スープラは、1978年から2002年まで作られたあと、17年の空白をはさんで2019年5月に戻ってきた2ドアのスポーツカーです。2002年までの80系は直列6気筒の2JZを積んだ国産車の代表格で、2019年からのDB系はBMWと組んで作られました。成り立ちも作られた年代もまるで違いますが、どちらも今の相場では高い水準にあります。
このページでは、2026年7月にオートオークションで落札されたスープラ、合計17台から基準に合うデータを抜粋し、世代とグレードごとに掲載しています。1か月あたりの出品が少ないため、12週分をまとめています。
売却時はもちろん、中古車購入時の参考にしていただければ幸いです。
ご覧いただく際の注意点

掲載価格はすべてオートオークションでの税込み落札価格です。買取店が提示する金額は、ここから陸送費・出品料・利益を差し引いた額、販売店の場合は落札価格に陸送費・出品料・利益を足した額になります。車種と価格帯によりますが、10〜30万円程度変わるのが一般的。落札相場を知っておくと、
提示額がどこまで落札金額に近いか
を判断する目安となります。
また基本的に相場は下がるものです。中には希少車や輸出時期の関係で、上がっていくものもありますが、基本的に古くなるにつれ、緩やかに下がっていきます。
※掲載データは2026年7月時点のものです。
年式から相場を探す

各年式でもっとも流通しているグレードの相場です。走行距離はその年式で最も多く出品されていたゾーンを中心に抜粋しています。
| 年式 | 世代 | グレード | 台数 | 中心となる 平均走行距離 |
平均落札価格 | 価格帯 最安〜最高 |
残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和72025年 | DB系 | RZ | 1 | 0.5〜0.5万km | 825万円 | 825〜825万円 | 103% |
| 令和62024年 | DB系 | RZ | 1 | 0.9〜0.9万km | 736万円 | 736〜736万円 | 101% |
| 令和22020年 | DB系 | RZ | 1 | 3.5〜3.5万km | 612万円 | 612〜612万円 | 87% |
| 令和12019年 | DB系 | RZ | 1 | 0.9〜0.9万km | 660万円 | 660〜660万円 | 96% |
| 令和72025年 | DB系 | SZ-R | 1 | 1.9〜1.9万km | 684万円 | 684〜684万円 | 114% |
| 令和22020年 | DB系 | SZ-R | 1 | 3.7〜3.7万km | 464万円 | 464〜464万円 | 77% |
| 令和12019年 | DB系 | SZ-R | 1 | 5.7〜5.7万km | 458万円 | 458〜458万円 | 78% |
| 平成132001年 | 80系 | SZ | 1 | 5.4〜5.4万km | 539万円 | 539〜539万円 | — |
| 平成71995年 | 80系 | SZ | 1 | 5.9〜5.9万km | 603万円 | 603〜603万円 | — |
表の読み方
年式ごとに、出品された走行距離の中央付近値を掲載しています。たとえばDB系のRZであれば、出品7台の走行距離の中央値は約9,000kmでした。
この車は出品そのものが少なく、12週分を集めて17台でした。年式ごとに1台から2台という行が並びますので、金額は幅を持ってご覧ください。
DB系のRZが3.0Lの直列6気筒ターボ、SZ-Rが2.0Lの直列4気筒ターボです。80系はRZ・RZ-S・GZが3.0Lのツインターボ、SZが同じ3.0Lの自然吸気で、グレード名がそのままエンジンの違いを表しています。
DB系は現行の車なので残価率を載せています。80系はいちばん新しい年式でも25年落ちになるため載せていません。また70系は今回1台しか出品が無かったので、このページには入れていません。
また車輌の走行距離における掲載基準は、その中央値から上下20%以内の車輌に限定。中央値が50,000kmであれば40,000〜60,000kmの範囲で掲載し、できるだけ走行距離条件を揃えるようにしています。調べた総数より台数が少ないのは、掲載基準を厳選しているためで、できるだけ標準的な走行距離帯を掲載し、照合しやすくさせています。
評価点はオートオークションの外装評価です。数字が大きいほど状態が良く、開催会場によって基準は変わりますが、5〜6点なら新車に近い、4.5点はかなり小さなキズ、4点はそのままお店に展示できるくらいのレベル、3.5点は少し外装の補修が必要な状態を指しています。「修復有」は骨格部分を修復した履歴がある車輌です。
DB系スープラ
※2019.5〜
※2019.5〜
型式:DB06/DB42/DB22/DB26。DB06とDB42が3.0Lの直列6気筒ターボ(RZ)、DB22とDB26が2.0Lの直列4気筒ターボ(SZ-R)です。いずれも後輪駆動しかありません。
2022年の改良で出力の引き上げと6速MTの追加がありました。改良は年の途中のため、前期と後期には分けず年式順に並べています。
その年式当時の新車価格が1つに決まるため、残価率を載せています。6速MTと8速ATは、出品のあった年式ではどちらも同じ新車価格でした。
今回の集計では10台が該当し、走行距離の中央値は1.1万kmでした。金額は458万円から825万円、平均671万円という水準にあります。
※価格は全て税込表示です
RZ
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7 2025年 |
1 | 0.5〜0.5万km | 825〜825万円 | 825万円 | 103% |
| 令和6 2024年 |
1 | 0.9〜0.9万km | 736〜736万円 | 736万円 | 101% |
| 令和2 2020年 |
1 | 3.5〜3.5万km | 612〜612万円 | 612万円 | 87% |
| 令和1 2019年 |
1 | 0.9〜0.9万km | 660〜660万円 | 660万円 | 96% |
SZ-R
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 令和7 2025年 |
1 | 1.9〜1.9万km | 684〜684万円 | 684万円 | 114% |
| 令和2 2020年 |
1 | 3.7〜3.7万km | 464〜464万円 | 464万円 | 77% |
| 令和1 2019年 |
1 | 5.7〜5.7万km | 458〜458万円 | 458万円 | 78% |
実際の落札実例
| 年式 | グレード | 走行 | 色 | 評価 | 落札価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高値 | 令和7 | RZ | 0.5万km | グレー | 5 | 825万円 |
| 上位 | 令和5 | RZ | 0.7万km | ホワイト | 5 | 757万円 |
| 中央 | 令和7 | SZ-R | 1.9万km | グレー | 5 | 684万円 |
| 下位 | 令和2 | RZ | 3.5万km | パール | 4.5 | 612万円 |
| 最安値 | 令和1 | SZ-R | 5.7万km | ブルー | 4.5 | 458万円 |
相場の寸評
まずエンジンの違いから見てください。3.0LのRZが7台で729万円、2.0LのSZ-Rが3台で535万円。その差は193万円あります。令和7年式の新車価格はRZが800万円、SZ-Rが601.3万円で、差は199万円でした。新車で付いていた差が、そのまま中古でも残っている形です。
この車で目を引くのは、残価率が100%を超える年式があることです。RZは令和7年式が103%、令和6年式が101%、令和2年式が87%、令和1年式が96%。SZ-Rは令和7年式が114%、令和2年式が77%、令和1年式が78%でした。新車価格を上回る金額で落札されているということで、数字の取り違えではありません。納期が長く、新車をすぐに手に入れられない車で起きやすい形です。ただし年式ごとの根拠は1台ずつしかありません。明言はできませんので、傾向としてご覧ください。
年式と走行距離も見ておきます。令和7年式が2台で755万円、令和6年式が2台で744万円、令和5年式が2台で758万円、令和2年式が2台で538万円、令和1年式が2台で559万円。走行距離では20,000km未満が7台で739万円、20,000〜50,000kmが2台で538万円、50,000km以上が1台で458万円という並びで、20,000km未満と50,000km以上では281万円違いました。古い年式ほど距離が伸びているので、この2つは切り分けられていません。今回の台数では、どちらがどれだけ効いているかまでは申し上げられません。
この世代の10台の落札額は、458万円から825万円まででした。出品の少ない車ですから、そのときどきで在庫を持ちたいお店がいるかどうかで金額が動きます。査定は必ず複数のお店に出してください。
*
80系スープラ
※1993.5〜2002.8
※1993.5〜2002.8
型式:JZA80。3.0Lの直列6気筒で、RZ・RZ-S・GZがツインターボの2JZ-GTE、SZが自然吸気の2JZ-GEです。後輪駆動しかありません。
生産期間が9年と長く年式もばらけているため、前期と後期には分けず年式順に並べています。
いちばん新しい年式でも25年落ちになるため、残価率は載せていません。
今回の集計では6台が該当し、走行距離の中央値は7.3万kmでした。金額は539万円から880万円、平均737万円という水準にあります。
※価格は全て税込表示です
SZ
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成13 2001年 |
1 | 5.4〜5.4万km | 539〜539万円 | 539万円 |
| 平成7 1995年 |
1 | 5.9〜5.9万km | 603〜603万円 | 603万円 |
RZ
| 年式 | 台数 | 実際に出品された 平均走行距離 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| 平成7 1995年 |
1 | 8.8〜8.8万km | 880〜880万円 | 880万円 |
| 平成5 1993年 |
1 | 11.9〜11.9万km | 830〜830万円 | 830万円 |
その他のグレード
| グレード | 台数 | 走行距離 最小〜最大 |
価格の分布 最安〜最高 |
平均落札価格 |
|---|---|---|---|---|
| RZ-S | 1 | 4.5〜4.5万km | 856〜856万円 | 856万円 |
| GZ | 1 | 9.1〜9.1万km | 716〜716万円 | 716万円 |
実際の落札実例
| 年式 | グレード | 走行 | 色 | 評価 | 落札価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高値 | 平成7 | RZ | 8.8万km | ホワイト | 3.5 | 880万円 |
| 上位 | 平成11 | RZ-S | 4.5万km | シルバー | 3.5 | 856万円 |
| 中央 | 平成6 | GZ | 9.1万km | ブラック | 4.0 | 716万円 |
| 下位 | 平成7 | SZ | 5.9万km | シルバー | 3.5 | 603万円 |
| 最安値 | 平成13 | SZ | 5.4万km | グレー | 3.5 | 539万円 |
相場の寸評
この世代でいちばんお伝えしたいのは、30年前の車が現行のDB系と並ぶ金額で取り引きされていることです。80系6台の平均が737万円、DB系10台の平均が671万円でした。いちばん高かった1台は880万円で、平成7年式、走行8.8万kmの個体でした。減価償却の感覚は当てはまりません。
エンジンの違いが金額を決めています。ツインターボのRZ・RZ-S・GZが合わせて4台で821万円、自然吸気のSZが2台で571万円。差は250万円になりました。2JZ-GTEという心臓そのものに買い手が付いているためで、同じ車体でも別の相場だとお考えください。ただしどちらも台数が薄く、明言はできません。
年式と走行距離は、この世代では順番を決めていません。平成13年式が1台で539万円、平成11年式が1台で856万円、平成7年式が2台で741万円、平成6年式が1台で716万円、平成5年式が1台で830万円という並びで、古い年式のほうが上に来ています。11.9万km走った平成5年式のRZが830万円、走行5.4万kmの平成13年式のSZが539万円で、距離が2.2倍ちがうのに金額は逆でした。グレードとエンジンが先に金額を決めており、距離はそのあとに来る、という読み方になります。
今回の17台のうち1台が修復歴ありでした。この世代の6台の落札額は、539万円から880万円まで開いています。年式が古いという理由だけで安く見積もられることがある車です。グレードとエンジンを正しく見てもらえるかどうかで金額が変わりますので、複数のお店に出して比べることをおすすめします。
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修復歴があるといくら下がるか

オートオークションでは、骨格部分に修復歴のある車は評価点が「R」と記載され、一目で修復歴ありの車輌であることがわかるようになっています。今回のデータ17台のうち、1台が該当しました。修復歴のある車を1台ずつ、同じ年式・同じグレードで、走行距離の近い修復歴なしの車と突き合わせています。基準はあくまで修復歴車の側です。120,000km走った修復歴車なら、同じく120,000km前後の修復歴なしの車としか比べられないため、走行距離の許容幅はその車の走行距離に応じて取っています。
突き合わせる修復歴なしの車は、条件の合う中でもっとも評価点の高い個体を選んでいます。評価点の低い車を相手にすると、修復歴とは別の理由で安い車と比べることになり、修復歴そのものの影響が見えなくなるためです。
| 世代 | 照合できた台数 | 下落幅の分布 最小〜最大 |
下落幅 中央値 |
むしろ高かった 個体 |
|---|---|---|---|---|
| DB系 | 0 | 照合できる修復歴車がなく判定できず | — | — |
| 80系 | 1 | 照合できる修復歴車がなく判定できず | — | — |
※DB系・80系はそもそもの台数が少ないため、参考にならないことご容赦下さいませ。
ばらつきは大きく、同じ条件でも修復歴車の方が高く落ちる例もあります。骨格の一部を交換しただけの車と、大きく損傷した車が同じ「修復歴あり」で扱われるためです。実際の査定では、どこをどう直したかまで見られると考えておいた方がよいでしょう。
修復歴があるなら、価値が残っているうちに売る方が損失を抑えられます。年式が古くなるほど下落率は小さくなりますが、それは車そのものの値段が下がりきった結果にすぎません。率が縮むのを待つ間に、元の価格の方が先に落ちていくためです。
相場を知ったうえで査定に出す
スープラは世代によって相場の性格がまったく違います。掲載しているのは、すべて中古車店どうしの取引で実際についた価格です。
この落札価格は、買取店にとっての仕入れ値です。提示された査定額がここから大きく離れているなら、その理由を聞く根拠になります。複数社に査定させれば、買取店ごとの販路の差がそのまま金額差となって表れるはずです。
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