で取引されていることを知らないまま、高額な修理代に悩むことになりますよ。

もっと詳しくエンジン異音の症例

ここでは、さらにもっと詳しく掘り下げて、代表的な異音の症例を挙げて説明しています。

 

1:バルブタペットから

タペット音

エンジンのパーツの一部にバルブタペットという部品があります。

 

DOHCエンジンを例にすると、タペットは、カムシャフトと吸排気バルブとの間で、カムの回転型の動きを直線的な動きに変換する部品。ここにはクリアランスといって、一定の隙間ができているのですが、これが経年変化で摩耗し、間隔が広くなってカラカラと異音が発生するケースがあります。

 

修理代のおおよその目安

工賃作業で安くて15万円前後から。部品代は別途数万円程度。20万円前後が目安となるため、中古エンジンの載せ替えを提案されることが多い。

 

2:ピストンリング摩耗

ピストンリング

エンジン内の爆発を上下運動に変えるピストン。それにはピストンリングという隙間を埋めるシールがあります。

 

そのシールが、オイルメンテが悪かったり、過走行になってくると摩耗してしまい、内壁との間の隙間が広くなって、ガラガラと異音が発生してしまうケースがあります。

 

修理代のおおよその目安

ピストンリングの部品代は数千円〜高くても数万円程度。ですがピストンまで分解する工賃が15万円以上かかるため、20万円以上の出費を覚悟する必要があります。こちらもケース1と同じように、エンジンの載せ替えを提案されるでしょう。

 

3:コンロッドメタルの摩耗

メタル

コンロッドメタルやクランクメタルという、コンロッドやクランクといった回転パーツの「軸受け部分」が摩耗して異音が発生します。こちらもオイルメンテナンスの不良や、過走行などの経年変化により摩耗してくるもので、軸受け部分の隙間が広くなって異音が発生します。

 

修理代のおおよその目安

ピストンは、エンジンの上半分を分解するのに対し、このクランクメタルはエンジンの下半分を分解します。工賃はオイルパンをめくって作業することで10万円前後から。メタルの部品代を合わせると、やはりこれも15万円〜20万円はみておいた方が良いでしょう。

 

まだ大丈夫が命取り

症例1)36,000キロのトヨタパッソ

 

パッソ

 

数日前から

 

小さなカラカラした異音がする

 

と言われていました。

 

お電話でのお話でしたので、こちらも症状を直接確認できないため、早めの入庫を促進していたのですが、どうしても普段お使いになられていると面倒がられてしまうのか、伸び伸びになってしまっていました。

 

そして数日後の朝――――

 

パッソは、とてもド派手な音になって、レッカー車で運ばれてきました。

 

ガラガラガラガラガラガラ…!!

 

――――聞けば、もともと小さなカラカラ異音だったのが、

 

通勤途中に急に大きなガラガラ音

 

になって、パワー感がまったくなくなってしまったとのこと。さすがにこうなってしまっては、車の価値も完全になくなってしまいますし、エンジンの載せ替えをするにしても、高額な修理代は必至となってしまいます。

 

ですから、まずは先伸ばしにすることなく、

 

価値はクルマが動いてるうちに確認

 

してから、今後の判断をされると良いかと思います。

あわせて読みたい

もし、修理代のことで、乗り換えした方が良いかなと思われた場合は、少しでもお得に愛車を高く売る方法が書かれているこちらもご参考下さい。


≫不具合のある車の賢い売却方法≪

早い話、損をしないでいただきたい

エンジン異音で修理されるにしても、お乗り替えをされるにしても、何が申し上げたいのかといいますと

 

損をしないでいただきたい

 

ということです。

 

つい先日、実際にあったお話なのですが、クルマの調子が悪いからと言われていた方に、

 

”一度おクルマを拝見させて下さい”

 

と、遠回しに査定のお願いをしていましたら、

 

”そんなこと言って乗り換えさせるんだな?”

 

なんて、笑って返されてしまいました。

 

乗り換え促進

 

特にこうしたやり取りは、いつものことなので特には気にしていなかったのですが、それからしばらくして、暗い声で電話があったと思ったら、

 

”嫁が乗って出掛けたら止まってしまった”

 

というのです…。

 

乗り換え促進2

 

慌ててレッカーを出動させ、入庫されたクルマを見てみると、エンジンは完全に焼き付いてしまっていました。しかもクルマのことをわからない奥様がお乗りだったということで、オーバーヒートをしてもエンジンを止めなかったというではありませんか。

 

高級車

 

年式はまだ新しかった。しかも某高級輸入車。

 

エンジンが完全に逝ってしまったせいで、一瞬にして価値はゼロになってしまった…。本当にもったいないということを目の当たりにしました。

 

がっくりうなだれたお客さまに、

 

”あんたの言うこと聞いてたら良かった”

 

と言われたことが、今でも忘れられません。

 

修理をするにしても、乗り換えをするにしても、動いている間に判断する。これは本当に大事なことですね。