ノートe-POWERでのバッテリー上がりの多くは、駆動用ではなく“補機バッテリー(12V)”が原因です。私も出先でバッテリーが上がり、見知らぬ人に助けてもらったことも…。

e-POWERは駆動用のリチウムイオンバッテリーを搭載し電気で走る車ですが、一般的な車と同じく12Vバッテリーを搭載しています。このバッテリーは、ナビやライト、システム起動などを担う重要な役割を持っています。

そして何よりパワースイッチ。かつてエンジン始動を担っていた「キーを回す」動作を現代ではこのパワースイッチで行っているわけですが、ノートの場合パワースイッチON/OFFはこの補機バッテリーによって駆動しています。なので、補機バッテリーが弱ると電源が入らなくなり、結果として車が動かなくなります。

主な原因

バッテリー上がりの主な原因は以下の通りです。

  • 長期間乗らない(2週間〜1ヶ月)

  • 短距離走行の繰り返し

  • ルームランプや電装品の消し忘れ

  • ドライブレコーダーの常時電源

  • バッテリーの寿命(2〜4年程度)

特にe-POWERは電装系の負荷が大きいため、ガソリン車よりもバッテリーが弱りやすい傾向があります。

とはいえ、4年乗った今でも弱ってバッテリーが上がったことはなく、私の場合はよくある室内灯の消し忘れでした。車検時や点検時にちゃんとメンテナンスを行い、交換などを施していれば、さほど心配することはないように感じます。

バッテリー上がりが起きると、以下のような症状が出ます。

  • スタートボタンを押しても反応がない

  • メーターが点灯しない

  • 「READY」にならない

これらが見られる場合は、補機バッテリーの可能性が高いです。

対処法

万が一バッテリーが上がってしまった場合は、以下の方法で対応できます。

  • ジャンプスタートで復旧

  • バッテリー交換

  • ロードサービスを利用

一度バッテリーが上がると性能が低下していることが多いため、早めの交換が安心です。

なお、ノートe-POWERの12Vバッテリーは一般のクルマと異なり、トランク(ラゲッジスペース)下部に搭載されています。ボンネット方面には発電用エンジンと、その別の電気関連機器が搭載されていますので、ジャンプスタートで助けてもらう場合には注意しましょう。

またこのスペースにはジャッキや空気圧計など保守用品も収められていますので、一度確認してみるといいかもしれませんね。

予防するためのポイント

日頃から以下を意識することで、バッテリー上がりは防げます。

  • 週に1回は30分以上走行する

  • 2年以上使用したら点検・交換を検討

  • 電装品の使用状況を見直す

駆動用バッテリーはあくまで走るための電力を蓄えておくものです。したがって、電装品などへの電力供給はできません。走る以外に必要な電力は基本的に12Vバッテリーから供給されます。なので、一般のクルマと同様、停車中は電装品を消してあるか、よく確認しましょう。