レバレートとは、わかりやすく言うと、工場としての1時間あたりの基準工賃。いわば工場自体の時給とも言いましょうか。

その修理工場に、1時間で終わる仕事を頼んだとしたら、一体いくら位の費用を請求されるのか、その目安となる工賃のことと思えばよいでしょう。もちろん、作業にかかる時間の計算は、新人整備士と熟練整備士によって異なるので、平均的にかかる時間で計算します。

レバレート算出例

たとえばファンベルトのレバレートを算出するとします。もちろん車によって、作業時間は異なりますので、車ごとの工賃を新人整備士では2時間の作業、熟練整備士なら1時間半の作業だったとします。

それを基本の軸として、間を取って1時間45分とする・・・ という計算です。そこにその工場としての基本工賃をかけて、最終の工賃を算出するのです。

ただしそのレバレートも、各工場どころか同じメーカーのディーラー間によってもさまざま。例として確認できた範囲として、同じホンダのディーラーの安いところで7,000円前後、高いところでは10,720円という工場もありました。もちろんこれは外車ディーラーや町の修理工場によっても変わってきます。今お乗りの車種によって出される工場も変わるかとは思いますが、高いところは際限なく高くなるなど、

出す工場によってレバレートは違う

ということを念頭に置き、計算するようにしましょう。