車の異音はさまざまありますが、ここではエンジンルームからカチカチいってかからない場合、何が考えられるかを説明しています。順に見ていきましょう。

カチカチという音でエンジンがかからない場合

まずはエンジンがかからない場合です。

バッテリー上がり

原因として一番に考えられるのはバッテリー上がりです。

キーを回してもカチカチとスターターの音がするものの、バッテリーが放電しているので、エンジンを回転させるパワーがなく始動できません。

車に頻繁に乗るようであれば、問題ないですが、長期間(1カ月から2カ月以上)乗らないようであれば、放電を防ぐ為に、バッテリーのマイナス端子を外したほうが良いでしょう。

修理費用

バッテリーの電圧は、エンジン停止時で12.5Vくらい、エンジン始動中であれば13.5Vくらいが標準値です。これを下回るようであれば、充電もしくは、交換が必要です。

  • 充電 2000円前後
  • 交換 工賃1000円前後 
  • バッテリー 4000円~

オルタネーターの故障

オルタネーター内部の電気回路不良もしくは、駆動しているベルトが滑っていたり切れると、充電できないのでバッテリー上がりを起こします。充電系に不具合がある場合は、メーターパネル内の充電警告灯が赤く点灯します。

オルタネーターの耐用年数は、10年以上あると言われていますが、古い年式の車は、10年経たないうちに内部のレギュレーター(電子部品)が故障するケースが多いので早めの交換がおすすめです。

※修理費用 

  • 工賃 1万円前後 
  • オルタネーター(新品)5万円前後  
  • リビルト品1万円~2万円前後

セルモーターの故障

セルモーターのギアの飛び出しが悪いと、エンジンのリングギア(フライホイール)と、うまく噛みあわず「カチカチ」音がして、エンジンが始動しない場合があります。

応急処置としてセルモーターをハンマーで軽く叩くなどすると、その衝撃でギアが飛び出してエンジンがかかる場合もありますが、あくまでも応急処置ですので、また同じ不具合が再発する可能性が高く、すぐに交換する必要があります。

一般的な自動車であれば、10km15km走行の寿命はありますが、バイクなどの2輪車は、半分以下の5kmくらいですので、早めの交換がおすすめです。

※修理費用

  • 工賃 5000円~15000円前後
  • 部品代 3万円~5万円前後

アイドリングでカチカチ

エンジンはかかっているけれど、アイドリングでカチカチ聞こえる場合

インジェクターの作動音

ガソリンを噴射するときのインジェクターの作動音が「カチカチ」音です。タペット音と音色が似ていて、発生する周期もほぼ一緒なので、共鳴してかなり大きく聞こえ室内まで透過する場合もあります。

直噴方式のエンジンでは、超高圧の燃料を専用のインジェクターで噴射するため、普通のインジェクターよりも作動音が甲高く大きめです。

いずれも通常の作動音程度であれば問題ありませんが、1気筒だけ特に大きい場合など、明らかに異常音がする場合は、インジェクター内部の摩耗や故障が考えられるので、交換が必要です。

※修理費用

  • 工賃 5000円~1万円前後
  • 部品代 1本 1万円前後     
  • 直噴方式 1本 2万円~