スペーシアは2013年3月に登場した、スズキの軽トールワゴンです。両側スライドドアと広い室内を持つ、いわゆるスーパーハイトワゴンで、ホンダのN-BOXやダイハツのタントと同じ枠を争っています。2017年12月の2代目から全車がマイルドハイブリッドになり、2023年11月に3代目へ切り替わりました。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたスペーシア、合計938台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。内外装を専用にしたスペーシアカスタム、アウトドア向けのスペーシアギアは車名が別のため、このページには含めていません。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。なお2世代前より古いモデルは、いちばん新しい年式といちばん古い年式だけを載せています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和72025年 3代目 G ハイブリッド 8 0.30.3万km 125万円 121132万円 82%
令和62024年 3代目 G ハイブリッド 7 11.4万km 121万円 113132万円 79%
令和72025年 3代目 X ハイブリッド 3 0.20.2万km 144万円 133157万円 85%
令和62024年 3代目 X ハイブリッド 3 0.30.3万km 128万円 127129万円 75%
令和52023年 2代目 X ハイブリッド 3 2.93.2万km 120万円 111126万円 78%
令和42022年 2代目 X ハイブリッド 2 55.2万km 102万円 97.7106万円 66%
令和32021年 2代目 X ハイブリッド 6 4.75.6万km 89.7万円 66.4108万円 59%
令和22020年 2代目 X ハイブリッド 5 3.64.7万km 94.8万円 85.7108万円 63%
令和12019年 2代目 X ハイブリッド 8 4.55.8万km 86.0万円 78.5104万円 59%
平成302018年 2代目 X ハイブリッド 5 6.47.9万km 56.5万円 41.770.4万円 38%
令和52023年 2代目 G ハイブリッド 3 2.82.8万km 106万円 101114万円 76%
令和32021年 2代目 G ハイブリッド 2 3.33.7万km 82.3万円 79.185.5万円 60%
令和12019年 2代目 G ハイブリッド 2 4.96.1万km 67.9万円 56.179.8万円 51%
平成302018年 2代目 G ハイブリッド 4 5.37.8万km 55.9万円 33.575.2万円 42%
令和22020年 2代目 X ハイブリッド 4WD 2 4.86.7万km 87.1万円 56.1118万円 54%
平成302018年 2代目 X ハイブリッド 4WD 3 9.212万km 37.3万円 29.150.9万円 23%
令和12019年 2代目 G ハイブリッド 4WD 2 3.13.1万km 90.8万円 83.498.1万円 62%
平成292017年 初代 X 5 68.4万km 31.9万円 21.845.5万円
平成252013年 初代 X 20 8.710.3万km 11.9万円 3.527.7万円
平成292017年 初代 G 3 6.87.8万km 20.1万円 14.230.6万円
平成252013年 初代 G 9 8.911.4万km 6.1万円 1.419.9万円
平成272015年 初代 X 4WD 3 7.89.1万km 20.8万円 7.628.7万円
平成252013年 初代 X 4WD 7 8.310.9万km 16.4万円 6.329.0万円
平成292017年 初代 Gリミテッド 5 7.510.2万km 28.6万円 19.138.6万円
平成282016年 初代 Gリミテッド 8 9.313万km 13.3万円 8.821.1万円
平成252013年 初代 T 4 7.79.9万km 13.0万円 11.615.9万円
平成292017年 初代 G 4WD 2 19.422.2万km 5.8万円 5.36.3万円
平成252013年 初代 G 4WD 3 10.911.6万km 12.0万円 8.116.5万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和1年式のハイブリッドXであれば、出品34台の中央値は約50,000kmでした。

グレード名はスズキのカタログ表記に合わせています。2代目と3代目は全車がマイルドハイブリッドで、カタログでも「HYBRID G」「HYBRID X」と書かれるため、表では「G ハイブリッド」「X ハイブリッド」としています。初代にはマイルドハイブリッドがなく、グレードはG・X・Tの3本立てです。

スペーシアは型式(MK94S・MK53S・MK32S など)で前輪駆動と四輪駆動が分かれないため、出品名に「4WD」と書かれている車だけを四輪駆動として扱っています。

スペーシアカスタム、スペーシアギア、スペーシアベースは車検証の車名が別で、相場も別に動きます。このページの数字には含まれていません。

新車価格に対する落札額の割合(残価率)は、現行の3代目と1つ前の2代目にだけ掲載しています。初代は当時の新車価格と比べる意味が薄いため伏せています。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

3代目スペーシア
※2023.11〜現行モデル

104台58.3159万円

型式:MK94S。グレードはハイブリッドGとハイブリッドXの2本立てで、ハイブリッドXには運転支援を追加したセーフティプラスパッケージ装着車があります。

今回該当したのは131台。そのうち18台が走行距離のごく短い「新車同様」の評価で、これらは相場から外れるため表からは除いています。

発売から3年に満たない世代のため、掲載できる年式は令和5年式から令和8年式までに限られます。

※価格は全て税込表示です

G ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
8 0.30.3万km  121132万円 125万円 82%
令和6
2024年
7 11.4万km  113132万円 121万円 79%
令和5
2023年
1 0.70.7万km  114114万円 114万円 74%

X ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
3 0.20.2万km  133157万円 144万円 85%
令和6
2024年
3 0.30.3万km  127129万円 128万円 75%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
X ハイブリッド 4WD 6 04.2万km  115144万円 135万円
X セーフティプラスパッケージ装着車 ハイブリッド 5 09万km  58.3153万円 122万円
G ハイブリッド 4WD 4 0.21.7万km  133138万円 136万円
X セーフティプラスパッケージ装着車 ハイブリッド 4WD 1 0.80.8万km  145145万円 145万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 X ハイブリッド 0.3万km イエロー 6 159万円
上位 令和7 G ハイブリッド 0.4万km グレー 5 134万円
中央 令和7 G ハイブリッド 0.3万km ブラウン 6 127万円
下位 令和7 G ハイブリッド 0.2万km ホワイト 5 119万円
最安値 令和6 X セーフティプラスパッケージ装着車 ハイブリッド 9万km イエロー 3.5 58.3万円

相場の寸評

新車価格に対する落札額が高い水準にあります。ハイブリッドGで74〜82%、ハイブリッドXで75〜85%。スーパーハイトワゴンは新車の納期が読みにくい状態が続いており、すぐ乗れる中古が高く引き合われています。納車待ちが解消すれば下がる性質の数字です。

年式で見ると令和8年式が138万円(1台)、令和7年式が131万円(50台)、令和6年式が123万円(46台)、令和5年式が118万円(7台)。台数のまとまった令和7年式と令和5年式の差は13.0万円です。新車から日が浅く、1年ぶんの落ち方はまだ小さく収まっています。

走行距離は、この世代ではまだ差になりません。今回該当した104台のうち101台が40,000km未満で、距離帯を分けて比べられるだけの出品が集まっていません。いまの3代目の値段を分けているのは、距離ではなく年式とグレードです。

上級のハイブリッドXは、ハイブリッドGと比べて令和7年式では平均19.1万円高く、令和6年式では平均6.8万円高くなりました。新車価格の差は17.5万円で、比べられた2通りのうち1通りで中古の差が新車の差を上回りました。新車で払った上乗せは、いまのところおおむね戻っています。ただし今回の落札台数は令和7年式が3台、令和6年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

走行距離のごく短い「新車同様」の出品が18台ありました。128万円から168万円で、平均は146万円。今回該当した131台の14%にあたり、登録済み未使用車がまとまった数で流れていることが分かります。

*

2代目スペーシア
※2017.12〜2023.11

191台13.5129万円

型式:MK53S。グレードはハイブリッドGとハイブリッドXの2本立てで、全車がマイルドハイブリッドです。2019年10月の一部改良でスズキセーフティサポートが全車標準になりました。

今回該当したのは245台。発売からの期間が長く、年式の幅がもっとも広い世代です。

2019年10月に消費税率が8%から10%へ変わっています。残価率はその年式当時の支払額で計算しており、税率の違いは調整していません。

※価格は全て税込表示です

X ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
3 2.93.2万km  111126万円 120万円 78%
令和4
2022年
2 55.2万km  97.7106万円 102万円 66%
令和3
2021年
6 4.75.6万km  66.4108万円 89.7万円 59%
令和2
2020年
5 3.64.7万km  85.7108万円 94.8万円 63%
令和1
2019年
8 4.55.8万km  78.5104万円 86.0万円 59%
平成30
2018年
5 6.47.9万km  41.770.4万円 56.5万円 38%
平成29
2017年
1 9.89.8万km  57.057.0万円 57.0万円 39%

G ハイブリッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
3 2.82.8万km  101114万円 106万円 76%
令和4
2022年
1 55万km  68.968.9万円 68.9万円 49%
令和3
2021年
2 3.33.7万km  79.185.5万円 82.3万円 60%
令和1
2019年
2 4.96.1万km  56.179.8万円 67.9万円 51%
平成30
2018年
4 5.37.8万km  33.575.2万円 55.9万円 42%

X ハイブリッド 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
1 4.54.5万km  98.798.7万円 98.7万円 60%
令和2
2020年
2 4.86.7万km  56.1118万円 87.1万円 54%
平成30
2018年
3 9.212万km  29.150.9万円 37.3万円 23%

G ハイブリッド 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和5
2023年
1 1.41.4万km  121121万円 121万円 80%
令和3
2021年
1 7.87.8万km  90.990.9万円 90.9万円 60%
令和2
2020年
1 66万km  93.693.6万円 93.6万円 63%
令和1
2019年
2 3.13.1万km  83.498.1万円 90.8万円 62%
平成30
2018年
1 8.68.6万km  43.543.5万円 43.5万円 30%
平成29
2017年
1 10.810.8万km  38.338.3万円 38.3万円 26%

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和5 X ハイブリッド 2.3万km ブルー 4.5 129万円
上位 令和2 X ハイブリッド 5.8万km ブルー 4.5 93.8万円
中央 平成30 X ハイブリッド 4.9万km ブラウン 4.5 77.5万円
下位 平成30 X ハイブリッド 3.4万km パール 3.5 49.8万円
最安値 平成30 G ハイブリッド 4WD 14.8万km ブラウン 3 13.5万円

相場の寸評

年式が素直に効きます。令和5年式が111万円、令和4年式が85.8万円、令和3年式が87.6万円、令和2年式が77.6万円、令和1年式が67.3万円、平成30年式が54.0万円、平成29年式が47.6万円。令和5年式と平成29年式で63.4万円の開きです。残価率で見るとハイブリッドGが42〜76%、ハイブリッドXが38〜78%でした。

走行距離も強く効きます。40,000km未満が92.6万円(73台)、40,000〜80,000kmが77.8万円(71台)、80,000〜120,000kmが40.8万円(25台)、120,000〜160,000kmが28.0万円(15台)、160,000km以上が21.9万円(7台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で70.7万円、率にすると76%下がります。この世代は年式と走行距離の両方が金額を分けており、どちらか一方だけを見て見当を付けると外れます。

上級のハイブリッドXは、ハイブリッドGと比べて令和5年式では平均14.4万円高く、令和4年式では平均33.1万円高く、令和3年式では平均7.4万円高く、令和1年式では平均18.1万円高く、平成30年式では平均0.6万円高くなりました。新車価格の差は13.5万円〜14.4万円で、いちばん古い平成30年式ではその差がほとんど消えています。軽自動車はグレードの上乗せが年式とともに縮んでいく形が多く、この世代もその形に沿っています。

四輪駆動は、同じハイブリッドXで比べて令和2年式では平均7.7万円安く、平成30年式では平均19.2万円安くなりました。比べられた2通りのうち2通りで四輪駆動が下に来ており、新車では12.1万円高い仕様ですが、中古では戻っていません。ただし今回の落札台数は令和2年式が2台、平成30年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

*

初代スペーシア
※2013.3〜2017.12

427台1.470.5万円

型式:MK32S(2013年3月〜2015年5月)/MK42S(2015年5月〜2017年12月)。2015年5月の改良でS-エネチャージとデュアルカメラブレーキサポートが加わりましたが、グレード名はG・X・Tのまま変わっていません。改良が年の途中なので、この記事では前期・後期に分けていません。

今回該当したのは562台で、スペーシアの中ではもっとも台数の多い世代です。

この世代には残価率を掲載していません。発売から10年以上が経っており、当時の新車価格と比べてもいまの相場を読む手がかりにならないためです。

※価格は全て税込表示です

X

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
5 68.4万km  21.845.5万円 31.9万円
平成28
2016年
4 4.75万km  32.750.2万円 40.7万円
平成27
2015年
14 7.410.5万km  3.233.1万円 18.8万円
平成26
2014年
18 7.811.5万km  4.329.8万円 13.0万円
平成25
2013年
20 8.710.3万km  3.527.7万円 11.9万円

G

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
3 6.87.8万km  14.230.6万円 20.1万円
平成28
2016年
4 6.49.1万km  10.430.5万円 22.6万円
平成27
2015年
10 8.612.2万km  4.820.4万円 11.4万円
平成26
2014年
8 7.511.1万km  4.425.6万円 10.4万円
平成25
2013年
9 8.911.4万km  1.419.9万円 6.1万円

X 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
1 10.810.8万km  26.626.6万円 26.6万円
平成28
2016年
1 6.86.8万km  9.59.5万円 9.5万円
平成27
2015年
3 7.89.1万km  7.628.7万円 20.8万円
平成26
2014年
3 7.28.2万km  7.315.8万円 12.1万円
平成25
2013年
7 8.310.9万km  6.329.0万円 16.4万円

Gリミテッド

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
5 7.510.2万km  19.138.6万円 28.6万円
平成28
2016年
8 9.313万km  8.821.1万円 13.3万円
平成27
2015年
1 15.515.5万km  10.710.7万円 10.7万円

T

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成27
2015年
1 1616万km  6.26.2万円 6.2万円
平成25
2013年
4 7.79.9万km  11.615.9万円 13.0万円

G 4WD

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成29
2017年
2 19.422.2万km  5.36.3万円 5.8万円
平成27
2015年
3 10.612.2万km  3.515.8万円 8.8万円
平成25
2013年
3 10.911.6万km  8.116.5万円 12.0万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
Xリミテッド 13 3.915.7万km  6.051.3万円 24.1万円
X レーダーブレーキサポート装着車 11 2.210.6万km  11.827.5万円 19.2万円
X デュアルカメラブレーキサポート装着車 8 3.915.2万km  6.050.0万円 25.8万円
Gリミテッド 4WD 6 322.2万km  5.649.5万円 23.6万円
T 4WD 4 8.914.1万km  7.332.3万円 21.3万円
Xリミテッド 4WD 3 1217.7万km  4.130.4万円 21.2万円
X レーダーブレーキサポート装着車 4WD 1 13.513.5万km  6.06.0万円 6.0万円
G レーダーブレーキサポート装着車 1 9.19.1万km  9.29.2万円 9.2万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成27 X 4WD 2.8万km グリーン 4.5 70.5万円
上位 平成25 X 6.5万km ブルー 4 23.1万円
中央 平成25 X 4万km その他 3.5 13.9万円
下位 平成25 X 10.8万km パール 3.5 6.9万円
最安値 平成25 G 11.2万km パール 3.5 1.4万円

相場の寸評

効くのは走行距離です。40,000km未満が34.5万円(26台)、40,000〜80,000kmが23.9万円(141台)、80,000〜120,000kmが14.5万円(151台)、120,000〜160,000kmが8.5万円(80台)、160,000km以上が5.6万円(29台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で28.9万円、率にすると84%下がります。この世代を売るなら、まず自分の走行距離がどの帯に入るかを見てください。

年式も効きます。平成29年式が24.4万円、平成28年式が23.3万円、平成27年式が18.2万円、平成26年式が15.3万円、平成25年式が13.4万円。平成29年式と平成25年式で11.0万円の開きです。2015年5月の改良で自動ブレーキが加わっており、平成28年式から上とそれ以前で買い手の見方が変わります。

標準グレードのGは、上級のXと比べて平成29年式では平均11.7万円安く、平成28年式では平均18.1万円安く、平成27年式では平均7.5万円安く、平成26年式では平均2.6万円安く、平成25年式では平均5.8万円安くなりました。ターボのTは同じXと比べて平成27年式では平均12.7万円安く、平成25年式では平均1.1万円高くなっています。軽自動車は車体の値段が下がってくるとグレードの差が縮みますが、この世代ではまだ差が残っています。ただし今回の落札台数は平成27年式が1台、平成25年式が4台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

四輪駆動は、同じXで比べて平成29年式では平均5.3万円安く、平成28年式では平均31.2万円安く、平成27年式では平均2.0万円高く、平成26年式では平均0.9万円安く、平成25年式では平均4.4万円高くなりました。雪の降る地域では四輪駆動が好まれるため、お住まいの地域によって評価が変わる部分です。ただし今回の落札台数は平成29年式が1台、平成28年式が1台、平成27年式が3台、平成26年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

*

修復歴があるといくら下がるか

147台2代目で42%安い

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ938台のうち、147台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
3代目 3 1854% 30% 安い 0台
2代目 39 1364% 42% 安い 0台
初代 99 -11485% 34% 安い 18台

※3代目はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

同じ条件の車を並べると

走行距離の少ない組み合わせから順に載せています。修復歴なしの側は、同じ年式・同じグレード・近い走行距離という条件の中で、もっとも評価点の高い個体を選びました。

世代 年式 グレード 走行 評価 落札価格
2代目 修復歴なし 令和5 X ハイブリッド 4WD 1.6万km 4.5 111万円
2代目 修復歴あり 令和5 X ハイブリッド 4WD 1.4万km 修復有 84.5万円 △26.7万円24%
2代目 修復歴なし 令和1 G ハイブリッド 1.8万km 5 96.8万円
2代目 修復歴あり 令和1 G ハイブリッド 1.7万km 修復有 84.6万円 △12.2万円13%

2代目では中央値で42%下がります。39台を照合した結果です。修復歴なしの側が96.8万円前後で取引される世代なので、この率を実額に直すと32.0万円の開きになるようです。

ところが初代まで下がると、この差はほとんど消えます。99台の照合で率は34%ですが、実額に直すと中央値で5.5万円。修復歴なしの側が18.7万円前後の世代では、率が動いても金額はほとんど動きません。

これは、古い車なら修復歴が問われないという意味ではありません。初代は下限に近い価格で取引されており、修復歴のあるなしにかかわらず、下げようのないところまで下がりきっています。裏を返せば、32.0万円という差が出る2代目ほど、修復歴の有無が金額を大きく左右すると言えるでしょう。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

スペーシアは世代によって相場の性格がまったく違います。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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