車の維持費が高くて「このまま乗り続けるべきか否か…」とお悩みではないでしょうか。

まずは何にどれだけのお金がかかっているのかなど、実際に金額を確認し計算してみて、抑えられる部分があるのか調べていくことから始めましょう。

車の維持費は1日2,000円

車両価格300万円の車。購入して7年乗るとすると、かかるお金は1日約2,000円。

月に約6万円にもなるってこと、知ってましたか?

仮に300万円(諸費用込み)で2000ccの車を7年乗ったとして、どうして1日2,000円の維持費になるのかを計算してみましょう。

→例としてトヨタノアの新車見積もりを見る

1自動車税

まずは年1回かかる自動車税。

自動車税は、初年度分は諸費用に含まれているものとして計算から外すと、翌年度から5回(7年目は先払いのため払わないとして計算)支払うことになります。

すると、

39,500円×5回=197,500円。

7年間に約20万円支払う

ことになりますね。

2車検代

次に車検代。

ここでは自動車重量税、自賠責保険、車検基本整備費用などを見ておきます。合計するとだいたい1回の車検が約10万円前後となり、3年先と5年先の合計2回の車検を受けることとなります。

約10万円×2回=20万円。

7年間で車検代は約20万円

見ておく必要がありますね。

3任意保険代

最近では任意保険は外資系の登場でかなり安くなってきています。

代表的なソニー損保で30歳以上担保で見積もりしてみますと、年間約9万円の見積もりと算出されます。

事故がないと少しずつ割引になっていきますが、事故を起こすと3割増になってしまうため、ここでは一旦年間8万円で仮計算とし、

年間約8万円×7年=56万円。

7年間で保険代を約56万円

と計算しておきます。

4ガソリン代

人によりけりではありますが、平均的な計算で年間10,000キロ計算でガソリン代は計算しておきましょう。

カタログ掲載のリッターあたりの燃費は16キロ。実燃費は10キロ前後といったところでしょうか。

レギュラーガソリンの単価を150円として計算すると、年間使用するガソリン量は

10,000キロ÷10キロ/㍑=1,000㍑

で、

1,000㍑×150円=15万円。これを7年ですから、

15万円×7年=105万円

7年でガソリン代は約105万円

見ておく必要があります。

かんたんな合計金額

車両代の300万円とは別に、

  • 自動車税の20万円
  • 車検代の20万円
  • 任意保険が56万円
  • ガソリン代が105万円

これを合計すると単純計算で

7年間で車にかかるお金は501万円

ということがわかります。

それを単純に7年の84ヶ月で割ると月々59,642円。

1日換算に直すと1,988円

ということがわかると思います。

本当にその車が必要なのかを考えるべし

先程の金額は単純計算ですので、正確な金額ではありません。車をぶつけたりタイヤを交換したりすれば、その分追加でお金はかかってきますが、逆に車を売却するときには買取価格がついたりしますので、最終的な1日換算の金額は変動はします。

しかし今、維持費が高いと悩まれているのなら、本当にその車が必要なのかを考えるようにしてみましょう。

今のところ税金は安くならない

のは間違いない事実であり、やれガソリンが高い、車検代が高いと嘆いても、残念ながら嘆くだけ無駄。ちっとも安くなる傾向はありません。

ですから今お乗りのお車が、本当に必要なのかを考えてみて、将来の為に少しでも備えるに越したことはありません。

ワンボックスに乗っているのなら
本当にそんなに大きな車は必要なのかを考える。

ほとんど乗らない車であるのなら
レンタカーにすることも考えてみる。

古い車で燃費が悪いのなら
軽自動車の新しい車に変えてみる。

など、車にかかる維持費を少しでも安くする努力をしてみましょう。