フェアレディZは、1969年から続く日産の後輪駆動スポーツカーです。いま中古で出回っているのは、2022年からのRZ34系、2008年から2022年までのZ34系、2002年から2008年までのZ33系の3つ。RZ34系は3.0LのV6ツインターボ、Z34系は3.7LのV6、Z33系は3.5LのV6と、世代ごとにエンジンが入れ替わっています。

このページでは、2026年8月にオートオークションで落札されたフェアレディZ、合計113台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。1989年から2000年までのZ32系は7台しかまとまらなかったため、今回は載せていません。オープンボディのロードスターは車検証の車名が同じなので、表示名の末尾に「ロードスター」を付けて同じ表に並べています。同じ後輪駆動のスポーツカーでは、86/GR86の買取相場も合わせてご覧ください。

売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。

ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、

提示額がどこまで落札金額に近いか

を判断する目安となります。

また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。

※掲載データは2026年8月時点のものです。

年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。なお2世代前より古いモデルは、いちばん新しい年式といちばん古い年式だけを載せています。

年式 世代 グレード 台数 中心となる
平均走行距離
平均落札価格 価格帯
最安〜最高
残価率
令和72025年 RZ34系 バージョンST 2 0.10.3万km 494万円 488500万円 73%
平成282016年 Z34系 バージョンST 2 5.25.9万km 213万円 158267万円 48%
平成262014年 Z34系 バージョンST 2 818.3万km 143万円 110177万円 32%
平成252013年 Z34系 バージョンST 2 7.314.3万km 118万円 98.7137万円 27%
平成242012年 Z34系 バージョンST 3 7.19.1万km 144万円 98.6218万円 33%
平成212009年 Z34系 バージョンST 5 6.213.2万km 114万円 49.6209万円 26%
平成242012年 Z34系 ベースグレード 2 6.38.4万km 128万円 79.9176万円 35%
平成212009年 Z34系 ベースグレード 6 11.516.3万km 52.7万円 38.462.6万円 15%
平成212009年 Z34系 バージョンT 4 3.55.7万km 128万円 98.5152万円 32%
平成182006年 Z33系 バージョンT 4 10.613.6万km 40.8万円 25.961.4万円
平成142002年 Z33系 バージョンT 5 7.711.1万km 45.6万円 38.755.0万円
平成172005年 Z33系 バージョンST 2 17.820.3万km 62.4万円 35.389.4万円
平成152003年 Z33系 バージョンST 4 5.911.9万km 109万円 40.1148万円
平成192007年 Z33系 ベースグレード 2 1313.1万km 29.4万円 27.331.6万円
平成152003年 Z33系 ベースグレード 2 99.3万km 111万円 40.7181万円
平成152003年 Z33系 バージョンS 4 7.218.1万km 109万円 78.4141万円
平成142002年 Z33系 バージョンS 2 8.513.8万km 132万円 84.7179万円

表の読み方

年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえば平成15年式のZ33系バージョンTであれば、出品11台の中央値は約88,000kmでした。

グレードはベースグレード・バージョンT・バージョンS・バージョンSTの並びです。バージョンTが本革シートなどの快適装備、バージョンSが足回りを締めた走り寄り、バージョンSTがその両方を備えた上級になります。ニスモは専用の外装と足回りが付く仕様です。

ロードスター(オープン)は型式で分かれます。Z33系のHZ33、Z34系のHZ34がロードスターで、表示名の末尾に「ロードスター」を付けています。出品そのものが少ないので、該当する行は台数の列を必ず見てください。

フェアレディZは全車が後輪駆動です。四輪駆動の設定が無いので、表示名に駆動は付けていません。6速マニュアルとオートマチックはどちらも設定がありますが、出品名にミッションが書かれないため表では分けていません。RZ34系は新車価格もマニュアルとオートマチックで同額です。

新車価格に対する落札額の割合(残価率)は、RZ34系とZ34系にだけ掲載しています。Z33系は2008年に作られなくなっており、いちばん新しい年式でも18年落ちになるためです。

また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下50%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば25,000〜75,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。

評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。

RZ34系フェアレディZ
※2022.8〜現行モデル

10台485618万円

型式:RZ34。3.0LのV6ツインターボ、後輪駆動。6速マニュアルと9速オートマチックが選べます。

今回該当したのは10台。修復歴のある車はありませんでした。

台数がごく少ないので、数字は目安としてご覧ください。発売から4年ほどで、しかも新車の納期が長かったため、中古市場に出てくる数がまだ限られています。

※価格は全て税込表示です

バージョンST

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和7
2025年
2 0.10.3万km  488500万円 494万円 73%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
ニスモ 3 00.4万km  601618万円 611万円
バージョンS 1 11万km  485485万円 485万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和7 ニスモ 0.4万km ブラック 6 618万円
上位 令和6 ニスモ 0.1万km ブラック 6 601万円
中央 令和6 バージョンST 0万km パール 6 502万円
下位 令和7 バージョンST 0万km パール 5 497万円
最安値 令和6 バージョンS 1万km パール 5 485万円

相場の寸評

新車価格の7割前後で取引されています。バージョンSTの残価率は令和7年式で73%。掲載10台の平均は534万円でした。500万円を超える車が並ぶ世代です。新車の受注が絞られていた時期があり、待てない買い手が中古に回っています。

年式ごとの平均も見ておきます。令和7年式が542万円(6台)、令和6年式が523万円(4台)。掲載した10台の走行距離の中央値は3,000kmで、全車が20,000km未満です。年式より、走行距離とグレードで金額が決まっています。

グレードごとの内訳も書いておきます。バージョンSTが6台(平均505万円)、ニスモが3台(平均611万円)、バージョンSが1台(平均485万円)。ニスモは専用の外装と足回りが付くぶん、ほかのグレードより高いところで取引されています。ただしどの行も数台なので、自分の車の金額を決める根拠にはせず、目安としてご覧ください。

*

Z34系フェアレディZ
※2008.12〜2022年

45台38.4439万円

型式:Z34(クーペ)/HZ34(ロードスター)。3.7LのV6、後輪駆動。2012年7月と2017年の改良でグレードが入れ替わっています。

今回該当したのは46台。そのうち1台(2%)が修復歴ありでした。修復歴のある車は表から外し、ページの終わりに別途まとめています。

14年つくられた世代なので、年式の幅がとても広くなります。年式ごとの台数が少ない行が多いので、台数の列を見ながらご覧ください。

※価格は全て税込表示です

バージョンST

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
令和3
2021年
1 1.71.7万km  375375万円 375万円 72%
平成28
2016年
2 5.25.9万km  158267万円 213万円 48%
平成26
2014年
2 818.3万km  110177万円 143万円 32%
平成25
2013年
2 7.314.3万km  98.7137万円 118万円 27%
平成24
2012年
3 7.19.1万km  98.6218万円 144万円 33%
平成23
2011年
1 8.18.1万km  142142万円 142万円 32%
平成21
2009年
5 6.213.2万km  49.6209万円 114万円 26%
平成20
2008年
1 10.610.6万km  116116万円 116万円 27%

ベースグレード

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成29
2017年
1 7.67.6万km  137137万円 137万円 36%
平成25
2013年
1 4.14.1万km  114114万円 114万円 31%
平成24
2012年
2 6.38.4万km  79.9176万円 128万円 35%
平成23
2011年
1 20.620.6万km  99.799.7万円 99.7万円 27%
平成21
2009年
6 11.516.3万km  38.462.6万円 52.7万円 15%
平成20
2008年
1 9.69.6万km  81.481.4万円 81.4万円 22%

バージョンT

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格 残価率
平成30
2018年
1 7.57.5万km  143143万円 143万円 30%
平成26
2014年
1 7.97.9万km  132132万円 132万円 32%
平成23
2011年
1 13.513.5万km  59.559.5万円 59.5万円 15%
平成22
2010年
1 11.611.6万km  70.170.1万円 70.1万円 17%
平成21
2009年
4 3.55.7万km  98.5152万円 128万円 32%

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
バージョンS 2 5.212.1万km  183350万円 266万円
ニスモ 1 3.43.4万km  439439万円 439万円
バージョンT ロードスター 1 18.518.5万km  49.849.8万円 49.8万円
バージョンニスモ 1 11.511.5万km  110110万円 110万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 令和3 ニスモ 3.4万km パール 5 439万円
上位 平成21 バージョンT 3.5万km パール 4.5 152万円
中央 平成25 ベースグレード 4.1万km その他 3.5 114万円
下位 平成22 バージョンT 11.6万km グレー 3.5 70.1万円
最安値 平成21 ベースグレード 14.2万km その他 3.5 38.4万円

相場の寸評

年式は効きますが、素直な階段にはなりません。平成26年式が140万円(3台)、平成25年式が117万円(3台)、平成24年式が145万円(6台)、平成23年式が100万円(3台)、平成22年式が76.6万円(3台)、平成21年式が92.7万円(18台)。いちばん高い平成24年式といちばん低い平成22年式の差は68.4万円です。5か所の隣どうしのうち2か所で順番が入れ替わっており、年式の順には並んでいません。グレードと走行距離の違いが年式の違いに混ざって出ています。自分の車の金額を探すときは、グレードの合う表の行を直接見てください。

走行距離も効きます。40,000km未満が252万円(5台)、40,000〜80,000kmが162万円(14台)、80,000〜120,000kmが109万円(12台)、120,000〜160,000kmが82.5万円(8台)、160,000km以上が70.6万円(6台)。いちばん少ない帯といちばん多い帯で181万円、率にすると72%下がります。スポーツカーとしては距離の伸びた個体が多く、掲載45台のうち14台が120,000kmを超えていました。

上級のバージョンSTは中古でもはっきり高く売れます。バージョンSTはベースグレードと比べて平成24年式では平均16.0万円高く、平成21年式では平均61.2万円高くなりました。比べられた2通りすべてで上に来ています。新車価格の差は73.5万円です。なお掲載した車の走行距離は、バージョンSTが中央値91,000km、ベースグレードが136,000kmです。ベースグレードの側が45,000km多く走っているので、差額のすべてが装備の違いによるものではありません。ただし今回の落札台数は平成24年式が3台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

バージョンSTとバージョンTも比べておきます。バージョンSTは平成21年式では平均13.9万円安くなりました。比べられたのは1通りだけなので、向きは言い切れません。バージョンTは本革シートなどの快適装備、バージョンSTはそこに走り寄りの足回りを足した仕様です。なお掲載した車の走行距離は、バージョンSTが中央値115,000km、バージョンTが43,000kmです。バージョンSTの側が72,000km多く走っているので、差額のすべてが仕様の違いによるものではありません。

新車価格に対する落札額の割合も見ておきます。バージョンSTが平成28年式で48%、平成26年式で32%、平成25年式で27%、平成24年式で33%、平成21年式で26%。バージョンTは平成21年式で32%です。ベースグレードは平成24年式で35%、平成21年式で15%になりました。令和の年式は7割前後、平成21年前後の車は2〜3割と、同じ世代のなかで大きく開きます。14年つくられた世代なので、年式によって「まだ新しい車」と「もう古い車」が同じ表に並びます。

*

Z33系フェアレディZ
※2002.7〜2008.12

53台25.9181万円

型式:Z33(クーペ)/HZ33(ロードスター)。3.5LのV6、後輪駆動。2005年9月の改良でエンジンが強化されています。

今回該当したのは57台。そのうち3台(5%)が修復歴ありでした。修復歴の割合が高く出ています。19年から24年落ちのスポーツカーなので、そこまでに事故を経験した個体が増えます。

グレードはベースグレード・バージョンT・バージョンS・バージョンST、それにバージョンニスモが並びます。ロードスター(オープン)は今回4台でした。

※価格は全て税込表示です

バージョンT

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成19
2007年
1 17.917.9万km  33.833.8万円 33.8万円
平成18
2006年
4 10.613.6万km  25.961.4万円 40.8万円
平成17
2005年
1 5.35.3万km  37.437.4万円 37.4万円
平成16
2004年
2 10.518.6万km  27.829.9万円 28.9万円
平成15
2003年
8 6.412.6万km  31.460.7万円 41.4万円
平成14
2002年
5 7.711.1万km  38.755.0万円 45.6万円

バージョンST

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成19
2007年
1 10.510.5万km  49.549.5万円 49.5万円
平成18
2006年
1 15.615.6万km  110110万円 110万円
平成17
2005年
2 17.820.3万km  35.389.4万円 62.4万円
平成15
2003年
4 5.911.9万km  40.1148万円 109万円
平成14
2002年
1 18.218.2万km  112112万円 112万円

ベースグレード

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成19
2007年
2 1313.1万km  27.331.6万円 29.4万円
平成17
2005年
2 5.914.1万km  34.350.2万円 42.2万円
平成16
2004年
2 1114万km  39.686.3万円 63.0万円
平成15
2003年
2 99.3万km  40.7181万円 111万円

バージョンS

年式 台数 実際に出品された
平均走行距離
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
平成16
2004年
1 14.114.1万km  85.985.9万円 85.9万円
平成15
2003年
4 7.218.1万km  78.4141万円 109万円
平成14
2002年
2 8.513.8万km  84.7179万円 132万円

その他のグレード

グレード 台数 走行距離
最小〜最大
価格の分布
最安〜最高
平均落札価格
バージョンT ロードスター 2 4.714.8万km  59.375.0万円 67.2万円
ベースグレード ロードスター 2 4.66.7万km  39.5104万円 72.0万円
バージョンニスモ 1 16.416.4万km  176176万円 176万円

実際の落札実例

年式 グレード 走行 評価 落札価格
最高値 平成15 ベースグレード 9.3万km ブラック 3.5 181万円
上位 平成16 ベースグレード 14万km パール 3.5 86.3万円
中央 平成15 バージョンT 6.4万km シルバー 4.0 46.2万円
下位 平成15 バージョンT 12.6万km シルバー 3 37.0万円
最安値 平成18 バージョンT 10.7万km レッド 3.5 25.9万円

相場の寸評

この世代は、年式では金額が決まりません。平成19年式が63.6万円(5台)、平成18年式が54.7万円(5台)、平成17年式が51.0万円(6台)、平成16年式が57.4万円(6台)、平成15年式が72.0万円(23台)、平成14年式が75.5万円(8台)。いちばん高い平成14年式といちばん低い平成17年式の差は24.5万円です。5か所の隣どうしのうち3か所で順番が入れ替わっており、年式の順には並んでいません。19年から24年落ちの車が並ぶので、年式より1台ずつの状態とグレードが値を決めます。

走行距離の方も見ておきます。40,000〜80,000kmが67.8万円(11台)、80,000〜120,000kmが68.5万円(20台)、120,000〜160,000kmが55.7万円(12台)、160,000km以上が82.3万円(8台)。帯ごとの並びが距離の順になっておらず、下がり方は読み取れません。20年前後の車なので、掲載53台のうち20台が120,000kmを超えていました。距離が伸びていても値は付きます。

グレードの上下を見ておきます。バージョンSTはバージョンTと比べて平成15年式では平均67.6万円高くなりました。比べられたのは1通りだけなので、向きは言い切れません。バージョンSTはブレンボのブレーキと専用の足回りが付く上級グレードです。なお掲載した車の走行距離は、バージョンSTが中央値99,000km、バージョンTが96,000kmで、おおむね揃っています。ただし今回の落札台数は平成15年式が4台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

バージョンTとベースグレードも比べておきます。バージョンTは平成16年式では平均34.1万円安く、平成15年式では平均69.2万円安くなりました。比べられた2通りすべてで下に来ています。なお掲載した車の走行距離は、バージョンTが中央値105,000km、ベースグレードが110,000kmで、おおむね揃っています。ただし今回の落札台数は平成16年式が2台と少なく、明言はできません。傾向としてご覧ください。

Z33系には残価率を載せていません。2008年12月に作られなくなっており、当時の新車価格と比べる意味がもう無いためです。掲載53台の平均は66.1万円でした。20年前後の車でこの金額が残るのは、スポーツカーならではです。手放すときは、年式や走行距離から予想するより、同じ日に何社かへ声をかけて、提示された金額を並べて比べる方が確実です。

*

修復歴があるといくら下がるか

4台

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ113台のうち、4台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。

突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。

世代 照合できた台数 下落幅の分布
最小〜最大
下落幅
中央値
むしろ高かった
個体
RZ34系 0 照合できる修復歴車がなく判定できず
Z34系 0 照合できる修復歴車がなく判定できず
Z33系 2 照合できる修復歴車がなく判定できず

※RZ34系・Z34系・Z33系はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。

ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。

修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。

相場を知ったうえで査定に出す

フェアレディZは世代によって相場の性格がまったく違います。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。

この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。

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