ジムニーノマドは、2025年1月に発売されたスズキの5ドア四輪駆動車です。3ドアのジムニーシエラを伸ばして後席のドアを足した車で、エンジンは1.5L、駆動はパートタイム式の四輪駆動だけになります。発売直後に注文が集中して受注が停止し、新車の納期が読めない状態が続きました。そのため中古の相場も、ふつうの新型車とは違う形になっています。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたジムニーノマド、合計214台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。3ドアのジムニー、ジムニーシエラは車名が別なので含めていません。それぞれジムニーの買取相場ジムニーシエラの買取相場をご覧ください。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和82026年 JC74W系 FC AT 10 00万km 294万円 285298万円 107%
令和72025年 JC74W系 FC AT 8 0.10.1万km 319万円 291362万円 116%
令和82026年 JC74W系 FC 5MT 10 00万km 308万円 284361万円 116%
令和72025年 JC74W系 FC 5MT 2 0.10.1万km 338万円 317358万円 127%

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば令和7年式のFC ATであれば、出品49台の中央値は約1,000kmでした。

このページでは、登録済未使用車(評価点S)も表に入れています。ほかの車種のページでは、状態が良すぎて相場から外れるため表から外していますが、ジムニーノマドは今回の214台のうち168台(79%)が評価点Sで、外すと相場そのものが見えなくなるためです。

グレードはFCの1つだけです。かわりに5速マニュアルと4速オートマチックで新車価格が違うので、表示名の末尾で分けています。出品名にミッションは書かれないため、オークション側のシフト欄から読み取りました。

ジムニーノマドは全車がパートタイム四輪駆動です。前輪駆動や後輪駆動の設定が無いので、表示名に「4WD」は付けていません。

2025年1月発売なので、年式は令和7年式と令和8年式しかありません。走行距離もほとんどが10,000km未満で、いまのところ年式や距離より「登録済未使用車かどうか」で金額が決まる段階です。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

ジムニーノマド
※2025.1〜現行モデル

213台279433万円

型式:JC74W。1.5Lガソリン、パートタイム四輪駆動、5速マニュアルまたは4速オートマチック。グレードはFCの1つだけです。

今回該当したのは214台。そのうち168台(79%)が評価点Sの登録済未使用車でした。修復歴のある車は1台もありませんでした。発売からの日数がまだ短いためです。

2025年1月の発売直後に注文が集中し、同年2月には受注が一時停止しました。その状態のまま中古市場に出ているので、新車を待てない買い手が中古に回っています。

※価格は全て税込表示です

FC AT

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
10 00万km  285298万円 294万円 107%
令和7
2025年
8 0.10.1万km  291362万円 319万円 116%

FC 5MT

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和8
2026年
10 00万km  284361万円 308万円 116%
令和7
2025年
2 0.10.1万km  317358万円 338万円 127%

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和8 FC AT 0万km ブラック 新車同様 433万円
上位 令和8 FC AT 0万km ブラウン 新車同様 319万円
中央 令和8 FC AT 0万km その他 新車同様 307万円
下位 令和8 FC AT 0万km ブラウン 新車同様 302万円
最安値 令和7 FC 5MT 0.5万km その他 6.0 279万円

相場の寸評

新車価格を超える金額で落札されています。FC ATの残価率は令和8年式で107%、令和7年式で116%。FC 5MTは令和8年式で116%でした。100%を超えるのは、新車の納期が読めない車で毎回起きる形です。ジムニーシエラ、ランドクルーザー250、ハイラックスでも同じことが起きています。受注が再開して納期が戻れば、この相場は終わります。手放すかどうか迷っているなら、待つほど有利になる場面ではありません。

年式ごとの平均も見ておきます。令和8年式が322万円(159台)、令和7年式が310万円(54台)。年式の差はまだ小さく、1台ずつの状態と装備で金額が決まっています。

ミッションの違いを見ておきます。FC 5MTはFC ATと比べて令和8年式では平均14.0万円高くなりました。比べられたのは1通りだけなので、向きは言い切れません。新車価格では5速マニュアルの方が9.9万円安い設定です。比べられた年式が1つしかないので、ミッションで金額が分かれるとまでは言えません。ノマドは出品そのものがマニュアルで19台(掲載213台中)と少なく、年式ごとに分けると数台ずつになります。

走行距離はまだ効きません。掲載した213台のうち208台(98%)が10,000km未満で、中央値は0kmでした。距離の帯で分けられるほどの散らばりがまだありません。1年か2年たてば、ジムニーシエラと同じように距離で金額が分かれていくはずです。

ジムニーノマドは、いまのところ「新車を待つか、上乗せを払って中古を買うか」で値段が決まっています。掲載213台の平均は319万円で、新車価格を上回りました。売るなら、この状態が続いているうちです。同じ日に何社かへ声をかけて、提示された金額を並べて比べてください。納期が戻ったあとでは、同じ金額は出てきません。

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修復歴があるといくら下がるか

0台

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ214台のうち、修復歴ありは1台もありませんでした。そのため、この車種については修復歴でいくら下がるかを出せていません。出品そのものが少ない車種ですので、データが揃いしだい掲載いたします。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

ジムニーノマドは世代が1つしかありませんが、年式と走行距離で相場ははっきり分かれます。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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